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目次
書籍情報
ひと目でわかる図解付き!
「知る」を最大化する本の使い方
ぶっくま
「学び読書」のスペシャリスト
手取り15万円、残業170時間が当たり前のブラック企業に勤めながら、何とか時間を確保し、「読書」への投資を開始。
現在も年間300冊以上を読破する読書人。
翔泳社
- はじめに
- 本書の構成
- 第1章 落とし穴にハマった経験から学んだ「読書に対する考え方」
- 読書は良い効果があるけれど、「読むだけ」では不十分である
- 「教科書」「参考書」を読んで得た知識では全く通用しなかった、リアルなビジネスの世界
- 本から「学べていない人」と「学べている人」の特徴
- 「知」を最大化をするための2つの読書
- 効果的な学びをするなら必ず知っておくべき「繋げる」「編める」の効果
- 継続してわかった「読書の驚くべき3つの効果」
- 【読書の効果1】知識同士が結びつく
- 【読書の効果2】多様な視点を得られる
- 【読書の効果3】知識に広がりが出る
- 1章のまとめ
- 第2章 「知」を最大化する本の選び方
- 選書のポイントは「選書以前」にある
- 【選書以前の技術1】目標型選書 ~最短で目標達成を実現する選書方針~
- 【選書以前の技術2】悩み解決型選書 ~悩みを解消する選書方針~
- 【選書以前の技術3】知の体力型選書 ~視野を広げる選書方針~
- 「目標型選書」「悩み解決型選書」「知の体力型選書」をどう使いわけるのか
- 誰でもすぐできる「学びを最大化する」7つの本の選び方
- 【選び方1】「名著」「ロングセラー」から選ぶ
- 【選び方2】「解説本」や「マンガ版」から選ぶ
- 【選び方3】「ランキング」から選ぶ
- 【選び方4】「読書家のおすすめ」から選ぶ
- 【選び方5】あえて「ちょいムズ本」から選ぶ
- 【選び方6】「反対意見」や「常識破壊」の内容が書いてある本を選ぶ
- 【選び方7】直感で選ぶ
- レベルの合わない本を選んでしまう人のための「難しい本、簡単な本の8つの見分け方」
- 【見分け方1】目次をチェックする
- 【見分け方2】太字やハイライトがある
- 【見分け方3】図解や絵の多さ
- 【見分け方4】専門用語が多用されてないか
- 【見分け方5】結論がすぐ見つけられるか
- 【見分け方6】文章の読みやすさ
- 【見分け方7】余白・フォントサイズ・ページ数
- 【見分け方8】出版日を確認する
- 【状況別】本の探し方の最適解
- 【状況1】読みたい本がわかっている場合
- 【状況2】解決したい課題、学びたいテーマが明確な場合
- 【状況3】時間はあるが、本に投資できる予算が少ない場合
- 【状況4】ニッチなテーマ、専門的な本を探している
- 【状況5】最近、似たような本ばかり読んでいる場合
- 【状況6】学びを深掘りしたい場合
- 合うべき本に会える「ぶっくマップ」の使い方
- 2章のまとめ
- 3章 「知」を最大化する本の読み方
- 「効率読書」 ~1冊30分、効率を最大化する本の読み方~
- どんな本が「効率読書」に最適なのか?
- 「探究読書」 ~学びを最大化する本の読み方~
- 「探究読書」の質を劇的に高める【深く読む技法】
- 【深く読む技法1】用語を調べる
- 【深く読む技法2】経験と関連付ける
- 【深く読む技法3】反論や自分の意見を考える
- 【深く読む技法4】自分に質問しながら読む
- どんな本が「探究読書」に最適なのか?
- ゲーム感覚で学びを自分ごと化する「具体抽象読書」
- 「具体抽象読書」のキーとなる「抽象化」のコツ
- 「具体抽象読書」の応用
- 理解を容易にする「古典」読書の3ステップ
- 【ステップ1】動画またはマンガ版でざっくり理解
- 【ステップ2】解説書で学習
- 【ステップ3】辞書のように原書にあたる
- 利点を最大化する「電子書籍」の使い方
- 紙の本ではできない「Kindle」の4つの使いこなし方
- 【技法1】ハイライト&メモ活用術
- 【技法2】目次⇄章の行き来読み
- 【技法3】読み上げ機能の活用
- 【技法4】ハイライト一括表示を活用する
- 忙しい人でも学びを最大化する「オーディオブック」の使い倒し方
- 電子書籍・紙の本・オーディオブックのメリットを最大限に活かす使いわけ方
- 学びを最大化する「読書の集中力」の上げ方
- 3章のまとめ
- 第4章 「知」を最大化するアウトプットの仕方
- 「知」の活用は「身」になり、アウトプットは資産になる
- 本の種類「実践型」「知識型」により最適なアウトプット方法は違う
- 本を読む前にどんなアウトプットをするか大まかに決めておく
- 【実践型/知識型別】読書アウトプットの7つの技術
- 【アウトプットの技術1】読書ノートをつける(実践型/知識型)
- 【アウトプットの技術2】学びを実践する(実践型向き)
- 【アウトプットの技術3】人に説明する(実践型/知識型)
- 【アウトプットの技術4】書評アプリを使用する(実践型/知識型)
- 【アウトプットの技術5】SNSやブログで発信する(実践型/知識型)
- 【アウトプットの技術6】学んだ内容を思い出す・想起(知識型向き)
- 【アウトプットの技術7】知識ナレッジを積み上げる(知識型向き)
- 「読書ノート」は紙に書くか、電子に記録するか
- 「知」を最大化するアウトプットの組み合わせ
- 4章のまとめ
- 第5章 「知」を最大化する読書の続け方
- 読書の習慣化に失敗する行動パターン
- 「確固たる習慣マインド」を形成する極意
- 失敗をなくす習慣化の1歩目
- 読書習慣を永続化する7つの行動
- 【行動1】外出先には必ず本を持ち歩く
- 【行動2】読んだ記録をつける
- 【行動3】各部屋に本を置く
- 【行動4】すでにある習慣とかけあわせる
- 【行動5】スキマ時間を活用する
- 【行動6】読書の時間を決める
- 【行動7】SNSで読書家をフォローする
- 「スマホ中毒」を逆に利用した読書習慣術
- 5章のまとめ
- おわりに
- ぶっくマップ
書籍紹介
本を選ぶ際のポイントは、実は「選書以前」の自分自身を理解することから始まります。これは、自分の興味や目標に合わせた本を選ぶことで、読書が単なる情報収集から、自己成長への道筋に変わるという考え方です。
効率的に読む技法
本書では、「効率読書」「探究読書」「具体抽象読書」といった独自の読書法を紹介しています。これらの方法は、ただ漫然と読み進むのではなく、具体的な知識を抽象化したり、逆に抽象的な概念を具体的な事例で理解する等、読解力を飛躍的に向上させます。
- 効率読書: 1冊を30分で要約する技術。これを身につければ、1日の読書量が飛躍的に増えます。
- 探究読書: 深く理解するための方法。テーマを決めて、関連する本を複数読むことで、知識のネットワークを構築します。
- 具体抽象読書: 抽象的な概念を具体例で理解し、逆に具体的な問題を抽象化して考える技法。この方法で、学んだことが自分のものになりやすくなります。
アウトプットの方法
読書の最終目的は「学んだことを実生活に活かすこと」です。ぶっくまさんは、読んだ内容をアウトプットするテクニックを7つも紹介しています。これにより、読書が自己表現や業務改善、さらには新たなアイデア創出につながります。
読書習慣の定着
読書を習慣化する方法も詳細に解説されています。例えば、読書の時間を決めたり、読書記録をつけることなど、7つの行動パターンが提唱されています。これにより、読書が生活の一部となり、自然に継続できるようになります。
読書を味方につけよう
「ひと目でわかる図解付き!『知る』を最大化する本の使い方」は、読書を通じて自分を変えるためのバイブルと言えるでしょう。特に、仕事や人生で何かを変えたいと考えている方には必読です。この本を読むことで、読書が単なる趣味から、自分を成長させるための強力なツールへと変わります。翔泳社のこの挑戦は、読書文化そのものを進化させる一助となるでしょう。
試し読み
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
本の見分け方8つ
世界的な名著であっても、難解で理解ができなければ意味がありません。あなたにとって最適な本を見分ける必要があります。
- 目次をチェックする
- 本の全体像をが掴めます。
- 太字やハイライトがある
- 本に慣れていない人であれば、重要なところが強調されていると読みやすいでしょう。
- 図解や絵の多さ
- 活字に苦手意識があれば、図解を盛り込んでいる本から読んでみてはいかがでしょうか。
- 専門用語が多用されていないか
- 当たり前のように専門用語が使われていると、内容を理解するのに時間がかかります。
- 結論がすぐ見つけられるか
- 結論を見つけやすい本は理解しやすい本です。
- 文章の読みやすさ
- 自分のレベルにあった文の長さ、主語と述語の間隔も重要なポイントです。
- 余白・フォント
- 余白が多ければ、心理的負担が少なくて済みます。
- 出版日を確認する
- 最近出版された本はわかりやすい本の特徴を満たしていることが多いです。
経験と関連付ける
本を読んでいくと、著者が言っていることをどこか他人事のように考えてしまいがちになってしまいます。「そうなんだ・・・」で終わってしまう読書は記憶に残りません。
同じような経験をしたことがあるか、自分だったらどう行動するか、過去に読んだ本に同じような内容はあるか、身のまわりで似たようなことが起きていないかを考えてみましょう。
知識として定着させるには、身になる情報をいかに自分と繋げるかが重要なのです。
読んだ内容を思い出す
一番簡単な想起法は、最近読んだ本の内容を思い出すことです。シャワーやお風呂に入っているとき、寝る前の布団に入っているとき、リビングでくつろいでいるとき、耳が空いているタイミングですると効果的です。
思い出すテクニックとしては、記憶のフックをつくると良いでしょう。なにかを目にしたり、聞いたりすると、関連することを思い出すことがあると思います。それを人工的に作り出すといいのです。覚えたい本を本棚の目立つ位置に置いておく、関連のあるばしょにメモした内容を貼っておくなどが効果的です。
読書ノートに記録して、自分だけのノートを作るのも面白いでしょう。