※ 毎朝、5分以内で読める書籍の紹介記事を公開します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
目次
はじめに
長時間労働や過密スケジュール、睡眠不足を名誉の勲章みたいに考える人が増えています。慢性的な疲労は勲章ではなく、クレイジーな状態の象徴です。
問題を解決する方法は、もっと長く働くことではありません。用事を減らすことです。生産性を上げることではなく、無駄をなくすことで、現場のストレスを減らすことができます。
ストレスは組織から社員へ、社員から顧客へ伝わります。自分の家族にも影響を及ぼすこともあるでしょう。
まずは会社でテンパる状態をつくらず、穏やかにすることが終着点です。経営者か、社員かは関係ありません。会社の人みんなに関わりがあります。
書籍情報
NO HARD WORK
無駄ゼロで結果を出すぼくらの働き方
第1刷 2019年1月20日
訳者 久保美代子
発行者 早川浩
発行 (株)早川書房
印刷 (株)精興社
製本 大口製本印刷(株)
ISBN978-4-15-209833-7
総ページ数 278p
ジェイソン・フリード
デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン
早川書房
週40時間で十分
週40時間は1日にすると8時間です。8時間というのは実のところかなり長いです。
8時間、飛行機の機内で座っているとかなり時間が長く感じられるでしょう。
普段、オフィスにいるときは、細切れにされている時間に追われいるので時間が短く感じるのかもしれません。大半の人が実際に使っている仕事の時間は数時間です。電話会議やその他の用事に費やされてしまっているでしょう。
40時間にしたいことをすべて組み込めないときは、働く時間を延ばすのではなく、すべきことを厳選する必要があります。
ワーク・ライフ・バランスオフ
大半の会社でいわれているワークライフバランスは、仕事の方に天秤が偏っていて正しくバランスを取ることなどできないものです。
仕事が一週間のうち5日も占めているのだから、生活は最初から形勢が不利です。
平日にプライベートな用事を入れるより、休日に仕事を入れる方が簡単ならバランスは取れていません。
水曜日に子供と過ごしたいなら休暇を取れるようにすれば良く、その日の分の埋め合わせをする必要は全くありません。
残業をする日があるなら、私用で仕事を切り上げる日があっても良いはずです。
ちゃんとした分別をする、それがバランスです。
質は歩み寄ろう
みんなにとって完璧な状態とはいえない機能のままリリースします。バグが見つかったときは、致命的なものでなければ、簡易な修正で間に合わせます。ブログに投稿している文章は、おそらく文法的な間違いがいくつかあるでしょう。
どのシチュエーションでも最高の試合ができるとは限りません。どの場合に「そこそこいい」もので手を打つべきかを知ることによって、本当に必要なときに、妥協のない極上の質を実現するチャンスが生まれるのです。
すべてのディテールに無限の努力を注ぐよりは、本当に重要なことに労力を注ぐべきでしょう。
失う勇気
従業員の多い企業がお得意様になってしまうと、少なくない影響力を持ち始めます。金がどこから流れてくるかによって、何に、誰が時間を費やすかが決まるからです。
大企業からの大金が流れ込んでくると、販売会議やキーマンになる人へのゴマすりといった、余計な時間から避けられなくなります。
大企業とも中小企業とも取引を行うなら、異なる種類の人々と異なるアプローチでつきあうことになるのです。
穏やかな会社になるというのは、あなたがどういう人なのか、どんな人に製品を提供したいのか、誰にノーといいたいのか決めましょう。
あとがき
あなたがどんな組織のなかで、どこで暮らしているかにかかわりなく、よりよい選択肢を選ぶことはできます。クレイジーな働き方を少しずつ減らし、穏やかな働き方に近づいていくことを選びましょう。
感想
サイト管理人
生活と仕事を天秤にかけたら、そんなに仕事に重きを置かなくてもいいのではと思います。
仕事に縛られなくていいなら、幸せかもしれません。仕事だけというのも寂しすぎる人生なので、この書籍に書かれているくらいの天秤で良いと思います。
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