※ 毎朝、5分以内で読める書籍の紹介記事を公開します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
目次
はじめに
市長として、やさしい社会を「明石から始める」については、ある程度結果が残せたと思います。
一人ひとりに光をあてた政策した結果、「明石に住みたい」と思ってくれる人が増えて人口が増えました。
明石市長としての12年を終えて、とても清々しい気持ちです。
在任中、毒舌、暴言と言われましたが、任期中は慎重に言葉を選び、奥歯にモノが挟まったような言い方しかできていません。
多くの方に現場のリアルを感じていただき、それでも諦めることなく声をあげてほしいのです。
書籍情報
政治はケンカだ!明石市長の12年
第1刷 2023年5月1日
発行者 鈴木章一
発行 (株)講談社
印刷 (株)新藤慶昌堂
製本 大口製本印刷(株)
ブックデザイン 鈴木成一デザイン室
写真 鮫島真紀子
編集協力 斎藤有平
ISBN978-4-06-531899-7
総ページ数 267p
泉房穂
2023年4月まで12年間まで明石市長。子ども施策などで市の人口を増やし注目されました。
鮫島浩
ジャーナリスト。
KODANSHA
政治家引退の真相
Image by Kanenori from Pixabay
一度目の暴言騒動のときは、市長の立場から役職社員に対して脅したわけだからどんな事情があろうとアウトです。
今回の相手は市議会議員です。政治家同士の権力闘争であり、パワハラにはあたらないとの意見をいただきました。
憎まれても嫌われてもいいから、託された期間内で明石市という成功事例を作りたかったのです。
急ぎすぎて、抵抗する勢力との闘争もいよいよ煮詰まってきたため、これ以上は局面を変えられないと感じました。
明石方式を全国に広めたい
Image by Hands off my tags! Michael Gaida from Pixabay
政治は結果です。耳障りの良い言葉を並べるだけでは意味がありません。これからの市長には議会と上手くやったうえで、自分の思う施策を進めてほしいと思っています。
統一地方で『全国初』の選挙をしたいと言い、2023年春の統一地方選では圧倒的な市民の支持を得て、県でも市でも当選しています。
改革の波を地方から国へ。そのために明石市民の会に続く動きがどんどんと生まれてほしいのです。既得権益層に依拠しない首長と議員が増えれば、社会は確実に変わります。
財務官僚は国民を無視
Image by Gerd Altmann from Pixabay
公務員や官僚というのは、民主主義の反映ではありません。選挙で選ばれているわけではなく、就職のような形で役所に入ってくるので、そこに民意とか市民・国民に対する責任は発生していないのです。
市民・国民のことは本気で考えられる環境ではないため、財務省に任せていれば日本がよくなるというのは幻想でしょう。
役所はまさに絵に描いたような縦割りの組織です。自分の保身が強い人種とも言えるでしょう。
本当に国民目線であれば、国民負担を増やさずに子ども予算を実現させることを考えることが「賢い」と言えることなのです。
どこかの予算を減らしてもってくる発想はありません。違うことを始めようとすると、増税とか保険料の上乗せという発想にしかならないのです。
自治体と国は対等
Image by Gerd Altmann from Pixabay
200年に思考された地方分権一括法では、地方への権限移譲が明文化されています。つまり、国と市は対等なのです。
私は市長をやる上で、対等であるという前提で国と交渉したり、国に刃向かってでも明石市独自の施策を実行してきました。それで国に何かを言われたことはありません。
実際、ケンカすればいい勝負ができるのです。
中央省庁や政府が国民を見て政策を決めているわけではありません。自分たちで社会を作っていく必要があります。
感想
サイト管理人
ちょい自慢と諦めるなというメッセージでした。
勝手に引かれる税金や保険料の増増を、どう諦めなければ改善される方向になるのでしょうか。
あとは1分単位で残業代を支払わない、事業の都合で当日の仕事をキャンセルした場合に休業手当が支払われないなどを、もう少し厳しく取り締まってほしいと思います。これは絶対に守られていない法律です。こういう事があった場合に、証拠として残しておかなければならないものが労働者には難しかったりするのが現状です。
聞き入れてもらえますかね。全国で起きていても、「証拠ないことにはなんとも」とか相談窓口で言われる案件だと思います。
売れている本ですが、同じことが何回も繰り返し書かれているような泉ファン向けの書籍であったことは確かです。それでも、地方自治体であれば、聞いてくれる可能性を感じる内容でもありました。
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