女子大生、オナホを売る

※ 毎朝、5分以内で読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 当時下ネタが苦手な女子大生だった私が、初めてオナホD2Cを立ち上げたときに何を考えていたのかを振り返ります。

 学生時代に自宅謹慎処分を受けました。バイトも禁止され、自宅にいながら稼ぐ方法を考えたのです。自宅にある不要なものを片っ端からメルカリで売っても必要な金額になりません。

 そのとき趣味で作ったDTM音源をインターネットで販売したところ、いくつか売れたのです。「売るものがなければ、作ったらいいのか」と気づいた私は、楽曲政策をしては販売するようになりました。

 シンガポールの会社でWebマーケティングを修行し、音楽メディア業界を成長させ売却し、オナホD2Cの会社を創業して、数年後売却しました。今は、マーケティングや事業開発全般を勉強しています。

 あとはマグロ漁船に乗ったり、ひよこのオスメスを仕分けるバイトをしたり、自宅に生えている雑草を食べて過ごして17kg痩せたりしていました。

書籍情報

タイトル

女子大生、オナホを売る

第1刷 2023年5月8日

発行者 岩野裕一

発行 (株)実業之日本社

ブックデザイン 三森健太(JUNGLE)

本文DTP 加藤一来

印刷・製本 大日本印刷(株)

カバーイラスト つん子

校正 ヴェリタ

企画・プロデュース 事業家bot

編集 白戸翔(ニューコンテクスト)

ISBN 978-4-408-65034-0

総ページ数 198p

著者

神山理子

 20歳の時にインターン先で運営責任者となり、成長させて売却。その後も、数々と起業し売却を繰り返す起業家です。1児の母でもあります。

Twitter

出版

実業之日本社

製造コスト低く、高価格帯で売りやすい

UnsplashPhilipp Torresが撮影した写真

 オペレーションコストを少しでも減らすため、製造過程が単純で、製造難易度が低い領域だとさらに参入しやすいでしょう。

 オナホの製造方法は「金型に素材を流し込んで固める」というとても分かりやすい方法です。

 精密機械や消費期限のある食品とは異なり、製造から発送までのオペレーションが組みやすくなっています。

 作りやすいと納品も早く、流行に左右されやすい商品も、販売までスピード勝負できるわけです。

 「商売の基本は、安い値段で仕入れて高く売る」と言われているくらい、高価格で売り出しやすいかどうかは重要です。厳密に言うならば、「高い値段で売っていても違和感がない」という感覚です。

 オナホ市場は、一般的な価格のイメージがつかみにくいため高価格帯で売れます。相場3000円前後ですが、自社商品は5000円台で販売しても売れるのです。

顧客の欲求を表にする

UnsplashPaico Oficialが撮影した写真

 顧客の中で整理しきれていない複雑な感情を、体系化して整理していく必要があります。

 これらの課題を表にまとめることがオススメです。お客様の理想を表にしていく作業になります。

 そのお客様の理想がどうして解決できないのかが、本当の悩みとなるのです。

 アンケートをとるときは、ターゲット顧客と同じ語彙を用いることで、顧客の心に響きやすくなります。インサイトを書き起こすときは、ターゲットの考えを占い師のように当てていく必要があるのです。

マグロ漁船に乗る

Image by Anke Sundermeier from Pixabay

 「借金が返せなくなると、内臓を売るかマグロ漁船に乗るかの2択を選ばせれる」という都市伝説を聞いたことがあります。

 「内臓を売る」のは、誰が考えてもきつい体験です。「マグロ漁船に乗る」ことは、その並列の選択肢になるくらいきついものなのでしょうか。

 縁があり、1か月ほどマグロ漁船で働くことにしました。

 マグロ漁船には、今まで出会ったことがないような、私にとって珍しい人たりが乗っています。母国にいる家族のために出稼ぎにきた外国人、勉強が嫌いすぎて漁業で稼ごうとする地元の青年、バナナしか食べられない偏食のパナマ人男性などです。

 漁船内での食事は、あまりおいしくないマグロの部位丼です。偏食のパナマ人には超しんどいことだったようで、持ち込んだ「ソイジョイ バナナ味」を1本2000円で買わないかと持ちかけたところ、取引が成立してしまいました。

 人間は強い欲求のためにはいくらでもお金が出せるということです。時に食欲、睡眠欲、性欲の三大欲求はアプローチしやすくなります。彼がソイジョイの存在を知らなかったことも要因の1つです。相場が知られていないものは高く売りやすくなります。

成功=努力の質×努力の量

作者: みょうち麒麟

 「頑張らなくていい」というわけではないです。

 オナホD2C事業はヒットしたものの、働きすぎて体調を崩しました。どのくらい継続できるかが鍵であり、継続できない努力は推奨できません。

 頑張る自分にブレーキをかけるのは想像以上に難しいことです。ヤバい兆候はたくさん出ていたのに、本格的に体調を崩すまで気づけませんでした。

 「結果を出すこと」よりも、「頑張ること」にムキになっていたら要注意です。

 「D2C事業を買いたい」という連絡が来ました。市場は常に動き続けます。伸び続ける事業も、いつかは衰退するのです。

 だからこそ「評価されているうちに売ろう」という決断に至りました。

 過労で倒れた身としては、資金調達と事業拡大を続けていく気になれません。

 タイミングを見て、事業売却を見据える能力は起業家には重要だと思います。

あとがき

 今の私やその思考の存在は、これまでの人生で出会った人たちとのご縁や取り組みの蓄積です。

 今も昔も、自分は温かい環境に囲まれています。

 ふとした瞬間に周囲のおかげであることを忘れがちになりますが、執筆を機に再度思い出せて良かったです。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 次々に体験して、成功と失敗を繰り返した人の書籍です。

 内容は、よくある起業ノウハウのビジネス本と変わりませんが、例えとなっている実績の部分が独特なものになっていて、リコピンさんにしかない経験を語ってくれています。

 「私にはチンチンがないので」みたいなものを間に挟み、お笑い芸人が説得力のあるトークを聞いているかのように楽しめる部分がありました。

 ビジネス書ではありますが、堅苦しさがないので、行動力を学ぶために参考にされてはいかがでしょうか。

 下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。

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