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目次
書籍情報
幸せな国・デンマークでの気ままな生活
北欧、暮らしてみたらこんな感じでした
日暮いんこ
ホワイト企業に就職するも、考えすぎる性格により燃え尽きる。現在はフリーランスのライター、イラストレーターとして活動。
大和出版
- はじめに 「ほっこりとした安らぎ」は、ごく普通の暮らしの中にあった
- PARTI 北欧で暮らす私のゆるい 24時間 ~なんでもない日の朝起きてから夜寝るまで~
- ●8:00 起床、朝の支度
- 朝散歩でいい気分
- コーヒーがぶ飲み
- 朝ごはんはSkyr
- 北欧溶け込みファッション ( カジュアル編)
- ちょっといいもの編
- アクセサリー編
- 雨の日編
- 9:00 デンマーク語レッスン
- デンマーク語は簡単
- デンマーク語でありがとう
- 適当なデンマーク語
- ● 10:00 家を出る
- すごいぞ、イエローカード
- ゴミ出し天国
- 通勤は自転車レース
- いざ! マイカー出勤
- 10:30 ミーティング
- 残業しない働き方
- 12:00 ランチ
- 国民食・スモーブロ
- 落とし前ケーキ
- 逆・バースデーケーキー
- 16:00 退勤
- 仕事はあくまで生活の一部
- 16:30 スーパーへ買い出しに
- レストランは特別なときだけ
- オコロギスクマーク
- 鶏の幸せは買えるのか
- ペットボトルのデポジット制
- 17:00 夕食・家事
- オーブンにぶち込み完成ごはん
- レシピ通りに作らない
- どうでもいい私の洗濯事情
- 20:00 寝る時間までダラダラ
- ネット通販奮闘記
- テレビで近所の人を応援
- 23:00 寝る支度
- スキンケア事情
- ゆすがない! 北欧式歯磨き
- COLUMN1 「頑張りすぎ」から気まま生活へ
- ●8:00 起床、朝の支度
- PART2 北欧で暮らす私の春 ~ふらりと出かけたくなる、心が躍る季節~
- 小鳥を愛でたい
- 馬もペット?
- ハリネズミと野うさぎ
- にんじんがおやつ
- シナモンまみれの25歳未婚
- 非・ロマンチックなデート文化
- 改札機がない!
- カフェでカルダモンスヌア
- ゆるりと、コペンハーゲン空港
- 長距離移動する問題
- 伝説のおしゃれスーパー
- レゴの国
- COLUMN2 シン・頑張り方
- PART3 北欧で暮らす私の夏 ~サマーバケーションは、のびのびマイペース!~
- 夏休みは何週間取る?
- 質素な贅沢? サマーハウス …..
- 冷たいボウルへの熱烈な愛
- ツールドフランス、のんびり観戦 高級ジャガイモの世界
- はじめての「Burning Love」
- アイスクリームワゴンが来た!
- デコトラックは成長の証
- 小さくても強烈においしい、 いちご
- 年中半袖Tシャツ (屋内に限る)
- COLUMN3 頑張らないことを決める
- PART4 北欧で暮らす私の秋 ~まったりモードで過ごしたい、 映画&ゲームの季節~
- デンマーク映画ってこんな感じ!
- デンマーク版GTO
- 金曜日はグミ買いまくる日
- リコリス依存症への扉
- チョコレートは、マラブ!
- デンマーク王の虫歯
- 敬語がない!
- ヤンテの掟をどう思う?
- ヤンテの掟、 実践編
- デンマーク発! ボードゲーム
- COLUMN4 楽しくするために何ができる?
- PART5 北欧で暮らす私の冬 ~寒さの本番、 ほっこりヒュッゲで冬ごもり~
- 暗い冬とポケット太陽
- ビタミンD、足りていますか?
- カフェで放置されたベビーカー
- カウントダウンキャンドル
- カウントダウンしまくろう
- スパイス香るホットワイン
- クリスマスランチは7時間
- 年越しの必須TODO 181
- 恐怖のアマチュア花火大会 … 182
- COLUMN5 私にとっての「ヒュッゲ」とは
- おわりに 「ヒュッゲ」 はすぐそばに
書籍紹介
日暮さんは、日本での忙しい生活から一転してデンマークに移住し、北欧のビジネススクールやデザインスクールで学びながら、フリーランスのクリエイターとして活動する中で「5つの時間」という概念を提唱します。それは、セルフケア、自分軸、シングルタスク、クリエイティブ、そしてヒュッゲという時間です。これらの時間を大切にすることで、仕事もプライベートも充実させる方法を伝授しています。
時間の大切さ
本書は、デンマークという国が持つ独特の雰囲気や人々の温かさ、そして自然と共にある生活の楽しさを描写しています。日暮さんの視点から見たデンマークの日常は、読者に「今、ここにある幸せ」を再認識させるものです。彼女は、忙しい毎日の中で見失いがちな心の豊かさや、自分自身を大切にする時間の大切さを、デンマークでの体験を通じて教えてくれます。
読者が自身の生活を見つめ直し、もっと自分らしく、心豊かに生きるための指針を与えてくれます。デンマークでの生活がどれほど自由で、かつ深い意味を持つのかを、ユーモアと深い洞察を交えながら語っています。
幸せの再認識に
日暮いんこの作品は、読者に対して「幸せとは何か」、「自分にとっての幸せな生活とはどんなものか」を考えさせるきっかけを提供します。彼女の視点から見たデンマークの生活は、多くの日本人にとって憧れであり、また自分自身の生活を見直す機会を与えてくれるでしょう。
試し読み
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
シナモンまみれの25歳未婚
デンマークには「25歳までに結婚していない男女にシナモンをぶっける」という奇習があります。25歳の誕生日に、噴射機に詰められた約3kgのシナモンパウダーが「未婚」の人を襲います。
16世紀、デンマークが香辛料貿易で栄えた時代に、コショウを扱う「ペッパースヴェン」と呼ばれた商人たちがいました。彼らは仕事に没頭するあまり独身だったため、未婚の男性をからかうためにコショウをかける風習が生まれたと言われています。
1950年代に、コショウからより香りの良いシナモンに変わり、全身まんべんなく茶色くなるまでコーティングするようになりました。
大量のシナモンが鼻の穴に入り、一週間ほどは匂いがとれません。温水のシャワーで洗い流そうとすると、開いた毛穴にシナモンが入り激痛が走ります。冷水で洗い流すのも地元の伝統となっています。
小さくて強烈に甘いイチゴ
日本のいちごは、粒ぞろいで大きく、みずみずしく張っていて宝石のような見た目をしていますが、デンマークのいちごは野いちごのような見た目をしています。
酸っぱいイチゴを想像していましたが、酸味がほとんどなく、強い甘味が特徴になっています。ケーキやタルトなどに良く使われています。
ヤンテの掟
デンマークや北欧圏において、自分の功績や有能さについてPRすると、驚かれます。「自分で自分をPRしないと、PRするものがないと見なされる」という文化や教えがあるからです。
謙虚さを評価するところは、日本の文化と似ているかもしれません。個人のスキルや貢献が大切なのは変わりませんが、謙虚に表現し、チーム全体の成功に貢献する姿勢を持ち続けることがポイントです。