※ 毎朝、5分以内で読める書籍の紹介記事を公開します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
目次
書籍情報
東京の美しい本屋さん
発刊 2023年11月27日
ISBN 978-4-7678-3224-1
総ページ数 155p
田村美葉
エスカレーターマニア。都会の景色に魅了され、エスカレーター専門サイトを立ち上げる。
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はじめに
本好きの父に連れられてよく通っていた本屋は、新しい世界への入り口でした。物語に心を躍らせたり、文房具のコーナーで楽しんでいたのです。
棚の配置や本の並べ方ひとつひとつに、お店の想いが込められています。それに加え、一息つける場所をもっていたり、人の気配があることで安心できる空間があります。
人生を豊かにしてくれるお店があるかもしれません。
BIBLIOPHILE
本とインテリアの
組み合わせを楽しむお店
- 時間 11:00~19:00
- 定休日 なし
- 電話 03-3582-2707
洋書はデザイン専門書を扱う専門書店です。天井まで書斎の顔となるようなデザイン性の高い本が並んでいます。
専門的な本を探しにきた人や、何気なく訪れた人に「これは」と思う本がきっと見つかるでしょう。
オシャレなシェルフやブックエンドも揃っているので、理想の書斎のイメージを想像するのも楽しいです。
かもめブックス
愛される
街の本屋さんを守る
- 時間 11:00~20:00
- 定休日 水
- 電話 03-5228-5490
入口の大きなガラス窓から見えるのは、広々としたカフェスペースです。本を買う時だけでなく、いつも気軽に立ち寄れる、街に開かれた場所となっています。
お客さんの傾向や季節にまつわるものを参考にしてテーマを考えているようです。新しく出た本でなくても、新鮮な角度から紹介されることで、意外な出会いが生まれます。
3週間ごとに特集の棚が入れ替わり、絵本コーナーの前には子ども用の小さな椅子があり、子どもの横で大人が楽しめる懐かしいコミックタイトルが話題の漫画の側に置かれているなど、様々な「しかけ」が溢れています。
旅の本屋のまど
まだ見ぬ場所に思いを馳せる
- 時間 13:00~20:00 祝日13:00~19:00
- 定休日 水
- 電話 03-5310-2627
地球儀や各地の民芸品が置かれ、民族音楽が流れる点何は、思わず旅に思いを馳せるしかけがたくさんありお店億
旅人に「置いてほしい」とグッズを持ち込まれることもあるのだそうです。お店奥のレジの周りには、普通の本屋にはないものが集まっています。
時代を感じる古い地図や、ガイドブック、文学や料理など、自分なりの旅のヒントを得られるでしょう。また、頻繁に本の著者を迎えたトークイベントも開催しています。
文喫
1日をかけて「何か」を探しに行く場所
- 時間 9:00~20:00
- 定休日 不定休
- 電話 03-6438-9120
- 入場料 1650円(税込) 土日祝 2530円(税込)
「入場料制」という新しい形態をとる本屋が生まれました。
足を運べば、天井の高い吹き抜け空間に、企画展、雑誌コーナーが見えます。レセプションで入場料を払い、階段を登ると「選書室」と、カウンター式で集中できそうな「閲覧室」がお出迎えをしてくれます。
広々とソファや椅子が配置され、軽食を摂ることができる「喫茶室」もあるのです。本をじっくりと探してもらうためのしかけが施されています。
感想
サイト管理人
入場料制は、youtuberや著名人に良い空間かもしれません。本屋はそもそも変な人がいるような空間ではありませんが、安心して勉強や仕事ができそうです。また、お金を支払っているため、本を探した後に電子書籍で購入する罪悪感も少ないと思います。
図書館のように貸し出されているということがなく、売るための工夫がされているため、書店では目当てのものが探しやすくなっています。本屋での本選びは楽しいものです。本屋で本をみつけて、図書館でその本を借りるということもありました。売り方が進化して、書店で差別化されることで、個性が生まれていたようです。