目の老化を自分で防ぐ/著者:平松類

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書籍情報

タイトル

目の老化を自分で防ぐ!

発刊 2024年8月12日

ISBN 978-4-86257-704-7

総ページ数 95p

出版社リンク 内外出版

著者

平松類

二本松眼科病院副院長、眼科専門医。ヤフーニュース公式コメンテーター。

出版

内外出版

もくじ

  • はじめに 老化現象は「衰え」ではなく、自然な「変化」
  • part1 中高年に多い目の疾患や症状
    • 加齢だけが原因じゃない! 生活習慣でも目が老化⁉
    • ”失明の危険あり!”な疾患トップ5
  • part2 見え方を悪化させる生活習慣
    • 知っているようで実はよく知らない、自分の目
    • 目の老化を進める生活習慣
      • スマホやタブレットを「1日4時間以上」使っている
      • よく寝転がってスマホを見ている
      • 数年に1回程度しか「視力検査」を受けていない
      • 眼鏡はリーズナブルな量販店、コンタクトレンズはネット通販で購入
      • ディファインコンタクトレンズ、カラーコンタクトレンズを愛用
      • 夏の晴れた日でも、サングラスをかけない
      • 紫外線が怖いから、なるべく室内で過ごしている
      • 帰宅したら、いつも「洗眼液」で目で洗う
      • 花粉症や寝起きなど、無意識に目をこする
      • 疲れると、目を押してマッサージする
      • 喉が渇いたら、水を一気に飲み干す
      • 寝るときの体勢は、ほとんど「うつ伏せ」
    • 手元が見えづらくなったときの、よくない生活習慣
  • part3 目を労わる栄養素
    • 目の生まれ替わりに必要な栄養素
    • 目は「たんぱく質」でできている
    • 「水」を補給して目に潤いを
    • 「アプリメント」と「機能性表示食品」
  • part4 目の老化を防ぐトレーニング
    • 視力向上ウォーキング ~有酸素運動で緑内障を予防~
    • 首と肩のストレッチ ~血流やリンパの流れを促進~
    • 透かし見トレーニング ~目と脳の連携をよくする~
    • ペーパー裏読みトレーニング ~目と脳の連携をよくする~
    • 毛様体筋ストレッチ ~ピント調節機能を回復させる~
    • 100円老眼鏡を用いる雲霧法 ~ピント調整機能を回復させる~
    • 新聞見、カレンダー見のトレーニング ~有効視野を広げる~
    • ホットアイとバームアイ ~目の疲れやドライアイの回復に~
    • まぶたマッサージ ~目の疲れやドライアイの回復に~
    • ゆっくりまばたき ~目の疲れやドライアイの回復に~
  • part5 どんな眼科を選べばよい?
    • かかりつけ医を持とう
    • かかりつけ医の選び方
    • 手術が必要なときの眼科選び
  • おわりに

書籍紹介

 最近、目の不調を感じることが増えてきた方も多いのではないでしょうか?特に中高年になると、老眼やドライアイ、眼瞼下垂など、さまざまな目の問題が現れます。これらの症状は、ただの加齢によるものではなく、生活習慣や環境要因も大きく影響しています。そんな目の老化を自分で防ぐための実用的な一冊です。

著者は眼科専門医兼コメンテーター

 平松類先生は、二本松眼科病院副院長であり、眼科専門医として多くの患者の診察を経験してきました。筑波大学附属駒場高校卒業後、昭和大学医学部および同大学院を卒業し、医学博士の称号を持つ彼は、現在ではYouTube「眼科医平松類チャンネル」で25万人以上の登録者を持つなど、非常に信頼性の高い情報を発信し続けています。

内容概要

  • Part1: 中高年に多い目の疾患や症状
    • 老眼、ドライアイ、緑内障など、年齢と共に増える目の問題について詳しく解説。
  • Part2: 見え方を悪化させる生活習慣
    • スマホやPCの使いすぎ、睡眠不足、栄養不足など、日常生活で無意識に行っている悪習慣を指摘。
  • Part3: 目を労わる栄養素
    • ルテインやゼアキサンチンなどの目の健康に良い栄養素と、それを含む食材の紹介。
  • Part4: 目の老化を防ぐトレーニング
    • 目の筋肉を鍛えるトレーニング方法や、目の疲れを取るための簡単なエクササイズ。
  • Part5: どんな眼科を選べばよいか?
    • 目の健康を守るための眼科選びのポイント。

私たちは目を酷使している

 デジタルデバイスの普及により、私たちはかつてないほど目を酷使しています。これにより、目の老化が早まっていると言われています。平松先生は、「近視の人や手もとを見ることの多い人はハイリスク者」と述べており、特に緑内障など失明に繋がる可能性もある病気の予防が重要です。そんな中、この本は自分でできる予防策を提供し、目の健康を保つための指針を示しています。

目の健康を保つために

 本書は目の健康を自ら守るためのバイブルと言えるでしょう。目の老化は避けられないものかもしれませんが、その進行を遅らせ、快適な視力を保つための知識と実践方法が詰まっています。特に40歳を過ぎた方は、目の定期検診と共に、この書籍を手元に置いておくことをお勧めします。平松類先生の豊富な経験と知識が、読者一人ひとりの目の健康を支えてくれることでしょう。

試し読み

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

50歳を過ぎたら片目ずつ見え方をチェック

 目の病気は非常に気づきにくいものです。遠近感や立体感は両目で認識するため、どちらか一方が悪くなっても気付きにくいです。また、見えにくい部分は脳が補完してしまうため、さらに気付きにくくなります。

 ほとんどの人は、視野の半分以上が欠けて初めて異変に気付きます。実際、片目が失明しているのに気付かない人も少なくありません。

 50歳を過ぎたら、定期的に片目ずつで見え方をチェックする習慣をつけることをお勧めします。特に便利なのは、升目のデザインのカレンダーを使ったセルフチェックです。

 カレンダーを30cm離した位置に置き、片目を閉じて文字が読めるか、違和感がないかを確認してください。前回のチェックと大きく変わらなければ、問題ないでしょう。

目はタンパク質

 水晶体や網膜などの細胞は、日々生まれ変わっています。新しい細胞をつくるために必要な材料が「たんぱく質」です。

 タンパク質は一度に大量に摂るより、できるだけ毎食、自分の手のひら1枚分のサイズの肉や魚を続けて食べるようにしましょう。

 特に高齢の女性は、たんぱく質が足りていない傾向があります。意識して積極的に摂取する必要があります。

かかりつけ医

 まず、「眼科専門医」がいる病院を選びましょう。眼科医なら、医師免許を持っていれば誰でも名乗れますが、眼科専門医は日本眼科学会の認定試験に合格した目のスペシャリストです。

 そして、大きな病院や知名度の高い病院よりも、身近で通いやすい病院を選ぶことが重要です。自分にとって遠くて不便な病院では、徐々に足が遠のいてしまいます。

 あとは、相性のいい医師を選びましょう。どんなに優秀でも、「話を聞いてくれない」や「十分な説明をしてくれない」という不満が募ります。

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