※サイト管理人が興味をもった部分を紹介します。
はじめに
本書は2021年3月から2022年2月までのブログで記した文章を再構成したものです。
ブログで何かコメントする場合など論語を中心とする中国古典や安岡正篤、森信三といった明治生まれの智の巨人の書を度々引用したり、紹介したりしています。
私のブログをお読みになり、もし得るところがあれば、血肉化し、皆様方の行動に移されるようになれば、望外の喜びです。
目次
書籍情報
タイトル
人物に学ぶ
著者
北尾吉孝
SBIホールディングス株式会社代表取締役社長。
野村證券情報取締役、ソフトバンク常務取締役、を経て現在SBIホールディングスの社長に至っています。SBI子ども希望財団理事、学校法人SBI大学理事長、社会福祉法人慈徳院理事長などの教育関係の理事も務めています。
出版
財界研究所
円熟の境に至る
年をとることは、精神的には円熟味を増していきます。
まるまると まるめまるめよ わが心 まん丸丸く マルクまん丸
木食上人の歌より
七十にして心の欲するところに従って、矩を踰えず
孔子の言より
修養を積んできたものは丸くなっていき、70歳を超えたならば思うように振る舞っても道を外れぬようになっていくということです。
色んなものがバランスを取れるようになっていき、円くなっていきます。
円熟の境に達すれば、究極的には何かリズミカルになって、格調高い人間になれるでしょう。
生き甲斐というもの
他人に感動を与える人は疲れない
森信三の言葉より
生き甲斐に繋がるのは、自分が楽しくやっているからです。際立った能動性により感動が生まれます。
嫌々やることは疲れるでしょうが、楽しんでいながら疲れを感じることは、殆どないのではないでしょうか。
何ものにも真剣になれず、したがって、何事にも己を忘れることができない。満足することができない、楽しむことができない。したがって、常に不平を抱き、不満を持って何か陰口をたたいたり、やけのようなことを言って、その日その日をいかにも雑然、漫然と暮らすということは、人間として一種の自殺行為です。社会にとっても非常に有害です。毒であります。
安岡正篤の言葉より
「働く」ことに求めてきたのは、そこに生き甲斐を見つけることでした。使命としてやってきたことを成就させることが、生き甲斐になっていくのだと思います。
働く抜く結論は、「自分の生き甲斐が見いだせる仕事は、人のため、社会のためになるものだ。儲かる儲からないは関係ない」ということではないかと思うのです。
人生の意義を知るには、何よりもまずこのわが身自身が、今日ここに人間として生を与えられていることに対して、感謝の念が起こらねばならぬと思うのです。
森信三の言葉より
夢を実現する秘訣?
ウォルトディズニー曰く、
夢を実現する秘訣は4つのCに集約される。好奇心(curiosity)、確信(courage)、勇気(confidence)、継続性(constancy)、なかでも最も重要なのは確信である
夢は、好奇心から出発し、勇気をもって取り組み、試行錯誤を繰り返す継続性が必要で、確信を生み出していくということなのでしょう。
試行錯誤を繰り返し、確信に変えていきなさいといった印象を持っています。
最も大事ななのは夢を常に持ち続けるということです。
コロナと共に生きよう
濃厚接触者であっても摂取完了者と子供については別の枠組みへの移行を検討するなど、新型コロナウイルスとの共生に向けて大きな方向転換を迎えつつあります。
これまでは感染者数が増えれば死亡者数や入院患者数も増えていましたが、直近ではこの相関関係が明らかに崩れているようです。
とりあえずは、国民の集団免疫を貯めるため、ワクチン接種が進められるべきでしょう。
感染はゼロにはならない。感染はあるが死人は一定の数に抑えられる、感染防御は続けるが外に出て経済活動をやろう、という形。死ななければ感染症は怖くない
本庶佑さんの言葉より
これまで、緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置が繰り返され、国や自治体は多くの人に制約を課してきました。
これからは、ウィズコロナとしてバランス感覚を持ってた対応していくべきでしょう。
感想
サイト管理人
色々な人物の言葉から物事を学べる書籍です。ブログをみて、横書きの文章をサッとみるのでもよいかもしれません。
概念的なものを吸収し、自分を収斂させるのにオススメの一冊です。
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