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目次
書籍情報
アンガーマネジメント大全
戸田久実
アドット・コミュニケーション(株)代表取締役。
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。
日経BP
- Chapter 1 怒りの仕組みを知っておこう
- 怒りってなんですか?
- 怒りの特徴にはどんなものがありますか?
- 怒ることは悪いことですか?
- 怒りの原因ってなんですか?
- 「怒るか」「怒らないか」はどう決めればいいですか?
- 「怒り」で失敗しないためにはどうしたらいいですか?
- アンガーマネジメントってなんですか?
- Chapter 2 まずは小さな怒りをしずめる練習から 初級編
- 感謝が足りない相手にイライラしてしまいます
- 怒りを「お願い」に変えて伝えよう
- 気に入らないことがあるとすぐ拗ねて態度に出す人にイライラしてしまいます
- いったん相手の言動を受け流そう
- パワハラと言われるのが怖くて部下を叱れません
- 「叱る」のではなく「リクエスト」しよう
- オンライン上のやりとりでは、相手を注意しづらいです
- 端的に「こうしてほしい」と伝えよう
- やりとりをしていたら、相手が腹立たしいリアクションをしてきました
- 冷静に「それは嫌だ」と伝えましょう
- 必要のないお節介やアドバイスをされてイライラします
- お礼を伝えてからやわらかくお断りしよう
- チーム内でほかのメンバーとかなり能力の差がある人がいるのですが、どうしたらいいでしょうか
- できること 「だけ」に集中させよう
- プライベートなことを根ほりほり聞いてくる友達にイラッとしてしまいます
- スルー力を身につけよう
- ズルズルと同じ文句を繰り返し言っている人の話を聴くのにうんざりします
- やんわりと「聴けない」ということを伝えよう
- パートナーの共感できない長々とした話にうんざりしてしまいます
- 傾聴ボランティアを演じよう
- デリカシーのないことを言う相手にイラッとします
- 踏み込まれたくない領域を相手にはっきり伝えよう
- 何かとすぐ泣く相手に、ほとほと嫌気がさしてしまいます
- 相手が落ち着いてから話をしよう
- 待たされるととてもイライラします
- この時間をどう過ごすかに意識を向けよう
- 税金が高いのが許せません
- わたしはよい国民だと胸を張ろう!
- 感謝が足りない相手にイライラしてしまいます
- Chapter 3 ちょっとしたテクニックが役に立つ 中級編
- 反論する相手に怒りがわいてきてしまいます
- まずは6秒待とう
- わたしはできたのになぜこの人はできないのか、と思ってしまいます
- 自分と相手を比べるのをやめよう
- 金額の値引き交渉をされると、フツフツと怒りがわいてきます
- OK・NGの線引きラインを明確にしよう
- つい立場の弱い人に八つ当たりしてしまいます
- 八つ当たりするときの傾向を把握しよう
- 自分より実力が低いはずの人が評価されると妬ましいんです
- 嫉妬心を成長の糧にしよう
- 周囲に怒りをまき散らして、場を壊す人が許せません
- いったんその場から離れよう
- 上司の言うことがコロコロ変わって振りまわされることにうんざりしています
- 話を記録に残しておこう
- 謝らない相手にイライラしてしまいます
- 「ここは謝るところだよ」と伝えてあげよう
- クレーム対応で余計に相手を怒らせてしまいました
- 最初に誠意ある謝り方をしよう
- 相手からピントのずれた謝り方をされてカチンときました
- 本当に謝ってほしいポイントを伝えよう
- 言うことを聞かない子どもに日々イライラしてしまいます
- 重要度ランキングをつけよう
- 自分にできたことを子どもができないと、つい「なんで!?」と思ってしまいます
- 「子どもの人生」と割り切ろう
- 本当は嫌だと思っているのに、ズルズルとパートナーや友人との関係が続いていて、定期的にムカムカしてしまうことがあります
- 関係性を客観的に見てみよう
- お金を返してくれない相手にいつまでもモヤモヤしています
- 期限を決めて「返して」と伝えよう
- 「こうするべき」という自分の価値観に人が従わないと、ついイラッとして指摘してしまいます
- 自分の価値観の押しつけはやめよう
- 公共交通機関がストップすると、猛烈にイライラします
- 別の手段を考えて、即、行動に移そう
- 会社の体制が整っていないことに不満がとまりません
- いまできることに目を向けよう
- サービス業で、暴言を言われたり、無理な要求をされると、あとから怒りがわいてきます
- 相手の要求を類別して、冷静に対応しよう
- 反論する相手に怒りがわいてきてしまいます
- Chapter 4 重度の状況にはチームで対応する 上級編
- 安心して仕事を任せられない人に直面して困っています
- 過度な期待をやめよう
- 常識が通用しない人にいわれもない誹謗中傷を受けて困惑しています
- ひとりで抱え込まず、まわりに相談しよう
- 信じられないほどミスを繰り返す部下に、我慢できません
- ミスを見越したフォロー体制をつくろう
- 相手が「訴える」と言ってきたり、突然に弁護士を立ててきて困惑しています
- 専門家にお願いしよう
- 過去にとても傷つくことを言ってきた上司、いまも存在そのものが許せません
- 過去を冷静に振り返ってみよう
- 毎日部下のミスが凄まじくて、我慢の限界です。もはや存在そのものが嫌になってしまっています
- 気持ちを切り替えてはっきりと伝えよう
- イライラが募って、相手の些細なクセも何もかもが嫌になってきます
- 嫌な理由を洗い出して、優先順位をつけよう
- 他者を見下す攻撃的な人が、場を荒らしていて困っています
- ひとりで抱えず、チームで支え合おう
- 許せないことをしてきた相手のことを、いつまでも根に持ってしまうんです
- 理想とする未来に目を向けよう
- パートナーの許容できないクセは、どうすればいいでしょうか?
- OK・NGのラインを決めて、希望を伝えよう
- お金遣いの荒いパートナーに大きな怒りがわいてきます
- 冷静に要望を伝えよう
- 夫の存在が嫌で、前から気になっていたちょっとしたクセが許せません
- 怒りに点数をつけて仕分けしよう
- もう関わりはありませんが、不義理をされたことがいまだに許せません
- 自分の感情をいったん外に出してみよう
- 付き合いは続けていますが、以前に不義理をされたことが引っかかっていて許せません
- 本心と要望をはっきり伝えよう
- 安心して仕事を任せられない人に直面して困っています
- Chapter 5 自分に対するイライラの扱い方
- ほかの人と比べて、できない自分にイライラします
- 自分への「こうあるべき」をゆるめよう
- 人の怒りに振りまわされてしまう自分が嫌になります
- 負の感情を受けないように、その場を離れよう
- プライドが邪魔して部下に謝れず自己嫌悪に陥ります
- 謝ること=負けという発想を手放そう
- 自分をへりくだりすぎて、あとで後悔してしまいます
- ほめられたことを受け入れてみよう
- 思うように評価してもらえないとき、「嫌われているのでは?」と気になる自分が情けなくてイライラします
- 事実と思い込みを分けてみよう
- 役職に就いてから、感情を出せなくなってしまいました
- 感情を言葉にする練習をしよう
- 生産的な自分でいなければ・・・・・・とついイライラしてしまいます
- 自分にイライラしたら、できていることに目を向けよう
- イラッとしたときについ物に当たってしまいます
- 自分のなかの怒りを数値化していこう
- カッとなったときに言葉より、手が出てしまいます
- 語彙力を鍛えよう
- 嫌なことがあったときに、なかなか気分転換ができません
- 気分転換メニューを用意しよう
- 言いたいことを飲み込んでしまって、そんな自分にあとでイライラします
- 言いたいことを書き出してみよう
- いつも断れない自分にあとからイライラします
- Yes No の境界線をつくろう
- 嫌われるのが怖くて言えなくなってしまいます
- 短い言葉でも伝えよう
- 感情がともなう意見もロジカルに伝えようとすると、何も言えなくなってしまうんです
- 感情を表す言葉や伝え方を増やそう
- 過去を引きずりすぎる自分に、ついモヤモヤします
- 「いまここ」に意識を戻そう
- 子どもを怒鳴りつけるたびに罪悪感がわいてしまいます
- 一瞬で落ち着く言葉を思い浮かべよう
- 変えたいクセがあるのにいつまでも変えられない自分が嫌です
- 300回トライする気持ちで取り組もう
- できなかったことがあると、いつまでも引きずる自分に嫌悪感を抱いてしまいます
- 自分のとらえ方を見直してみよう
- ほかの人と比べて、できない自分にイライラします
書籍紹介
怒りを効果的に管理し、私たちの日常生活や職場環境をより良くする方法を探求する内容となっています。怒りは誰もが経験する感情ですが、その扱い方次第で人間関係や自分自身の精神状態に大きな影響を与えます。この本は、その怒りという感情を理解し、適切にコントロールするための知識と技術を提供してくれます。
平穏な生活を送るために
単に怒りを抑えるだけでなく、なぜ怒りが発生するのか、そしてどのようにそれを建設的な方向へ導くのかを解説しています。感情の管理がビジネスの成功や人間関係の改善にどれだけ重要であるかを示すことで、読者は自分自身の反応パターンを再評価し、より平和で生産的な生活を送るための道筋を見つけることができます。
アンガーマネジメントを学ぶ
アンガーマネジメントのテクニックは、単に個人的な成長だけでなく、チームリーダーやマネージャーが部下とのコミュニケーションを改善する手段としても有用です。戸田久実は、怒りに直面したときの対処法や、怒りを抱える人々への対応策についても詳しく説明し、実際の職場や家庭での応用を可能にします。
シチュエーション別の対応
怒りがもたらすストレスや健康への影響についても触れ、長期的なウェルビーイングを考慮したアプローチを示しています。日々の生活の中で怒りが生じるシチュエーションを具体的に取り上げ、読者がその場面でどのように行動すべきかを指南します。これにより、読者は自分自身の感情管理能力を高め、他人との関係性を改善するための実践的なスキルを身につけることができるでしょう。
試し読み
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
税金が高いのがゆるせません
自分のできる節税をしたあとで、それでも税金が高すぎると感じる場合には、「たくさん税金を納めている、良い国民」と考えるようにしましょう。
愚痴を言い続けるという悪循環に陥ると抜け出せないので、社会貢献していると前向きに考えることが必要です。
他人を見下す人
自分が既に習得している能力と比較して、新人の粗探しをする厳しい人がいます。ミスを頻発させる原因になるので、顔色をうかがうタイプには関わり方を慎重にする必要があります。
こういう心理状況は、上司が好きだったり、尊敬し過ぎていたり、どう思われているかを気にする情動的な人が多く、ひとりで対応するのは危険です。会社や部署といったグループ単位で対処しなければ、ずっと同じ問題が起きるでしょう。
そういった比較タイプのアグロな人が、組織を離れていくまで穏便に済ませる必要があります。