※ 毎朝、5分ほどで読める書籍の紹介記事を公開します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
目次
はじめに
キャピタルゲイン狙いの投資は、毎日チャートや経済ニュースを確認しなければなりません。忙しい現代人にとっては得策とは言えないでしょう。
インデックス投資なら手間がかからないと思っているかもしれません。手間がかからないけれど、FIRE達成までの期間が長くなってしまいます。もちろん数千万単位の初期投資額がある人は別です。多くの人がそうではないでしょう。
S&P500に現実的な金額での投資をしていたとして、FIRE達成まで12年かかってしまうのです。そもそもの「早くリタイアしたい」という気持ちを妥協する必要が出てきてしまいます。
そこで、私自身が失敗を繰り返し”ほったらかしで”できる投資理論を模索しました。
そうしてできたのが「『米国株』高配当再投資法」です。
書籍情報
ほったらかし投資FIRE
手間なく7年で早期リタイアする「米国株」高配当再投資法
第1刷 2023年2月7日
発行者 小川淳
発行 SBクリエイティブ(株)
カバーイラスト どいせな
本文デザイン 高橋明香(おかっぱ製作所)
装丁 小口翔平+後藤司(tobufune)
DTP (株)RUHIA
校正 ペーパーハウス
印刷・製本 中央精版印刷(株)
編集協力 堀容優子
編集担当 水早將
ISBN 978-4-8156-1816-2
総ページ数 253p
ゆうパパ
24歳で3000万円の投資詐欺にあい猛勉強したことがきっかけて投資を本格的にスタートしました。
米国株の配当投資で30代でFIREを実現し、2021年にはヨーロッパに移住しています。
現在は米国株で豊かにくらす仲間を増やすため、SNSを活用しインフルエンサーとして活動しています。
SBクリエイティブ
米国株は連続増配25年以上が「64社」
忙しいあなたでも、配当投資であれば”ほったらかし”にできるのです。
米国経済は世界で最も強く、配当投資の中でも「米国株」が圧倒的に高配当な株があります。
日本でもGDP世界3位ですから、高配当の銘柄は存在します。しかし、連続して配当額が増えているの銘柄は、33年増配している花王ただ1社です。
アメリカは25年以上増配を続けている会社が64社あります。
1回でも前年を下回る配当金を出した時点で、連続増配記録はストップします。これがいかに難しいことでしょう。リーマンショック、コロナショックがあるなかで米国企業には64社存在するのです。
そして66年連続配当の会社が3社もあるところに、アメリカ経済の力強さを感じずにはいられません。
配当12%を利用して資金をつくる
高配当のETFで代表的なものは「QYLD」です。正式名称は”Global X NASDAQ 100 Covered Call ETF”といいます。グローバルX社の商品です。
QYLDの分配利回りは平均12%程度です。仮に2500万円QYLDに投資していたら、年300万円が分配金として得られます。
2022年8月10日時点では12ヶ月の利回りは約11.5%でした。高い成長力で知られるアメリカのS&P500に連動したインデクスファンドでもトータル利回りは10.7%程度なのです。
このQYLDではカバード・コール戦略を主としています。原資産(株式、債券、通貨など)を保有しつつ、コールオプションを売る戦略です。
カバード・コール戦略の例にガソリン価格に置き換えて説明すると、来月いくらになっても1ℓ160円で予約できるますが、手数料を払っていただきます。というものです。
カバード・コールの商品を使うと、A社の現物株を持つことになります。あなたが2000円で買った株を1カ月後に2500円で売る約束しました。一カ月後に3000円になったとして、当然、相手は買う権利を実行するでしょう。手数料100円+2500円-2000円=600円の差益になるのです。
損失のリスクが低い一方で、利益が限定的になるという特徴の商品になっています。
配当金にかかる税金還付をうまく利用しよう
配当にはアメリカと日本で二重に税金がかかります。
アメリカの10%の連邦所得税と、日本の所得税・住民税・復興特別所得税の20.315%をカウントして実質税率は28.3%です。
けれど、連邦所得税に関しては二重課税なので、多く払ってしまった税金を毎年の確定申告で還付を受けることができます。
投資の味を知ってしまった人は、漏れなく再投資に回すことでしょう。
NISA口座で買ったQYLDについては、連邦所得税の還付の対象とはなりませんので、こちらはご了承おき下さい。
支出を減らすのは配当を得るよりも簡単
資金0から始めて配当金で年間50万円を得るには、相当な時間がかかります。ところが支出を減らして年間50万円を浮かせるほうは、1年でできてしまうのです。
年間50万円を浮かせることができれば、QYLDで運用し配当利回りが10~12%だとしたら5~6万円の配当がついてきます。
まずはしっかりと支出監理ができるようになることが、投資の第一歩です。
支出を管理することが難しいという人がいます。今はスマホのアプリなどを使って全て管理できる時代です。例えば、マネーフォワードなどのアプリを使い、クレジットカードを事前にリンクさせておけば、何をどこで使ったか解るようになります。
証券なども連携させられるので、いつでもどこでも資産額がみれるようになるのです。
あとがき
本書ではQYLDに特化したFIREのノウハウをご紹介してきました。
私はFIREを達成し、その結果、より自分らしく生きられるようになったと実感する毎日です。
特に仕事に不満があったわけでも、人間関係に悩んでいたわけでもありませんが、FIREを達成した現在の生活をいったん経験してしまうと、決して元の生活には戻れないと感じます。
今までは生活のための仕事でした。悲壮感がつきまとうのは事実です。
しかし、FIREした今は「本当にやりたいこと」を選んで仕事をしています。精神的にも人生が豊かになりました。
こんな私の経験を記したこの本が、皆さまのお役に立つことができれば、著者としてうれしいことはありません。
感想
サイト管理人
S&P500、VTI以外の長期投資術のご紹介をする書籍です。
著者はヨーロッパのビザがとれるほどの資金力を持っているひとです。ヨーロッパに移住して、インフルエンサーとして活躍しています。
海外ビザがとれるほどの投資力はなくてもいいけれど、短い人生の中の数年で早期リタイアして、好きに仕事したいと、誰もが思っているのではないでしょうか。
投資家の大先輩の方法を学ぶ、1つの本です。
下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。
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