宣伝の方法、SNSの活用法について載っている書籍です。
ここでは、まえがきの概要と気になった4つの法則を紹介します。
目次
書籍情報
タイトル
お金をかけずに誰でもできる!SNS×メディアPR100の法則
著者:笹木郁乃(ささき・いくの)
山形大学工学部卒業後、アイシン精機(現:アイシン)で研究開発に従事。その後寝具メーカーのエアウィーヴに転職し、PRに注力。鍋メーカー愛知ドビーでも看板商品を12か月待ちの人気商品へと押し上げ、PRの力で急成長に貢献。その後、独立。企業向けの広報PR支援事業を立ち上げ、現在も大手企業含め多数のご依頼をいただく。また、経営者や個人事業主、広報担当者などにPRスキルを伝える「PR塾」も主催する。これまで5年間常に満員御礼開催。2019年に日経BP社より『0円PR』発売。プライベートでは一時の母。
そでより抜粋
出版
日本能率協会マネジメントセンター
はじめに
4,000人以上の経営者・企業化・広報担当者・広報未経験者にPRを伝えてきました。
最初は、戦略や考え方を伝えてることをしました。けれど、それで結果が出るひとは、ほぼいませんでした。「具体的な法則」を自分なりに作り、その法則に従ってPR活動をしてもらうように変えました。すると、メディアに取り上げてもらえり、売上が上がるという結果が出るようになりました。
そして、PRはお金をかけずにすることができるのです。
著書は、サポートしてきた企業の事例をもとに編み出した、PR塾のメソッドを紹介します。
時代に合ったPRスキルを身につける
どんなに素晴らしい商品やサービスがあったとしても、無名のままでは誰にも届けられません。有名になるために2つやることがあります。
- メディア露出する
- SNS発信をする
今まで、営業や広告で集客してきたものの、コロナ禍で対面営業ができず、売上は低迷し、広告費も削れられて、打つ手がないという会社もあります。
今はメディアの露出だけでは、認知度が高まらない現状があります。
メディアの1日の接触時間の割合がここ20年で大きく変わってきています。今まで露出効果のあったテレビ・ラジオ・雑誌・パソコンは、接触する時間が減ってきています。対して、タブレット・スマートホンは年々、接触時間を増やしています。
ケータイの1日の接触時間が長いということは、SNSでの情報発信が必須ということです。
ストーリーを伝える
視聴者の心を動かすには、ストーリーを伝えることが有効です。
ストーリーとは、その人や商品を通じて、共感を生み、感動を与えるドラマです。
いくら、頭を使ってひねり出したPRでも、独自のストーリーが無ければ、似たり寄ったりの出来になってしまいます。
PRが類似したものであれば、実績がしっかりしている大企業に勝てるはずがありません。大企業に勝てる唯一の武器がストーリーなのです。
成功者のサクセスストーリーを思い出してください。起動当初のやり方で失敗した、社員が全員辞めた、倒産した、などの失敗談が語られているはずです。その失敗に読者は、共感し応援したいと思ってくれるからです。
- 平凡な過去
- 失敗・苦労の過去
- 成功した現在
- 挑戦する未来
これらの項目が読者の心をつかむのです。
SNSでは「過程」をみせよう
SNSの近況報告のポイントは、結果だけを投稿するのではなく、「その結果に至るまでの過程をみせる」ことが共感を集め興味をひきつけるポイントです。
イベントを主催をSNSで報告していくとしましょう。イベント決定、打ち合わせの様子、会場の準備風景、売れ行き状況、実績報告、過程を公開していくことでより親近感を感じてもらえます。担当者の個人的な発言も入れるとよいでしょう。
Twitterフォロワー数1000人が分岐点になる
はじめは有益な情報:自分の考え=7:3で投稿しましょう。はじめから、自分の内面や近況報告・多面性を発信しても反応は少なめです。専門家としての立場で有益な情報を提供するからこそ、価値があると思ってフォローしてもらえます。フォロワーが1,000人を超えたら徐々に投稿内容の割合を変えていくことをおすすめします。
影響力のあるユーザーに認知されると、自分もフォローされる可能性が高まります。自分からいいねやフォロー、リツイートをしていくこともよいでしょう。
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