とびきり輝く世界について/著者:安藤真由美

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書籍情報

タイトル

お金の知識があるだけで

あなたが見られるはずの

とびきり輝く世界について

発刊 2024年1月9日

ISBN 978-4-296-00179-8

総ページ数 342p

著者

安藤真由美

コンサルタント。
金融機関での22年間の勤務経て、ブリリアントライフ代表として独立。

出版

日経BP

もくじ

  • 序章 最高の旅に出発しよう
    • 「貯める」「稼ぐ」「増やす」の中から自分が得意なものに重点を置く
    • 自分の人生の舵を他人に渡してはいけない
    • お金とのつきあい方では、自分らしさを何より大切にする
  • 第1章 お金とつきあう前に準備すること
    • お金が整えば、自信が生まれる
    • お金について知ることは世の中を知ること
    • コラム いい人ほど、自ら「自分に不利な考え」に従ってしまう
    • 自分への投資は最高の投資
    • お金と同じくらい、あなたの時間やエネルギーにも価値がある
  • 第2章 心地よく貯める
    • キリギリスもアリも危険な生き方
    • お金の問題はお金がないことではない
    • 投資をするのは学んでから
    • 節約をがんばるより、何に使うかを見直した方が貯まる
    • 浪費とは後悔のある買い物のこと
    • 一銀行1000万円以上は預けない
    • 見直しはサブスクからすると、大きく「整理」できやすい
  • 第3章 自分らしく働いて稼ぐ
    • FIREはおすすめできない
    • 大切にしている価値感と譲れない想いがある人の方が強い
    • 経済的自立は人生の自立
    • 本当にやりたいことを、自分らしい働き方で始めよう
    • 副業をしよう
    • 自己投資なくして、安定したお金の道はありえない
    • コラム 臨時収入は、未来の自分への贈り物に
  • 第4章 むりのない投資で増やす
    • 投資とは、「車の運転」のようなもの
    • まずは自分が投資する商品がハイリスクなのか、ローリスクなのか把握する
    • あなたの「時間」「知識」「リスクにどれだけ耐えられるか」の3つで投資をどうするか決めよう
    • 投資を実際に一緒にやってみよう
    • 目論見書のどこをどう読めばいいのか
    • リマインダーをセットしてモニタリングするためのしくみをつくる

どのくらい働きたいか

 自分で学び、スキルを磨いて、稼ぐ力を高めていくのが、最も確実に「お金を増やせる」方法です。

 現在の保有資産と照らし合わせて、おおよその必要な金額がイメージできるでしょう。

 そこで立ち止まって、1週間の中で何日、1日何時間がよさそうか。何歳まで働き続けたいか。自分が働きたい時間の総数を出してみましょう。

 あなたの単価がわかったら、希望する月収や年収、何年働かなくてはならないかを逆算してみるのも良いと思います。

 逆算して、稼ぐ力をどのくらい磨けばいいかを把握しましょう。知識をつければ、選べる範囲が広がります。

 できることと、やりたいことは一致しないので、今得意なことばかりを磨く必要はありません。どうせやるなら、もともと好きな事やつい夢中になってしまうことをマネタイズする方法を考えると良いでしょう。

何に使うかを見直す

 値段の高いものに出会ったとき、我慢するか、一期一会だからと購入するか、人それぞれだと思います。

 一番大切なのは、自分にとって何が本当に大切かを考えてみることです。使ったお金や時間、エネルギーを大きく上回る効果が得られるのであれば、購入しても良いのではないでしょうか。

 節約を頑張るよりも、メリハリのある使い方が重要です。

 節約を頑張りすぎるとストレスが溜まります。余裕のない状態になってしまうかもしれません。

 使ったことに気づいていないサブスクなどの月額出費や、後悔をともなう出費は、浪費となります。

投資とギャンブルは別物

 宝くじは還元率が45%となっており配当にまわるお金が少ないのです。公共競技やパチンコはもう少し還元率がありますが、胴元が確実に儲かり、やればやるほど負ける金額が増えていく仕組みとなっています。

 一方で、金融商品への投資は運まかせではありません。学ぶことで世の中を知ることもできます。

 もちろん投資にもリスクがあります。プロのファンドマネージャーさえ、確実にもうけ続けることは難しいのです。

 何も学ばずに、新興国の投資信託を買って、その国の経済や法制度などを知らないままお金をかけることはギャンブルと同じです。

 正しい知識と管理方法を勉強すれば、リスクを抑えられて、資産を増やすことができるでしょう。

おまかせコースに注意

 ファンドラップという商品は、投資資金を振り込んだら、運用はすべておまかせできる商品となっています。

 ですが、証券会社からのすすめで数百万円を投資して損をしたという話が後を絶ちません。

 資産が半分以下になったという相談では、ファンドラップの内容が手数料が高く運用成績のよくないファンドが組み込まれていました。

 販売する側にしてみれば、知識が乏しい人に高い手数料の都合がいい商品をオススメして営業成績を伸ばすことを考えるでしょう。少し知識があれば、リスクの説明不足や回転売買の勧誘、顧客を軽視した対応などを告発することができます。営業者としては、行政処分が怖いのでまともな金融商品の勧誘に切り替えるはずです。

 本当に任せていいのかの判断は自分で行い、調べるようにしましょう

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