※読んだ本の一部を紹介します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
問題解決に重要な7つの問い
- 意思決定者のニーズを満たすために、どのように問題を的確に定義するか?
- どのように問題をばらばらに分解し、検討すべき仮説を立てるか?
- やるべきこと、やるべきでないことの優先順位をどのようにつけるか?
- どのように作業計画を策定し、分析作業を割り当てるか?
- 認識バイアスを避けながら、どのように問題を解決するための事実収集と分析を決めるか?
- 洞察を引き出すために、どのように調査結果を統合するか?
- どのように説得力のある形で伝えるか?
問題定義→問題分析→優先順位付け→作業計画→分析→統合→ストーリー伝達
7つのステップを紹介します。
目次
書籍情報
タイトル
完全無欠の問題解決
不確実性を乗り越える7ステップアプローチ
著者
チャールズ・コン
マッキンゼー・アンド・カンパニーのパートナー、ティケットマスターシティーサーチ社の創設大業取締役、オックスフォード大学ローズ奨学金財団CEOを歴任。
問題解決のプログラム開発などの改革に成功し、数多くの財団の上級顧問を務めています。環境保護のプロジェクトにも参加をする人物です。
ロバート・マクリーン
マッキンゼー・アンド・カンパニーの名誉ディレクター。
オーストラリアとアジア地域の自然保護区の管財人として、水質保全、社会福祉などに貢献しています。
訳:吉良直人
出版
ダイヤモンド社
優れた問題定義文6つ
問題定義文の特徴SMART
●具体的 Specific
●測定可能 Measurable
●実用的 Actionable
●関連性 Relevant
●時間が設定されていなければならない Time frame
問題定義をするときの特徴としてSMARTを意識して考えます。これらを意識するために、上の図.問題定義のワークシートを使うとよいでしょう。
問題を分解する
ロジックツリーを使って、検証する仮説を導いたり、構成要素や要因に分解するのに便利です。初期に問題を分解することによって、次に行う行動を効率化することができます。
分解し整理すると、データの収集や分析、優先順位がつけられるのです。
問いを3つ立てて分析
大まかな解決策に問い
●誰が
●何を
●どこで
●どのように
●なぜ
シャーロックホームズのように問題解決の焦点を当てていくことが、非常に強力なツールであることがわかっています。
病気を診察するときに、65歳以上かどうか、何か特別な疾患を持っていないかどうか、バイタルはどのようになっているか、問いをかけて原因を追究するのに似ています。
大体は、3つの問いで、大まかな解決策にたどりつけることが多く、計画が上手く行かなかったときの分析に効果的です。
説得力のあるストーリー
調査した結果を元に説得力のあるストーリーを組み立てることができます。全体をまとめる考えから派生していくようにストーリーを構成していきましょう。
結論から入って、その理由を答えていく論文形式で考えて行きます。上の図.ピラミッド構造のように考えると、説得力のあるストーリーが書きやすいです。
下のブロック原因(要素)から結論(答え)を考える方法もあります。
出来上がった図から、見出し(答え)をつけて、リード文(論理)を添えて、本文(要素)を構成してストーリーを創りあげていくのです。
感想
サイト管理人
誰でも出来そうなものを本書からピックアップしたつもりですが、どうでしょうか。
この本に書かれていることを実行しようとすると、頭の中の領域をかなり工数分だけ取っておかなければならないため、分析を仕事としない人には向かないかもしれません。自分ができそうなものだけ、実行する程度がおすすめです。
とはいえ、頭のモヤモヤを吐き出して整理できるワークシートが実例付きで紹介されているので、するかしないかは別にして、参考にしてみてはいかがでしょうか。