※ 毎朝、5分以内で読める書籍の紹介記事を公開します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
目次
はじめに
経済事情やお金を増やすための基本的な知識、具体的な知識、リスクの低い方から記述しています。
書籍情報
リスクが嫌いな人のお金の教科書
いま50万円あったら、こうしなさい!
横山利香
日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー。金融系出版社を経て独立。株式や不動産など、投資に関する執筆やセミナー、投資塾などを開催しています。
WAVE出版
節約だけでお金は増えない
UnsplashのAnnie Sprattが撮影した写真
半年、1年と節約を行う時間が長くなればなるほど、効果を実感できる節約が少なくなってきます。節約できることには限りがあるため、お金を増やすという観点で節約生活を考えた場合には致命的な弱点が存在するのです。
お金に無頓着だった時は節約することによってつくりだされるお金も大きいので、電気契約、各種保険料の見直し、携帯電話を格安にする、サブスクの解約、新聞や固定電話を撤去、ヤクルトを含めた訪問販売の拒絶といった効果が大きなものから今すぐ実行しましょう。
しかし、できる限りの節約を行ってしまえば、それ以上お金をつくりだすことはできません。節約生活では使えるお金を増やしてくれますが、収入は増やすことができないので注意しましょう。
研究して自分に合うネット銀行を探す
Image by Alexander Fox | PlaNet Fox from Pixabay
大手の住信SBIネット銀行も、キャンペーン時にには0.2%の定期金利を提供し、大和ネクスト銀行、オリックス銀行、あおぞら銀行インターネット支店、楽天銀行、などのネット銀行の種類があります。
普通銀行よりも定期金利が高く設定されていて、ボーナスなどの時期には各銀行が独自にキャンペーンを行います。自分にとって有利な金融商品、ネット銀行がないか調べておいたほうがよいでしょう。
ネット銀行というと、一般的な店舗がないので利用に不安を感じる人も多いと思いますが、預金残高や保有する金融商品に応じて、ATMを利用する際にかかる手数料が無料になる場合もあります。不便に感じることもなければ、ネット銀行のアプリの使いやすさに便利を感じることもあるでしょう。
景気低迷時のREIT
UnsplashのBreno Assisが撮影した写真
REIT(不動産投資信託)は株式と同じように証券取引所に上場しているので、価格は時々刻々と変化していきます。損失が発生してしまうリスクも、もちろんあるのです。
分配金の利回りは2009年ごろは現在よりも高く8%程度でした。リーマンショックの翌年です。日本をはじめ世界経済は低迷していました。
景気が悪くなれば、リスクをとってまで投資をしようという人は少なくなり、株式市場は下落します。景気が低迷している時こそ、分配金が安定的に支払われるのが不労収入の魅力なのです。
世界的な金融危機により金融商品が売られた結果、REITの高い分配金利回りをつくりだすことができました。REITの価格は安くなっているので、その分配金で買い増しをすることができ、不況時の不労所得収入減少の対策にもなるのです。
分配型ファンドをおすすめしない
Image by Markus Winkler from Pixabay
複利運用には、できるだけ分配金を受け取らずに投資元本に加えていくのが基本です。
分配型ファンドでは利益から常に分配金を支払っているので、投資効率から言えばいい金融商品とは言えません。
分配金を出すたびに、分配した分だけ、投資信託の価値である基準価格が値下がりします。
運用益だと思っていた分配金が、実は老後の生活費として準備していた元本から取り崩していたものと後からわかっても、どうすることもできません。
分配型のファンドの購入を考えている場合は、運用報告書などで運用状況などを必ず確認するようにしてください。
感想
サイト管理人
FPでなくとも、これくらいのお金の向き合い方はしてほしいものです。「お金がない」「お金が欲しい」という割には、資産を増やす行動をしていません。
分配型であってもインカムゲインを長期的に考えて投資するなら、考えてみてもいいかもしれません。余裕ができたら、キャピタルゲインをリスクを少なく投資信託なりで複利構成をとるという形も考えられます。
「たった50万円の投資なんて、リターンが無さすぎる。お金はお金が好きと言うけれど~」と必ず言う人がいますが、貯蓄するお金があるなら長期で投資したほうが、将来お得ですと教えています。生活圏の金融プランをアドバイスする人の方が、起業家や資産家やユーチューバーよりも一般人の金融プランに詳しいはずです。
複利は早く始めれば始めるほど有利に展開していくものだと思います。こういった生活経済の本などで、投資の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。
購入リンク
紙
※amazonの商品リンクです。画像をクリックしてください。
電子
※amazonの商品リンクです。画像をクリックしてください。