利回り18.5%を実現する米国債投資/著者:ようへい

※ 毎朝、5分以内で読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

書籍情報

タイトル

元証券マンが教える

利回り18.5%を実現する米国債投資

発刊 2023年10月20日

ISBN 978-4-04-606475-2

総ページ数 207p

著者

ようへい

独立系ファイナンシャル・プランナー。個人の資産運用を本業にして10年以上が経ち、これまで1000名以上の家計管理に対応。特に純資産数億円~数十億円を多く担当している。

出版

KADOKAWA

もくじ

  • 年利18.5%も実現⁉ 1分で分かる米国債投資の儲け方
  • 第1章 資産形成「基本のキ」! 収支管理とゴールの見定め
    • 資産形成の第一歩はお金の流れを「見える化」すること
    • P/Lで収入と収支を「見える化」してみよう
    • B/Sで資産・負債を「見える化」してみよう
    • 無形資産である「人的資本」という項目
    • お金の動きを知った上で理想の生活をイメージしてみよう
  • 第2章 利息&売却益で2度おいしい! 本当は儲かる債券投資
    • 債券投資の基礎知識
      • 債権は期限付きの「借用書」
      • 債権の種類は「発行体」と「目的」でさまざま
      • リスクの違いで捉える「円建て」と「外貨建て」
      • 超シンプル! 「債券」と「金利」の関係
      • 債券の信用格付けを活用しよう
    • 債券投資の利益
      • インカムゲインでコツコツ稼ぐ
      • キャピタルゲインで大きく稼ぐ
    • なぜいま債券投資が注目されているのか
    • 債券投資のデメリット
      • 敢えて言っておきたい5つのリスク
      • 既発債に投資すると元本が全額返ってこない場合もある
      • 債券投資は手数料が高く自由度が低い
      • 償還前提のインカムゲイン狙いはリターンが限定的
  • 第3章 EFTなら超手軽! 米債券を実際に買ってみよう
    • 債券投資は個別銘柄化ETF(投資信託)か? メリットとデメリットを徹底解説
    • 個別債権を買う時の4つの選択肢
    • 短期間で大きな利益を狙うなら「高格付けの長期債」
    • 債券投資の派生型
      • 米金利高ならチャンス有「外貨MMF」
      • 知っておいて損はない「ドル建て生命保険」
    • 今注目したい債券ETF
      • 米国債投資の初心者はまずコレ「AGG」
      • キャピタルゲインを狙うなら「TLT」
      • 東証上場のため日本円で購入可能「2621」
      • TLTのゼロクーポン債バージョン「EDV」
      • ハイリスク・ハイリターンの「TMF」
  • 第4章 金利上昇時の長期債を狙え! 米国債売買のタイミング
    • 債券投資は金利優先で買え
    • キャピタルゲインを狙う時のコツ
    • 金利が下がったあとの再投資はどうすれば良いのか
    • 米国債がデフォルトする危険性はあるのか
    • 債券投資の疑問・質問
  • 第5章 雪だるま式に資産増加! インカムゲインの再投資
    • 資産形成の大きな味方「複利効果」
    • 再投資の選択肢
      • 再び債権を買う
      • 債券以外のインカムゲイン型資産を買う
      • キャピタルゲイン重視の株式を買う
      • 自己投資に充てる
  • おわりに

はじめに

 証券投資は償還日まで決められた金額でクーポンをもらい続ける投資です。

 高配当投資のように、債券投資は年利おおむね「3%~7%」のクーポンが自動的に懐に入ってきます。さらに、債券ETFであれば、多くの日本株の高配当銘柄よりも少ない元手で投資商品を買うことができるのです。

 米国債投資のメリットは、安全な資産なこと、定期収入が望めること、売却益も得られることです。

 高金利で債券価格が下がっている時期に債権を購入しておけば、安定して利息を受けながら、手放したくなれば売って売却益を得ることもできます。

インカムゲインでコツコツ稼ぐ

 債券投資で利益を出す方法が利金によりインカムゲインです。債券の額面金額に対して一定の利率で支払われる対価のことで、クーポンとも呼ばれます。

 インカムゲインは、資産の保有中に得られる収入です。債券だと利金、株式投資なら配当金、不動産投資なら家賃収入、投資信託なら分配金になっています。

 債券は、毎年一定金額のインカムゲインを吐きだす金融商品です。購入額に対して、一定の利率分の利金の支払いが約束されるため、基本的に金利変動に関係なく利金を受け取ることができます。

 株式投資や投資信託でインカムゲインを狙う場合とは異なり、債券は価格変動や金利変動などで元本が毀損される可能性が低く、満期日まで保有すれば単価100で額面金額が返済されます。

初心者は「AGG」

AGG
iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF
純資産 約900億ドル(日本換算で約13兆円)
ブルームバーグ米国総合債券インデックスと連動している有名なETFです。

 AGGの株価を見ると、2022年から下落が続いています。コロナショックで低下していた米国の金利が、2022年から上昇したことで下落したと考えられるのです。

 この下落は「金利が上がれば債券価格は下落する」という債券の特徴を考えれば自然な反応です。将来的に米国金利が低下すれば株価は上昇していくでしょう。

 AGGは債券市場において非常にポピュラーな銘柄です。イメージとしては株式市場におけるS&P500の立ち位置となっています。

債券投資は金利優先で買え

 投資全般に言えることですが、取引したいけれど、「価格評価が下がるかもしれない」と足踏みする人が多い印象です。また為替レートを気にする人もいるでしょう。

 しかし、米ドル/円のレートが下がった、上がったについてはあまり気にせず、金利優先で買った方が長期的な勝率は高くなります。

 2023年9月における米国10年債利回りは4.0%~4.3%ほどで推移しており、リーマンショック以降では最高水準です。債券の金利と債券の価格は逆相関する性質を考慮すると、市場金利が高い=債券価格は下落してると考えられます。

 米国の債券相場は歴史的なバーゲンセール状態だと考えられるのです。

再投資の選択肢

 運用益の再投資の仕方は様々です。

 金利が高い状態が続いているなら、再び債権を購入するのもありです。複利のようにインカムゲインを増やすのを狙います。

 他のインカムゲイン型資産に投資するのもおすすめです。高配当株やREITなどを購入するのが王道でしょう。

 S&P500のようなキャピタルゲイン重視のインデックスファンドを購入していくのも手です。

 自己投資に充てて、本業の収入を伸ばすことも、サラリーマンには重要となっています。むしろ、資産形成層のうちは、金融投資や不動産投資にお金を使うよりも、人的資本の強化にお金を使った方が利回りが高いことが多いはずです。

購入リンク

※amazonの商品リンクです。画像をクリックしてください。

電子

※amazonの商品リンクです。画像をクリックしてください。

(Visited 28 times, 1 visits today)
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です