※読んだ本の一部を紹介します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
はじめに
事業を始めるにも働き方を選ぶにも、選択肢は複雑化し、「誰にでも当てはまる答え」というものはなくなりました。一人ひとりが考えて、前に進まなければなりません。
答えのないゲームに勝つということも大事ですが、それ以上に「答えのないゲーム」を楽しむ術を学ばなければならないのです。
目次
書籍情報
タイトル
「答えのないゲーム」を楽しむ
思考技術
著者
高松智史
考えるエンジン講座を提供するKANATA設立者。コンサルタント。
NTTデータ、BCGでの経験を活かした講座は法人でも人気を博しています。
出版
実業之日本社
答えのないゲームの戦い方3ルール
戦い方3ルール
①思いつきのプロセスより、過程のプロセス
②2つ以上の選択肢を作り、選ぶ
③炎上しても構わない、議論することが大前提
目的に至るまでの24のプロセスを創り、そのプロセス毎に8つほどのアイデアを用いて選択するのが理想的です。
そして、議論をする場では炎上しても構わないので、話し合いましょう。練りに練った策でも否定する人は現れるものです。
とりあえず作業に注意
コンサルタントという仕事は「調べる」→「考える」→「アウトプットする」の繰り返しです。日々あらゆる手段で物事を調べていました。
何度となく、情報収集に助けてもらったのが、国会図書館です。蔵書数日本一で、発行された本がほとんど揃っている国会図書館にはマイナーな業界雑誌なども用意されています。
とりあえずヤってみてから考えては、時間がかかりすぎてしまうのです。
モノゴトを考えるプロセス
考えるプロセス
●ステップ1:論点を立てる
●ステップ2:ファクトから示唆を抽出する
●ステップ3:仮説をつくる
●ステップ4:仮説を検証する
まず調べて、類似例からどんなことが言えるかを抽出します。
辻褄を合わせて筋道を立て、その仮説を検証するのです。
ステップ3とステップ4を繰り返し行うことで、プロセスを終える評価物ができるでしょう。
ビジネスであれば、具体的にお客様を想像してみるといいかもしれません。
暗記ドリブン
「難題に出会う→何となく解き始める」というのが理解ドリブンです。
「難題に出会う→暗記したことを思い出す→それを元に解き始める」というのが「暗記ドリブン」になります。
ミリミリと「暗記」するのは、ストレスがかかります。ですが、再現率を高めたいのであれば、暗記してモノゴトに取りかかる方が効率がよいのです。
頭に入れた情報を教科書のようにすることで、すぐに取り出せるようになります。
感想
サイト管理人
完璧でなくていいから実行しようと促す書籍が多いなか、調べてちゃんとプロセスを考えようというのが本書です。
話し言葉が混在していたり、デザイン性が高すぎて読みにくかったり、ある章とある章を比べ読みすると矛盾していたりと、ちょっと統一感もなく混乱する読み物になっていました。万人にお勧めできる本ではないのは確かです。
プロセスを考える部分では、嚙み砕いた情報で考える方法が載っています。プロセスだてて考えることをしていなかった人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。
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