※読んだ本の一部を紹介します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
はじめに
新型コロナのパンデミックにより、根本的な前提を考え直し、新しい行動パターンを採用し、私たちは数々の貴重な教訓を学びました。
取り組み始めたものを上手く行かないからと昔の働き方に戻るのか、仕事の在りかたを設計し直し生産性と充実感を高められるのかが、問われているのではないでしょうか。
これらの選択することを助けるために、私の研究とコンサルティングの経験に基づくデザインプロセスを提案したいです。
目次
書籍情報
タイトル
リデザイン・ワーク
新しい働き方
著者
リンダ・グラットン
ロンドン・ビジネス・スクール経営学教授。未来の働き方が専門。
世界で権威のある経営思想家として有名です。共作で著作したライフ・シフトはベストセラーになりました。
訳:池村千秋
出版
東洋経済新報社
生産性の「4つの要素」
生産性の土台4要素
●活力
●集中
●連携
●協力
仕事は活力とエネルギーが欠かせません。エネルギーが不足している人は、集中力が続かなかったり、納期を間に合わせることができなかったりします。
集中力が散漫なときは、任務を遂行する能力が下がるのです。認知能力が高いレベルで機能させるには、脳を休めることが必要なことも忘れてはなりません。
連携がうまくいけば、二兎人は円滑に強調し合い、共通の目標に向けて努力をします。連携がうまくいかなくなれば、チームはばらばらになって、つまづくでしょう。
アイデアや改善案を考案する業務もあります。そのような業務に取り組むときは、仲間とアイデアを共有しなくてはなりません。ひとりの人間の能力を超えた成果を期待できますが、協力できないと他の人のアイデアに抵抗感を示すようになります。
バーチャルな連携
バーチャル連携を表す単語
●ビデオ会議
●テレコミュニケーション
●リモート・インタラクティビティ
●在宅勤務
●ワーク・フロム・ホーム
テクノロジーの進化により、連携の形は大きな影響を受けます。近年は、バーチャル・リアリティ用のヘッドセットを軸にVRテクノロジーの進歩が進んでいます。2021年夏にコンサルティング大手PwCが新入社員を向かい入れるためにVRを活用したことも有名です・
最新技術と、連携のリズムを確立する働き方の変革を組み合わせる必要があるでしょう。
一部の人は在宅ワークができない
在宅ワークが出来ない人
●家庭で育児や介護の主な担い手になっている人
●ルームメイトと一緒に安い家賃で暮らす若者
●医療機関で働く医師や看護師
●工場や物流で働く人
機能しているように思えた機能は、一部の人に機能しないことがわかってきました。若手社員などは、先輩たちとのつながりを失い、職場で他のひとの仕事ぶりを観察する機会がなくなり知識を吸収できなくなってしまうなどの弊害も起きています。
個々のマネジャーがチームのメンバーと話し合い、働き方を機能させる期待がもてるケースもありました。しかし、協動的な意思決定がおこなわれない状況では、しだいに不公平感が高まることが避けられません。
部門やチームによて、働き手に認められる柔軟性や自由度がどうしても異なるのです。
新しい働き方の実践
社員しだい
新しい働き方の実践がうまくいくかどうかは、社員にかかっています。社員が好意的な態度で挑み、トラブルが起きても前向きな気持ちを失わないことが重要です。
全社の人たちを前向きにさせるには、その人たちが出したアイデアや知見やエネルギーを組み合わせる必要があります。
実践するのが難しい理由は、意識的に取り組む事とデザイン思考を実践することが求めらるためです。
感想
サイト管理人
コロナ禍で生まれた働き方にも良い面があると思っていて、それを感じている人も多いのではないでしょうか。
リモートワークやフレキシブルな働き方を捨ててしまうのはもったいないと感じます。
まだ、答えのない働き方への向き合い方なので、はっきりとしたやり方が知れるわけではありません。働く環境を考えるときの参考に本書が役立てるのではないでしょうか。