※読書推薦人が興味をもった部分を紹介します。
はじめに
人は誰も、「10万人に1人」の才能を持っています。
算命学とは、東洋の王たちが国を安泰に治めるために発展した学問です。
周囲と共に成功するための方法を教えてくれます。
こんな効果が期待できる
- 自分の価値が明確になる
- イライラがなくなる
- 自分が明るくなる
- 職場の雰囲気がよくなる
- あと一歩頑張るバイタリティが出てくる
- 自分らしいワクワクする夢が見つかる
目次
書籍情報
タイトル
持って生まれた力を最大化させる
東洋の成功法則
著者
篠田法正
出版
イースト・プレス
王者の占術を現代に生かす
3千年受け継がれる知恵で自己分析をします。
人間も自然の一部に過ぎません。人間が作り出す社会の現象は、すべて自然界の法則従っているのです。答えは自然の中にあります。
「ありのままに自分らしく生きる」ということは、自然の法則に従うことになります。
「自分軸」を見つけるためには、ありのままの自分を知る必要があるでしょう。
算命学では、生まれながらに与えられる、生涯かわらないもののことを「宿命」といいます。「宿命」は人生において、さまざまな環境により、人の運命を作っていくと考えます。
式にすると、
宿命+環境=運命
宿命は変えられませんが、環境は変わります。そうなると、運命は変えられるのです。
自分軸と偽りのミッション
通常の任務のことを、普通のミッションとします。
ありのままの自分でいることで、見つかるミッションを自分軸とします。
普通のミッションと自分軸を比べてみましょう。
表.自分軸の比較
自分軸 | 普通のミッション | |
---|---|---|
実践継続力 | 大 夢中になっている | 小 気が散りやすい |
モチベーション | 高い・続く やる気にさせなくても、 その気になっている | 低い・続かない やる気にさせる 必要がある |
魅力・求心力 | 大 共感されて人が集まる | 小 利害損得で人が集まる |
アイデア発想力 | 大 集中して考える | 小 批判・批評を恐れる |
心身健康状態 | 良好 心身共に疲れない | 不良 疲労・ストレスが溜まる |
歴史に名を遺したひとや、多くの成功者はみな「自分軸」を持っています。
自分の才能にはなかなか気づきにくい理由は、いくつかあります。
- 「こんなの誰でもできる」と思ってしまう
- 他人の価値観や思い込みに振り回されている
- 現実不可能な幻想を抱いている
こんなことが、よくあります。「自分軸」をみつけられない大きな原因です。
自分が持つ「才能のタネ」
自分の「才能のタネ」は、算命学では「宿命」にあたる部分です。この「宿命」が何に当てはまるのかを見てみましょう。
「才能のタネ」は、陰陽五行論によって5種類の性質に分かれています。更に陰と陽に分かれ10種類の才能があるのです。
5つの性質
- 木性 守備本能
- 大樹や草花がひたすら成長し続けられるように、いまの状態を継続し守り続けようとする性質
- 火性 伝達本能
- 太陽や灯火が光と熱を放出するように、エネルギーを出して伝えようとする性質
- 土性 引力本能
- 大地に人が集まり生活するように、何かを引きつけてまとめようとする性質
- 金性 攻撃本能
- 硬い金属がぶつかって相手を破壊するように、物事の決着をつけようとする性質
- 水性 習得本能
- 水が染みこんでいくように、エネルギーを吸収しようとする性質
10種類の「才能のタネ」
陽 | 陰 | |
---|---|---|
木性 守備本能 | まっすぐ進み続けたい | みんなで仲良くやりたい |
火性 伝達本能 | 無邪気に楽しみたい | 芸術的でありたい |
土性 引力本能 | 奉仕したい好かれたい | 現実・生活・家族を 大切にしたい |
金性 攻撃本能 | 素早く動いて解決したい | 実績を認められたい |
水性 習得本能 | ユニークでありたい | 深く知りたい、教えたい |
人生経験から聞こえる「心の声」
過去を振り返ることで聞こえてくる自分の声であり、感情的な言葉です。
ひとは無意識に現状維持を好みます。無意識というのは、いわば自動操縦です。この自動操縦機能は、何か新しい未知のものを実行することを苦手とします。
自分を見つけて心の声に従い、自分の夢に向かって進もうとするときに、無意識に抵抗するものなのです。
この抵抗に抗うには、自分の価値観を知る必要があります。
価値観を知るための質問
- なぜ、いまの仕事や立場を選んだのでしょうか?
- どんなお客様なら、本気で向き合えますか?理由はなんでしょう?
- 仕事や生活でこだわっていることは何ですか?
- もし、お金も、時間も、何の制限もないとしたら、内を実行しますか?
- 最高にやりがいや達成感を感じるのは、どんな瞬間ですか?
- もし、命が長くないとしたら、達成したいことは何ですか?
抵抗に対抗するために、過去の強い「思い」を意識する必要があります。
凝縮された思いを知るための質問
- 子ども時代で印象に残っている事件は何ですか?その時の感情は何ですか?
- 子ども時代に悲しい、悔しいと思った事は何ですか?
- 子ども時代に嬉しかったことは何ですか?
- 子ども時代に夢中になっていたことは何ですか?
- これまでの人生の中で、進路に迷った経験、選択を迫られた経験はどんなことですか?
誰に見せるわけでもありません。紙に書き出してみましょう。
そして、書き出した中から重要だと思えるものを3つ選んでください。
大事にしているものが見えてきませんか?
納得できる「自分軸」の見つけ方
東洋思想では精神が現実をつくりますが、精神だけでは現実を変えることはできません。
頭の中に想起している精神を、物理的に紙やインクなどを使って書くことで「現実化」させるのです。
実現化にむけて、「自分軸」をフォーマットしていきましょう。
- 誰に?
- どんな手段で?
- どんな価値を与えるのか?
ここまですれば、これから何をしたらよいかがわかると思います。
「自分軸」は時間と共に変化していきます。ブラッシュアップしていって下さい。
「充実体験」で高まる求心力
「あのときは頑張った」と思い出すだけで心が温かくなる体験があると思います。自分が輝いていた、人生の充実体験です。
金:問題の発生と決断・行動
始めに問題が起こります。その問題に立ち向かう決断をした瞬間があったはずです。
水:学び・工夫、ビジョン
どうやって対処するかを考えます。
木:実践・継続
学んだことをもとに、実践の続けたはずです。
火:上達・伝達
最初は失敗も多かったかもしれません。しかし、やり続けていくと上手になっていきます。
土:引き寄せ、成果
自分が成長すると、生み出された熱量が伝わり、人、モノ、お金が引き寄せられ、結果となって現れるのです。
最初は小さなもので構いません。」「五行サイクル」を回してみましょう。何かを得られたら、次のハードルに移ればいいのです。
水が溢れるまえに、木へ流し、木が育ちすぎて森が管理できなくなる前に、早く火をつける必要があるでしょう。
五行サイクルの随所で「自分軸」を意識し、人生を充実させてください。
感想
何千年も人の心を支えてきた仏教などの教えは、「良くできてるな」と思います。人の悩みについては、もう答えが用意されているようなものでしょう。
完全に鵜吞みにして信者になるのはどうかと思いますが、自分について考えるキッカケが欲しいひとは読んでみるといいと思います。
生年月日で「才能のタネ」を参考程度に占うものが付録されています。自分はほぼ全ての方向に火性の性質があるとでました。無邪気に楽しみたくて、芸術的でありたいって…理解されにくいじゃないかな。本当だとしたら、相当生きにくい「宿命」を背負ってます。
ユニークなものに憧れたんだけどな~。芸術的って、この間違う本で書いた自画像はヤバいしな~。納得するのむずいな~。どう捉えたらいいんだこの「宿命」。笑わせてもらいました。(バカにしてるわけではありません。)
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