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目次
書籍情報
新NISAはほったらからしが9割
発刊 2024年1月20日
ISBN 978-4-575-31855-5
総ページ数 191p
長田淳司
サラリーマン投資家を支援する投資家。
地震もサラリーマンとして株式投資を続けている。投資スタイルを試行錯誤して1億円ちかくまで増やした。
双葉社
- はじめに ~新NISAで資産を築こう~
- 第1章 1stステップ新NISA投資の基本をマスター ~ベーシック知識編~
- そもそも〝NISA〟とは?
- 〝年120万円、非課税期間は5年〟制限ありの少額投資非課税制度
- 新NISAと旧NISAはどこが違う?
- 新NISAは成長投資枠が今までの2倍に、しかも非課税期間は無期限
- 知っておくべき新NISAの〝デメリット〟
- 非課税である分〝損益通算〟できず
- 安易な損切りは要注意!
- 新NISAは〝国策銘柄〟
- サラリーマン投資家は実質〝非課税〟に
- インフレ時代は株式が一番
- インフレ下では株価が上昇しやすい
- なぜ株式投資は怖いのか?
- 元本保証なんてこの世の中には存在しない
- 新NISAは配当金もピンハネされない
- NISA口座からの配当金は給料3倍アップと同じ
- 就職先を選ぶのと同じくらい新NISAは大切
- 東証の市場改革も新NISAの追い風に
- 〝PBR1倍割れ〟銘柄は株価を上げる必要あり
- 非課税枠をフル活用せよ!
- 新NISAの〝複利効果〟を最大限に利用する
- 〝非課税の旨味〟を実感するほど資産が増えていく
- そもそも〝NISA〟とは?
- 第2章 2ndステップ新NISA投資で勝つための〝投資家脳〟になる ~投資メンタル編~
- 新NISAもメンタルが決め手!
- 非課税枠をなるべく早く使い切るのが資産形成の近道
- ゲーム感覚で投資せよ!
- 株式投資に投じているお金は〝ゲームの通貨〟と考える
- 資金の余裕は心の余裕
- 追加購入資金と年間投資枠を常に用意しておく
- 株価は年末に上がりやすくなる?
- 暴落こそがチャンス!
- リスクの裏のチャンスに目を向ける
- 暴落時こそ新NISAの強みを活かせ
- 短期で狙うな! 新NISAは中長期投資が基本
- 高度なテクニックは必要なし、最初の銘柄選びをしっかりと
- 株価ボードは見ない
- 株はすぐには上がらない
- 分割投資で余裕を持った購入を心がける
- 〝中長期投資〟で非課税の恩恵を最大限に利用せよ
- 新NISAの非課税措置で資産増加が加速第3章
- 新NISAもメンタルが決め手!
- 第3章 3rdステップ絶対に失敗しない! 新NISA投資法 ~実践テクニック編~
- まずは100株買ってみる
- 軽く〝手付〟の気持ちで買ってみる
- 狙い目株が上がってしまったとき、買う? 買わない?
- 買っていい株、買ってはいけない株
- 分割売買でリスクをコントロール
- 間隔をあけて余裕を持って分割購入
- 新NISA向き銘柄の発掘法
- 低PBR銘柄を狙え
- 配当銘柄に注目せよ!
- 実質的な配当金利回りアップで有利に
- 配当金で味わう〝新NISAの旨味〟
- 新NISAで成長株を買うのは慎重に
- 「非課税枠がもったいない」と損切りできず
- 成長株への投資は一般口座で
- 株が下がったときの対処法は〝追加、様子見、撤退〟の3つから選択
- ヘタなナンピンするべからず
- 〝ダメ銘柄〟を掴んだら躊躇なく損切りを!
- 「新NISAだからもったいない」「いつか上がればいいや」は禁物
- 損切りすべきものは損切りするのが一石二鳥
- 値上がり株の〝利確タイミング〟は?
- 株価が2倍になったら一部売却
- 非課税枠にこだわって持ち続けずに利益確定(あるいは損切り)
- 指値は冷静なときに入れよ!
- 「もっと上がるはず」と願望で指値を変更しない
- 利益確定するときは抱き合わせで含み損銘柄を売れ
- 損切りは投資するうえでの〝必要経費〟
- 自分に合った投資プランを作ろう!
- 投資プランをメモに書き出してみる
- 状況に合わせて投資プランを見直してみる
- 理想のポートフォリオとは?
- まずは100株買ってみる
- 【特別付録】狙い目「新NISA株」20銘柄
株はすぐには上がらない
株価は個人投資家の都合で動くものではありません。マクロ経済の動向をベースとして、大口機関投資家の資金同行が短期的な株価を決めていきます。
株価というのは投資家の期待とは裏腹に値下がりしたり、じりじりと動かない凪状態であるほうが長いのです。
狙い目の銘柄の購入し際してはタイミングを持つこともあります。かといって株価が上昇するのをドンピシャのタイミングで掴むこともできませんので、ある程度買ってから上がるまで待つというスタイルが一般的です。
大化けする銘柄ほど、株価が上昇していく過程で株価下落というふるい落としがあります。自分が買ったそばから株価が下がるように感じることがあるのは仕方ないことなのです。
株価がすぐに上がらないことを頭に入れておけば、分割投資で時間をかけて投資していくことでリスクを減らすことができます。
低PBR銘柄を狙え
現在、株式市場は長年相場の蚊帳の外に置かれていたバリュー株銘柄(割安株)が強く、グロース株(成長株)が弱い状況が続いています。
インフレ傾向から真がこれまでの割高な高PBR銘柄から割安な低PBR銘柄に流れている現象で、今後しばらく続くと予測されます。
PBRとは、純資産倍率といい、保有している資産よりも割安な価格で株価が取引されいるということです。
株を多く買っていれば、それだけ売却益がでるというになっていますので、低BPR銘柄が元の水準までは回復すれば得をします。
買う価値がないと判断されてきた低PBR銘柄ですが、税金を取らない新NISAという思い切った政策を取ってまで政府は株価を上げようとしているので、東証も黙って株価低迷する企業を放っておくことはありません。
配当金で味わう新NISA
20%の源泉徴収をされていない配当金を受領すると〝非課税の旨味〟を実感します。
1万円の配当金であれば、一般口座では20%源泉徴収されて約8000円が振り込まれます。これが、新NISAであれば1万円そのまま振り込まれます。この「2000円」を大きいと捉えるかは人それぞれですが、投資して膨らんでいった場合に配当金10万円になったら振り込まれる2万円も違うのです。
その非課税措置は、一生続くのですから、新NISAの旨味を心底感じることができるでしょう。
願望で指値を変更しない
売り場はその時の状況によって異なります。「ここで売ろう」と売り指値を入れて無事に利益確定させたとしても、その後の株価がさらに上昇することもままあります。
株価の天井に指値を入れて売ることなど不可能に近いので、しばらくは上がっていく株価を横目に見ながら後悔するほうが多いのです。
売る時にやってしまいがちなのは指値の変更です。株価が上がるだろうと思って、高い指値に変更してしまって、株価はどんどん下がっていくことがあります。株価の動きを見ながら、冷静でないときの指値変更はうまくいきません。
もともと冷静な状態で指値をしていたときには、一定の利益が取れて、約定する確率が高いのを自覚することもあるでしょう。
目の前の株価に、自分で作ったルールをかき乱されるのはよくありません。