※読書推薦人が興味をもった部分を紹介します。
目次
書籍情報
タイトル
一生使えるサイズ事典
住宅のリアル寸法 完全版
著者
澤井聖一
出版
株式会社エクスナレッジ
家具の寸法を考える
キッチンの作業台などで作業しやすい高さは、身長×0.55で計算できます。
既製品を使う場合、キッチンの作業台の高さはJIS規格で800mm、850mm、900mmとなっています。この中から、自分の身長にあったものを選ぶとよいでしょう。
陶芸などの繊細な作業を立ってする場合にも、身長×0.55の寸法は使えるでしょう。
各種作業台を考える時は、人の重心点を基準に考えます。工作など力作業が必要な場合は、少し低めに設定するとよいでしょう。
ダイニングテーブルのサイズ
主流のサイズは幅1500×奥行850×高さ720mmです。
最近はダイニングで学習や仕事をすることが多くなりました。大きいサイズが好まれる傾向にあるといえます。
イスの座る位置の高さは、テーブルの高さより280~300mmほどに低い位置に設定するとよいでしょう。
また、テーブル幅が1800mm以上あれば、ノートパソコンでの仕事や子どもが教材を広げて勉強をする空間ができます。
7~8人でダイニングテーブルを同時に扱う場合は、円形テーブルを考慮するのもよいでしょう。
和室の落ち着きを生み出すには
和室では床座が基本姿勢になります。目線の高さも必然的に低くなるのです。取手や天井高なども他の空間よりも低くめに設定します。
座った状態での過ごしやすさと落ち着きをもたらすために、影の演出の重要です。天井付近をあまり明るくし過ぎないように工夫しましょう。壁側に照明を設けたり、間接照明などを使う手があります。
天井高は2100mm、障子などの高さは1800mm程度が目安です。囲われた感じになり、心地よい空間が生まれます。
安全な浴室
安全なお風呂場には、手すり設置が必要不可欠な存在です。
- 浴槽の出入口付近100mm以内
- シャワーまで移動するための手すり、高さ750mm
- シャワーを浴びた後、立ち上がるための手すり
- 浴槽をまたぐときに捕まる手すり
- 浴槽から立ち上がるための手すり
浴槽の出入り口付近に100mm以内に、姿勢を整えるための手すりがあると安心です。シャワーの前には鏡がある家庭が多いと思いますが、安全を考えるなら手すりがよいでしょう。
高齢者や子どもが使用する場合の浴槽の高さ(目安)は、350~400mmです。
読書推薦人
ヒートショックなどの危険も存在します。暖かい浴槽から冷たいタイルに移動するときは注意しましょう。滑りにくく、冷たくない床を選ぶのがおすすめです。
書斎は低くする
天井を低くし、籠り感を演出します。2000mm程度にするとよいでしょう。
開口部は低く小さくして、眺めが集中の妨げにならないように工夫します。襖や障子を設けて自然光だけを採り入れるなどもよいでしょう。
電気自動車に必要な設備
EV専用ブレーカー、手元スイッチ、屋外コンセント、充電ケーブル、充電器の壁掛け、EVコンポプライム(充電スタンド)、などの設備が住宅に必要になります。メーカーによって、サイズが異なります。
植栽
ヤマボウシ、ヒメシャラ、カツラ、サルスベリ、ソヨゴなど造園木があります。樹高3mほどで、冬場以外に見ごろを迎える木々です。
観賞するだけでなく、目隠しにもなります。
ヤマブキなどの低木も良いでしょう。
感想
普段から作業している作業場は、適切な高さや幅を設定していますか?
特に作業環境にストレスがあってほしくありません。そんななか、参考になる書籍がこの本です。
子どもが出来たタイミングや、結婚したタイミングなどで引っ越しをするかもしれません。転職のタイミングで移転するかもしれません。そんなときに建築の寸法知識が、なんとなく頭にあれば快適な環境を作れるのではないでしょうか。
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