※ 毎朝、5分以内で読める書籍の紹介記事を公開します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
目次
はじめに
それぞれの企業の各々の楽しさは、それぞれ「世界一」です。
それぞれの企業理念から経営者の生き方、技術など、すべての企業やビジネスパーソンが学ぶべき本来の企業の在り方、発想、多くの大企業が忘れたビジネスの原点をあらためて考えさせる貴重なヒントに満ちています。
書籍情報
世界でいちばん楽しい会社
夢を追う12の起業家たち
早川和宏
三和書籍
百年計画標語
DACグループでは、毎年、石川代表の考えていることを「スローガン」という冊子にして社員に配布していました。DACグループという大家族が考えを共有するためです。
そこには100年計画標語として「世界で一番楽しい会社をつくろう!」と書かれています。社会人は人生の半分以上を会社で働くことになります。その会社が楽しくなければ、人生の半分もまた楽しいものではありません。
DACグループでは全社員が石川代表とともに、冒険やスポーツ、趣味やイベントを楽しみ、田植えや野菜、リンゴの花摘みなどのグループ研修をするのが盛んにおこなわれます。
教育、研修に力を入れて「人間力」を養う活動をするのは、当然のことなのだそうです。
日本のデジカメ
日本企業が作るビデオカメラ、デジタルカメラが世界で圧倒的な人気を誇る理由は、色の正確性にあります。
セリックの人工太陽照明灯を使えば、昼夜問わず色彩の評価をする必要がありません。この人工太陽照明灯を大量に導入した日本のメーカーがデジタルカメラで世界一を独走できたのです。
その技術を活かして、高齢者の見守りようのシステムやセンサーなどの開発など、面白い発想を形にしていくために取り組んでいます。
20分でできる豆腐
豆腐は「畑の牛肉」と言われるほど、栄養豊富と知られています。
栄養が豊富で美容と健康にいいとして、宣伝している「百幸豆腐」は、オカラを出さないことで大豆の栄養素をそのまま豆腐に反映されているとのことです。
ビジネスとしてみた場合、豆腐の製造には大変な時間と手間がかかるというのが常識です。そんな環境もあって、町の豆腐屋さんも廃業になることがあります。
「百幸豆腐」の凄いところは、作業工程が少なく、廃棄物が少ないところです。大豆を超微粉末する工程から、豆腐製造機の導入と豆乳の活用などを用いて20分ほどで豆腐ができてしまいます。
豆腐の販売だけではなく、業務用豆腐製造機と豆乳の提供を行うことで、定期的な利益を得ようと展開中とのことです。
感想
サイト管理人
10年前の面白い企業を紹介する書籍を読んでみました。
日本の食文化の中で画期的な商品や、今でも強い電子カメラの会社などが紹介されていました。
スマホが浸透して1、2年という時代に、どんな企業が注目されていたのかがわかります。まだ物販職の強さうかがえる内容です。スマホをみんなが持っていて、情報をリアルタイムで共有するという社会についていっていない印象があります。
地酒、農家の特産品、化粧品、ITへの取り組みなどが、本として売りに出されていたということです。今であれば、ふるさと納税の記事などで確認できるようなものです。たった10年ですが時代を感じました。ITに至っては、今はWeb3とかの書籍で専門的に語る書籍がほとんどだと思います。
紹介される企業努力が古いものに感じるかというと、アイデアを形した工程が感じられて意外と新鮮に受け入れられるものです。
東日本大震災の約1年後という背景も感じられて、10年前の気持ちを振り返ることができたかなと思います。
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