※このブログでは読書推薦人が、重要に思えた部分を紹介します。
田口先生のセミナーにきている人のなかには、コロナ過で漠然とした不安を抱えた人も多いそうです。コロナ前にも景気後退で、先の見えない状況に不安も抱えていた人もいたと言います。
そんな、リーマンショック以上の経済危機がくるかもしれませんが、自分で稼ぐチャンスともとれます。自分の強みを活かして、個人的な経済の仕組みをつくりませんか。
本書では、月3万円生み出すことから始めることから、じぶん経済圏づくりをしていきます。
目次
書籍情報
タイトル
じぶん経済圏
著者
田口智隆
株式会社ファイナンシャルインディペンデンス 代表取締役
28歳のときに自己破産寸前までふくらんだ借金を、徹底した節約と資産運用により2年で完済したのです。後に実体験を元にした書籍を執筆しベストセラーとなりました。講演回数をこなし、受講者は5万人を超えています。
出版
発行:みらいパブリッシング
発売:星雲社
第1章 「じぶん経済圏」のすすめ
じぶん経済圏とは?
経済圏とは「他者の経済活動に依存しない独立性をもった営み」ということです。また、経済圏には共存共栄の概念が含まれています。
つまり、じぶん経済圏においては、自分を含め関わる人たちが搾取したり、されたりすることなく、自立しながらお互いに利益を得ることを理想とします。
生き延びるなら「考えること」「勉強すること」
あなたの思考は長い間、他人経済圏の影響を強く受けてしまっていて、外の世界から見た自分をよく理解していません。
いま世の中がどのような力関係で動いているのか、政治はどうなっているのか、他の国の状況はどうなのか。自分の時間を確保し、立ち止まってよく考えてみてください。それが、じぶん経済圏をつくるうえではとても大切になります。
いま変わらなければ、変われない
副業を解禁する企業が増えて、いまや副業の時代の到来などといわれています。だけれども、なかなか副業に踏み出す勇気がなくて、二の足を踏んでいる人も少なくないでしょう。
じぶん経済圏のメリットを箇条書きするとこんな感じです。
- 会社の仕事に支障がないようにコントロールできる
- 心身の負担を感じないように、時間や仕事量を調節できる
- 収入を得ることができる
株などの投資も、自分ではコントロールできないので、じぶん経済圏とはいえません。
月3万円を生み出すところからでいいのです。できるような気がいたしませんか。
自分の世界観を持つ
この先を冷静に読むこと、そして自分の世界観を持つことが欠かせません。あなたの持つ独自の世界観が好きな人はいるものです。
危機に直面しているときほど、人はつながりを求めます。コロナという大きなピンチをチャンスに変えていきましょう。
余計な支出はいますぐやめる
食費以外に必要な支出というものは意外と少ないものです。利用することが少ないネットサービス、不要な買い物などは全てストップしましょう。
断捨離を実行していくと、余分なものが削られて、自分にとって本当に必要なものが見えてきます。
第2章 自分の価値を売る
じぶん経済圏をつくりたい。そう思った方は、来月とか次の休暇からといわずにさっそく始めましょう。
90日のミニマム・ゴールを設定
経済圏の基盤づくりの期間は90日間程度をみておくとよいでしょう。期限を設定するのは、なんとなく延ばし延ばしになって、ゴールが遠のいてしまうことを避けるためです。
土台のないところから経済圏をつくっていくのですから、目標は小さく、ミニマム・ゴールを設定して取り掛かるのがよいのではないでしょうか。
月に3万円のゴールとした場合、初めての人が基盤をつくるのに、90日間くらいは必要だろうというの著者の見解です。
「経済圏をつくった」「月に3万円の収入を得た」という体験が実感できれば、次の行動へつなげていけます。
90日間のスケジュール
- 最初の30日間スケジュール(考える)
- コンセプトを決める
- 名称を決める
- ルールをつくる
- ターゲットを決める
- 次の30日間スケジュール(伝える)
- SNSを活用する
- ブログを作成する
- やる事を積み重ねていく
- 最後の30日間スケジュール
- 小さなゴールに向けて実績を積み重ねていく
金額にこだわらず、回すことが重要です。
自分の価値でお金を生み出す
自分の価値をお金にするやり方としては、ざっくりいうと
- モノをつくって売ること
- 自分のコンテンツを提供すること
- コミュニティのような場をつくること
この3つがあります。組み合わせてもいいので、自分の好きなものから考えて構成するといいでしょう。
自分の好きなものを考える、語ってみる、発信する。それは、とても楽しい時間です。これならやっていけそうというものが必ずあるはずです。何を差し置いても、好きがこそがモチベーションのいちばん強い源です。
お金を儲けることへのメンタルブロックを解除しよう
会社員であれば、「給料をこんなにもらって申し訳ない」などと恐縮しているひとはいません。特に最初のうちは、自身がないこともあって、正当な対価よりもかなり安い価格を設定してしまうという傾向があります。お金を受け取ることに対して、抵抗感があるのです。
お金をもらうことへの心のブレーキ「お金のメンタルブロック」を外しておかないと、じぶん経済圏をつくることで給料以外の収入源を確保できません。
知り合いだからと初回はタダにしてしまう、ということをしてしまいがちですが、この感覚は捨てて下さい。想定している価格よりも安く提供することで、ブロックが外れやすくなることもあります。とにかく、まずはお金をいただくことが実績をスタートさせるのです。
経済圏構築のメンタルを維持する方法
じぶん経済圏を維持していくためには、無理をしないことです。
いやなこと、やりたくないことはしなくていいのです。
他人と比べるのもやめておきましょう。すごい人と比べて、落ち込んでしまう。調べれば調べるほどモチベーションが下がってしまうと思います。
じぶん経済圏に関わるひとを選ぶことも、継続するには必要です。コミュニティが大きくなるにつれて、必ずクレーマーに変わってしまう人が現れます。じぶんの経済圏の中で無理解な要求をされると、かなりのストレスになるでしょう。崩壊してしまうことだって起こります。自分がコントロールできる範囲でなければならないのです。
投資のお話
給料の使い方は今まで通りで構いませんが、じぶん経済圏で得たお金は将来のために「投資」を意識するといいでしょう。
セミナーに参加するというものでもいいですし、物品や食事をするにあたっても「投資」を意識すると、使い方が変わってくると思います。得る者がなにもない買い物は避けて下さい。
8時間から始める経済圏構築プラン
じぶん時間の捻出方法
週8時間の捻出は必要です。習慣化しましょう。
平日1日1時間、土日の2日間で3時間を捻出すれば、週8時間です。
出だしの8時間でコンセプトを固める
1週間で経済圏のコンセプトを作りましょう。
できれば、紙に書き出しながら考えると良いです。
モノづくり、コンテンツ、コミュニティ、どれが一番いいのかは自分が良くわかっています。
本のタイトルのように名称を決める
経済圏にタイトルをつけると、何を提供したいのかが伝わりやすくなり、親近感もわくはずです。
凝った名前にするよりは、むしろ簡単でわかりやすいほうが良いでしょう。
プロフィールを書く
自分がやっていこうとしていることが描けたら、どんどんそれを公開していくことです。
経済圏の構築のためにやることは、「考えること」と「伝えること」です。
情報発信の窓口はプロフィールです。「これなら自分に任せてください」などの紹介やストーリーを考えて、アピールできます。
どんな人をターゲットにするのか、考えておくと良いでしょう。
SNSやブログを使って、上手に発信することがおすすめです。
やること、やらないことのルールづくり
これは絶対にやらない。これはやる。ということを明確しておいてください。3箇条でも5箇条でもいいので、「じぶんルール」は必要です。「こうしたほうがよい」と人から言われて決めるものではありません。
本を参考にするのはとてもおすすめです。
タスク一覧表
小さなゴールへのタスク一覧です。
タスク | Check |
---|---|
コンセプトを決める(8時間) | ☐ |
カテゴリーを決める | ☐ |
経済圏の名称をつける | ☐ |
ルールをつくる | ☐ |
プロフィールを作成する | ☐ |
SNSを利用する | ☐ |
ターゲットを考える | ☐ |
第4章 成功した5人から学ぶこと
※この記事では紹介いたしませんが、本書では第4章で、「じぶん経済圏」をつくりあげた5人をご紹介しています。
第5章 3万円の使い方
普段稼いでいる収入とじぶん経済圏で稼いだお金を混ぜないでください。
ネット銀行などで専用口座を開設し、お金を生み出すお金に還元していきましょう。すなわち、じぶん経済圏への投資です。
費用対効果を考えることも重要です。お金を出すことに、どれほど効果があるかを考えることです。費用対効果を確かめるときは、とにかく小さく試してください。
最近はモノからコトへ、風潮が加速してきているようです。高度なものや高価なものを求めるひとが少なくなってきています。
第6章 お金哲学?
実はお金が絡んでいる、というような哲学じみたものが、おまけで載っている章になります。
感想 小さな目標(ゴール)
今からブログで3万円を3か月で稼ぐようになるのは、この読書推薦人のスタンスでは絶対に無理です。50人にブログを見てもらえるようになるのを、私は目指すとします。
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