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目次
書籍情報
訂正5版 個人事業の教科書1年生
宇田川敏正
税理士。AFP。登録政治資金監査人。
新星出版社
- 個人事業シミュレーション
- PART 1 個人事業を始めよう
- 独立開業について考える
- 個人事業を始め
- まずは個人事業から始めてみる
- 会社を辞めて個
- ケース1 店舗営業店舗をかまえて商品やサービスを提供する
- Topics 店舗や事務所を借りる
- ケース2フリーランス 自宅や事務所を拠点にしてフリーで活躍する
- Topics 資格が武器になることもある
- ケース3 ネットビジネスインターネットを利用して開業する
- Topics SNSやYouTubeを使って事業をアピールする
- 個人事業者は一人で何役も仕事をこなす
- “給与”は事業の利益から生み出される
- Column 個人事業者を守ってくれる 「フリーランス新法」
- PART 2 事業を成功に導くために
- ライフプランを現実のものにする
- 事業計画1 事業計画書は個人事業のプロフィール
- 事業計画 2 利益計画書で事業の採算性を確認する
- Topics 価格をどのように設定するか?
- 資金計画1 開業のために必要な費用を見積もる
- 資金計画2 自己資金と生活費を把握する
- 資金計画 3 資金計画書を作成する
- Topics 開業資金の不足分を調達する
- Column 屋号で事業のイメージを伝える
- PART 3 開業にあたっての各種届出
- 個人事業を始めるための届出や手続き
- 会社を辞めて個人事業を始めるときの手続き
- 個人事業者が納める税金
- 許認可や申請が必要な業種
- 〔所得税〕 事業の開始を届ける
- <個人事業の開業・廃業等届出書 >
- 〔所得税〕 税法上有利な青色申告を希望する
- <所得税の青色申告承認申請書>
- Topics 青色申告の基礎知識
- Topics 減価償却ってなんだ?
- Topics 棚卸資産ってなんだ?
- [所得税〕 家族に支払った給与を必要経費にする
- <青色事業専従者給与に関する届出書 >
- 〔源泉所得税〕従業員に給与を支払うことになった場合
- <給与支払事務所等の開設届出書 >
- 〔源泉所得税〕 源泉所得税の納付を年2回にする
- <源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書>
- [消費税] インボイスの登録事業者になる
- <適格請求書発行事業者の登録申請書 >
- Topics インボイス制度の基礎知識
- 〔個人事業税〕 法定業種の事業を行っている人が納める個人事業税 092
- <事業開始等申告書 (東京都の場合) >
- 〔労災保険・雇用保険〕 人を雇ったら労働保険に加入する
- <労働保険 保険関係成立届>
- <労働保険概算保険料申告書 >
- <雇用保険適用事業所設置届>
- <雇用保険被保険者資格取得届>
- 〔健康保険・厚生年金保険〕 5人以上雇ったら社会保険に加入する
- <健康保険・厚生年金保険 新規適用届>
- <健康保険・厚生年金保険 被保険者資格取得届>
- Column 人を雇うときのルール
- PART 4 経理と確定申告のキホン
- 経理のキホン 1 経理はなぜ必要なのか?
- 経理のキホン 2 売上を得るために必要な費用とは?
- 経理のキホン 3 複式簿記と簡易式簿記
- 経理のキホン 4会計ソフトを使って経理処理を行う
- 経理のキホン5 帳簿についての基礎知識
- Topics 伝票を使って記入する方法
- 経理のキホン 6 個人事業用の預金口座をつくる
- 経理のキホン7 締め日や支払日を決める
- 経理のキホン 8 領収書を発行する
- 経理のキホン 9 オンライン取引の証憑類の保存
- 確定申告のキホン1 確定申告ってなんだ?
- 確定申告のキホン2 毎日の帳簿記入から確定申告までの流れ
- 確定申告のキホン3 帳簿を締めて確定申告の準備をする
- 〈青色申告決算書〉の作成1 2・3枚目の内訳表を記入する・
- 〈青色申告決算書〉の作成2 損益計算書を記入する
- 〈青色申告決算書〉の作成3 貸借対照表を記入する
- 〈確定申告書〉の作成 確定申告書で税額を計算する ◆税額計算のおおまかな流れ
- Topics 所得控除ってなんだ?
- Topics フリーランスの報酬と源泉徴収
- 消費税の確定申告と納税
書籍紹介
個人事業は、その自由度が魅力ではありますが、同時に手続きや税務、会計などの知識が必要とされるため、初心者にはハードルが高いと感じることがあります。この書籍は、そういった初心者に向けて、独立・起業時に必要となるノウハウを、オールカラーのイラストやわかりやすい解説で紹介しており、法律の改正に対応した最新情報も含まれています。
わかりやすい参考書
読者は複雑な手続きや用語をより直感的に理解することができます。また、ただ始めるだけではなく、事業を成功に導くためのポイントや、失敗を避けるための注意点も丁寧に解説されています。さらに、フリーランスや個人事業者として活動する際に直面する可能性のある課題に対する実用的アドバイスも提供されているため、読者は単なる手続きだけでなく、経営の実務的な側面についても学ぶことができます。新星出版社から出ているこの教科書は、個人事業の初心者にとっては、必携の書と言えるでしょう。
試し読み
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
資金計画書を作成する
ひな形ジャーナルより
資金計画書で明らかになるのは、開業1年目の収入と支出、つまりいくらお金が入ってきて、いくらお金が出ていくかということです。これらの数字を出すことで、個人事業者が自由にできるお金が決まります。
自己資金はいくらか、開業準備や運転資金はいくらになるか、生活費はいくらかを算出して、不足金額を出します。
見込みの売上金額をだして、経費を引いて利益を算出します。それから税金や借金の返済を引いたのち、個人事業者が自由にできるお金がどのくらいなのかが分かるといった表になっています。
青色申告決算書 損益計算書を記入する
1年間の事業成績、事業所得といわれる”もうけ”を明らかにしましょう。確定申告では、この所得金額から所得控除を差し引いた金額に対して税金がかかります。
この損益計算書の作成は個人事業者にとってとても重要だといえます。
売上金額ー売上原価ー経費ー青色申告特別控除額=所得金額
所得金額を計算して、1年目の事業成績を明らかにしましょう。