※読んだ本の一部を紹介します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
はじめに
記憶力の低下も物覚えの悪さも、加齢による脳の老化が原因ではありません。
現に、情報を分析して理解するときに働く「超頭頂野」と呼ばれる部位は、40代に成長のピークを迎えます。実行力や判断力に限っては50代でピークになるのです。
脳が成長するような働きかけをすれば、脳の機能は何歳からでも伸ばせます。
目次
書籍情報
タイトル
一生頭がよくなり続ける
すごい脳の使い方
著者
加藤俊徳
脳内科医、医師博士。加藤プラチナクリニック院長。
14歳のときに「脳を鍛える方法」を求めて医学部への進学を決意しました。
出版
サンマーク出版
8つの脳番地の特徴を理解する
8つの脳番地
●思考系脳番地
思考、意欲、想像力などを司り、何かを考えるときに働く。
●理解系脳番地
目や耳から入ってきた情報を理解する。わからないことに対して、推測する能力もある。
●記憶系脳番地
ものを覚えるとき、思い出したりするときに働く。記憶を司る海馬の周囲に位置する。
●感情系脳番地
喜怒哀楽を感じる。生涯にわたり成長し、老化が遅いのが特徴。脳の複数の部位に位置する。
●伝達系脳番地
コミュニケーションを通じて意思疎通を行う。
●運動系脳番地
身体を動かすこと全般に関わります。脳の中でもっとも早く成長を始める。
●視覚系脳番地
目で見た映像や画像、読んだ文章を集積させる。
●聴覚系脳番地
耳で聞いた言葉や音を脳に集積させるために働く。
8つの脳番地の特性を理解し、各脳番地の連携を強化して、自分らしく使いこなしていくことで、あなたの学ぶ力はぐんぐん成長していくことでしょう。
10分の勉強を12日間続けよう
脳の本来の性質は怠けものです。視覚系と聴覚系の引き寄せる磁石の力も、うっかりするとすぐに弱まってしまいます。
何か1つのことを勉強するときは、常にそのことが頭の片隅にある状態が理想的です。連続性のあることに対して、脳はとてもよく働きます。
おすすめは、1日10分でいいから毎日コツコツ型の勉強法に変えていくことです。
週末にまとめて勉強時間をとるよりも、10分間の勉強を12日間続けたほうが脳科学的にはかなり効率のいい勉強法になります。
また、コツコツ勉強する方法は、脳が勝手に働くようなプログラムを組むことにつながって、効率よく学びを深めていくことができるのです。
読書で学び直したいときの効率のいい勉強方法
「この後、読んだ内容を別の誰かに説明する」という前提をつくって読んでみましょう。伝達系脳番地が脳番地全体の監視役となり、通常より脳がしっかりと働くようになります。
読んだ本の内容を自分なりにまとめてみるのもよいでしょう。思考系、理解系の脳番地が働きます。自宅に着いてから、ブログに書いたり、ツイッターなりでつぶやくなどでもよいと思うのです。無事として書き起こしたものを誰かに読んでもらう意識が大切になります。
誰かに感想を聞いてもらうのもよいでしょう。その際に、感情を込めながら音読するとことで、感情系脳番地が働きます。
習慣化息子成績向上策
わが家では、息子の成績向上とともに、脳みそを改造する謀略計策があります。
それは、息子が学校でその日に勉強したことの内容を私に伝えることを習慣にすることだけです。
息子の成績は右肩上がりに上昇し始めることに成功しました。
「休みボケ」は脳が良い変化をしている証拠
普段あまり使わない脳番地が働くように意識して毎日を過ごしていたとしても、仕事に8時間以上を費やしていれば、どうしたって脳番地の使い方に偏りは出てきてしまうものです。
やはり、いつも同じ脳番地ばかり使い続けていると、アイデアも枯渇し、考え方にも偏りが生じてしまいます。
できれば、年に2回、1週間以上の休暇を取ると良いでしょう。
1週間も仕事を休むと、日常とは全く違う環境に身を置くと、「もう仕事に戻りたくない」と思ってしまいますが、実はこれが脳にとってポジティブな変化となります。脳番地の働き方が変わっているからこそ、湧いてくる感情なのです。
使い過ぎた脳番地を休め、いつもはあまり使っていない脳番地を刺激します。脳のメンテナンスを定期的に行うことも大人には必要なことです。
感想
サイト管理人
脳の記憶のメカニズムを活かして、記憶に定着させる方法が載っています。
感情とともに記憶に定着されたものは、認知症末期の寝たきりのような状態の人でも覚えています。かなり強力な記憶方法です。活用できるヒントがこの本の中には眠っています。
自分に合った脳番地の活用方法で、脳を活性化させてみてはいかがでしょうか。
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