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目次
書籍情報
見る・撮る・描く
身近な飛ぶ虫観察図鑑
発刊 2023年11月10日
ISBN 978-4-89531-899-0
総ページ数 191p
石井誠
昆虫観察歴80年を超えるベテラン昆虫写真家。
緑書房
- はじめに
- 第1章 チョウのなかま
- カラスアゲハ
- アオスジアゲハ
- ナミアゲハ
- クロアゲハ
- キアゲハ
- ジャコウアゲハ
- ナガサキアゲハ
- ギフチョウ
- モンキアゲハ
- テングチョウ
- コミスジ
- クロコノマチョウ
- ツマグロヒョウモン
- メスグロヒョウモン
- ルリタテハ
- アカタテハ
- ヒメアカタテハ
- ゴマダラチョウ
- アカボシゴマダラ
- アサギマダラ
- モンシロチョウ
- スジグロシロチョウ
- モンキチョウ
- ツマキチョウ
- イモンジセセリ
- アオバセセリ
- ヤマトシジミ
- ルリシジミ
- ツバメシジミ
- ムラサキシジミ
- ムラサキツバメ
- ウラナミシジミ
- ウラギンシジミ
- ベニシジミ
- 第2章 ガのなかま
- オオスカシバ
- コスカシバ
- カシコスカシバ
- モモブトスカシバ
- ホシホウジャク
- ホシヒメホウジャク
- ヒメクロホウジャク
- シロモンノメイガ
- キアシドクガ
- 第3章 トンボのなかま
- ギンヤンマ
- ウチワヤンマ
- オニヤンマ
- ヤマサナエ
- ヤブヤンマ
- コシアキトンボ
- シオカラトンボ
- シオヤトンボ
- アキアカネ
- ショウジョウトンボ
- ヒガシカワトンボ
- オオアオイトトンボ
- オツネントンボ
- ホソミオツネントンボ
- 第4章 ハチのなかま
- ニホンミツバチ
- コマルハナバチ
- トラマルハナバチ
- ルリモンハナバチ
- クマバチ
- スズバチ
- オオスズメバチ
- クロスズメバチ
- ウマノオバチ
- シリアゲコバチ
- オオハキリバチ
- アブ・ハエのなかま
- オオハナアブ
- ナミホシヒラタアブ
- アシブトハナアブ
- シロスジナガハナアブ
- キゴシハナアブ
- ビロウドツリアブ
- スズキハラボソツリアブ
- マダラホソアシナガバエ
- マルボシヒラタヤドリバエ
- ヨコジマオオハリバエ
- キンバエ
- ツマグロキンバエ
- 第6章 甲虫・その他のなかま
- ラミーカミキリ
- ヨツスジトラカミキリ
- タマムシ
- シロテンハナムグリ
- コアオハナムグリ
- マメコガネ
- オジロアシナガゾウムシ
- ヤマトシロアリ
- ヒグラシ
- セミヤドリガ
- 著者の活動
- 撮影する
- 描く
- 研究する
- あとがき・監修者のことば
- 著者・監修者プロフィール
- さくいん
はじめに
どんな場所であろうと、どんな時期であろうと、野外にでれば昆虫を見かけないことはありません。それどころか家の中に入ってくることもあります。
飛翔という行動は不思議です。交尾のため、吸蜜のため、外敵から逃げるため、さまざまな理由で飛び回ります。飛翔している姿を観察することで、彼らの生命活動のほとんどを知ることができるのではないでしょうか。
ムラサキシジミ
小型のシジミチョウで、訪花性が低く、樹液から吸汁することが多いです。
昔は関東地方では見かけない種でしたが、近年ではすっかり定着したようで、雑木林の林内や林緑の明るく開けた場所で日光浴でしている姿をよく見かけます。
田畑の畔道などを好み、アラカシやシラカシなどのカシ類で、他にもコナラ、クヌギなどの落葉性ブナ科の新葉からも幼虫が見つかることがあります。
シロモンノメイガ
分布は、北海道から南西諸島まで日本全土でみられます。
大きさ10cm程度の小さなガです。黒色に白紋がちりばめられた美しい外見です。
普段は、葉の裏にとまって静かに過ごし、昼間、広間、気温が上がると飛び立って蜜を探します。
飛行姿は優雅で、吸蜜しているときは愛らしいです。
タマムシ
本州から九州、屋久島に分布しています。
体長35~41mm。個体数は減少しているようにみえます。けれど、まだ真夏の正午に飛び回っているのを見かけることもあるのです。
本来は公園のエノキ、ケヤキなどに群れで集まることがあるようです。
波を打つような光沢模様は、昔から「玉虫色」と呼ばれ愛されています。