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目次
書籍情報
上司ガチャ
発刊 2023年10月11日
ISBN 978-4-295-40875-8
総ページ数 206p
藤崎友輔
株式会社エースディレクション代表取締役。
GMOインターネット株式会社(現・GMOインターネットグループ株式会社)入社後にさまざまな苦難と数々の上司ガチャを乗り越え、2010年に全社員約1200名の中でトップセールスを記録した結果、「最優秀個人賞」を獲得。その後、同社で師事した上司からの言葉をきっかけに独立。
クロスメディア・パブリッシング
- はじめに
- 第1章 上司ガチャのレアリティは自分で高められる。
- 「上司ガチャ」は、運で決まるものではない。
- 上司ガチャにハズレたら、多くの人たちは「あきらめる」。
- 「上司は部下を理解してくれるもの」は、幻想。
- 上司との関係性を恋愛にたとえてみると。
- 学生時代にいわゆる「上司ガチャ」経験を積んだ話。
- 社会人デビューを目論んでGMOインターネットに入ったけれど。
- 「社会不適合者」を「社会人」にしてくれた「最強上司」。
- 「自分を買ってもらう」という営業スタイルの確率
- ウケるキャラクターを見つけ、演じる。
- 良き上司と出会えば、自分の強みはいくらでも伸びる。
- 上司ガチャの「当たり」「ハズレ」を決めるのは自分自身。
- 2:6:2の「6」の人こそ成長できる。
- 「人付き合いをコントロールする」という感覚。
- 「上司だから」という思い込みを捨てよ。
- 上司ガチャは、自分でレアリティを高められる。
- 仕事で成長するために、「上司ガチャ」に意味を与える。
- 第2章 3ステップで上司ガチャを「成長のチャンス」に変える。
- 3つのステップで「上司ガチャ」を意味あるmのに変える。
- 上司のデータは、こうして集めろ。
- 上司の「人間性」ではなく「スキル」に注目する。
- いまの自分に必要なスキルは剣?弓?盾?魔法?
- 上司を5つのタイプに分けてみる。
- 自分に求められているキャラクターを理解し、演じる。
- 自分だけのポジションを見つける。
- 上司ガチャの「当たり」は準備している人に訪れる。
- 上司を好きになれば、上司も自分を好きになる。
- 上司との相性は「蓑食う虫も好き好き」。
- 上司ガチャの勝率を上げるために不可欠な4つのこと。
- 上司ガチャで「ハズレを引いてしまった」と思ったら。
- 第3章 「自分の限界」を超えて、成功を勝ち得るために。
- 虚勢ではなく「心からの声」で、自分という人間力で勝負する。
- 仕事の「心肝」が成長を左右する。
- 「できること」に集中する。ただし、競合がいない場所で。
- 意識すべきは、「成功」よりも「成長」。
- 人は、エレベーションに喜びを感じる。
- 自分の性質や欲求をうまく利用する。
- どう生きたいか、どう死にたいか。
- 時間配分を「クォーターバランス」で考える。
- 圧倒的なトップを目指す。
- 「壊すべきもの」と、「守るべきもの」。
- 「自分の限界」を壊してくれる人を大切にする。
- どんなにつらくても、その状況を楽しむ。
- 悩む時間はもったいない、いま、ここから行動を起こす。
- おわりに
はじめに
ビジネスの現場では、いくら優秀であっても周囲の人間によっては、自分の本当の力を発揮できずに終わる、なんてことはザラです。
けれど、上司ガチャは、運だけが左右するものではありません。自分の意思や姿勢次第で、いくらでも自力でガチャを回すことができるのです。
私も6人目の上司で「最強上司」を引き、ビジネス人生は劇的に変わっていきました。最速で成長したいなら、最強の上司に出会う必要があります。
そして、最高の上司は、自分の手で引き寄せるものであるのです。
自分でレアリティを高める
ソーシャルゲーム(ソシャゲ)とよばるガチャには「レアリティ」というものがあります。SSR(スペシャルスーパーレア)やSR(スーパーレア)などといったランクづけがあり、誰もがよりレアの商品を求めてガチャを回すものです。
自分に親身なってくれる上司を引き当てることは難しい。だからこそSSR上司と言えるでしょう。まずは、どんな上司を好むのか自己分析してみましょう。
- ほどほどの働き方をしたい
- 忙しくてもいいから、稼ぎたい
- ビジネススキルを高めたい
- カリスマも磨きたい
- 仕事は抑えて、人生を謳歌したい
どれを好むかで「理想の上司像」は大きく変わります。自分が何を重視していて、どういう上司に出会いたいかを理解することは必要です。
具体性を突き詰めれば、上司と違った関係性を築くことができます。また、周囲に理想の上司がいる場合もあります。漠然とした思いでは、ハズレ上司だと決めつけて見つけられない可能性があるのです。
スキルに着目する
私が出会った「最強上司」はどうして最高だったのかといえば、マネジメント力、統率力、傾聴力など、ビジネススキルを持っていたからです。
自分が身に付けたいスキルをマトリックス形式などで検討し、いまの上司で学べるかどうかを考えてみるのが手です。
自分に必要なスキルのRPGのパーティーを思い出してください。パーティにはさまざまなキャラクターがいます。それぞれの強みを持つキャラクターが集まることで、あらゆるシーンに対応することができるのです。
企業も、経営者、営業、経理、採用、人事、制作、エンジニア、デザイナーなど、様々なジョブが存在します。
剣技を学びたいと思えば、最強の剣士に学べばいいのです。
「ハズレ」を引いてしまったと思ったら
上司の悪いところばかりが目についてしまい、相手を尊敬できずにいるのかもしれません。
特に新人のことは、クレーム対応で、矢面に立ってくれていることに気がつけないものです。
そこで、相手の本質を見抜くために、自分の上司の「いいところ」と「悪いところ」を全部書き出してみることが有効となっています。とにかく、言語化してみると整理できるでしょう。
部下だからといって上司を見定めてはならないなんて決まりは、全くありません。受け身ではなく、自ら動くことです。
もしも、相手をそれでも受け入れられないのなら、別の道を探ってみるといいでしょう。無理をして付き合えば、健康を害してしまうかもしれません。他の場所に行けば、もと活躍できる可能性があります。
つらくても、楽しむ
人は、楽しい場所やおもしろい場所に集まります。
どんなにつらくても、特定の誰かを恨むのではなく、その状況を笑い飛ばすことができたら、人間として、一歩成長できると思います。努力を楽しめる人こそ、スピーディーに成長していくことができのです。
良い上司でなくても、その状況を楽しんでみてほしいのです。運命の上司がどこかで見ていてくれるかもしれません。
上司に「悩む時間」は、完全なロスです。自分が悩んでいる時間に、ライバル達は考えて成長している時間だと思ってください。
「悩む時間」はロスでも、「考える時間」はロスではありません。どうしたらいいか考えて、行動することで、自分の未来は確実に変わるのです。
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