※読んだ本の一部を紹介します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
はじめに
話すのも得意だし、知識の引き出しも多いので岩田先生もYouTubeを始めたらどうですか。
ジャーナリストの方からYouTubeの開設を薦められたのがきっかけです。
配信する内容が専門の政治であれば、国民にとって有益な内容を発信する自身があります。YouTubeで収益化することができれば、晴れて独立した政治学者として活動することができると考えました。
これまでやってきたSNS、Twitter、Facebook、有料メルマガのどれよりも確実に収入を確保できると思えたのです。
目次
書籍情報
タイトル
政治学者、ユーチューバーになる
著者
岩田温
出版
ワック
YouTubeを始めてみて
ユーチューブを始めて良かったことは、「影響力」が大きくなったことです。政治家がジャーナリスト、編集者が多数視聴してくれています。
紙の本ではお金もかかるが、YouTubeなら無料でいつでもみれるのです。
気軽に視聴できるので、自身の支援者が増えてきていることを実感します。コメントなどで交流していると、本当に応援してくださっていることがわかるのです。
YouTubeで悪いこともあります。撮影の時間があるため、生活の時間が短くなりました。心ないコメントを頂くこともあります。そして、行きつけのお店などを特定されて恐怖を感じることもあるのです。
妻とよく行く美味しいお店なので、余り邪魔しないでほしいと思っています。
真贋を見抜く力が大切
ネット上に転がっている情報は玉石混交です。でたらめな情報を鵜呑みにして右翼的な意見を述べることが「ネット右翼(ネトウヨ)」となります。奇妙な陰謀論を語る人までいるのです。
しかし、必ずしも右派的言説に限りません。問題となってくるのは、正しく情報を取れないことにあると考えるべきでしょう。
私もネトウヨだと言われることがあります。私はレーニンやヒトラーといった左派的な書物と、エドマンド・バークのような保守主義者の書籍も読み、広く学んでいるつもりです。根も葉もない情報を根拠に意見を発信しているわけではありません。
ネットで得た情報は全ていかがわしいと断言するような姿勢は誤っているでしょう。
編集の妙
『菅直人首相が夜の会食場所として、都内の高級料理店を利用することが目立っている』そんな新聞記事がありました。
『菅直人総理大臣がラーメン屋で食事していたこともあるが、これが庶民派であるとは限らない』そんなコメントが出ていたが、嘘はついていません。
なお、総理大臣が高級料理店等で食事することを批判するつもりはないです。吉野家で総理大臣に会ったということが国益なるとは思えません。総理が個室で食事することには何の問題もないのです。
ネットでの感覚とズレが生じると、「マスコミは偏向報道している」「世論調査も都合のいいことばかりだ」などのネットの声に、残念だの、不健全だの、君たちは少数派だの、説教をすることもあります。
しかし、「偏向報道」しているのは事実ではありませんか。
不登校の生徒をYouTubeで救え
学校での人間関係に悩み不登校の児童生徒のなかには、勉強したいと望んでいても学校へ行けないません。
教育のオンライン化が進めば、不登校でも自宅で勉強することが可能になります。
文科省が講師を選び授業を動画配信すれば、かなりの質の授業がオンラインで学べるようになるのではないでしょうか。誰でも自由に学び直せるようにできます。
国がどんな児童生徒にも勉強する機会を作ってもいいと思うのです。
感想
サイト管理人
「今のウクライナの状況をみて、憲法改正にまだ反対なのか」
そんな、個人の主張も楽しめるのが、新書ベースの読み物です。
ネットリテラシーに関する部分を切り抜きに、印象に残ったものを紹介しています。なので、特定の個人や企業を攻撃している文言は、手に取ってお楽しみください。
憲法改正のことに関しては、「戦争を仕掛けたロシアは中国に安くエネルギーを買われ、結局のところ損してるようにみえます」そんな他の方の意見もあります。極端な部分を読むときには注意が必要です。
ネットの情報は悲観されているけれども、使い方の問題ではないかという想いが伝わる本でした。
誰でも動画配信できるのだから、配信の幅を広げて良いメディアを作成してもらえれば、一視聴者として助かります。
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