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目次
書籍情報
フリーランス・個人事業主の
超シンプルな節税と申告、教えてもらいました!
発刊 2023年10月15日
ISBN 978-4-413-11400-4
総ページ数 157p
中野裕哲
経営コンサルタント、起業コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、ファイナンシャルプランナー(CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士)
青春出版社
- はじめに
- ぼちぼちフリーランス、起業と節税のプロに手を借りる
- 1章 節税の超基本、経費をモレなく計上する ~開業費、家事按分、交際費…ここはチェック~
- 余計な税金を払わない「経費」の鉄則
- 領収書&レシートなど取引書類をきっちり保存
- Q.税金の種類は?金額はどうやって決まるの?
- 「飲み会」「映画」「旅行」も仕事と関係あれば経費
- Q.どこまで経費にしちゃっていい?
- 自宅オフィスなら「家事按分」を忘れず費用に!
- Q.仕事とプライベートの費用を分けるとき、注意すべきこと
- いつもより売上が多い時の節税法
- Q.節税して損をすることがあるって、どういうこと?
- 10万円以上のものは数年に分けて経費にする
- Q.減価償却、償却資産の申告…、面倒だからやらなくてもいい?
- 意外と忘れがち、開業準備に使ったお金に注意
- Q.開業費、どのくらい前のものまでOK?
- まだある!コレも経費になりますよ
- 税金と申告の質問&勘違い 源泉徴収って何だっけ?
- 余計な税金を払わない「経費」の鉄則
- 2章 所得控除、オトクになるものこんなにあります! ~医療費控除、小規模共済、iDeCo、ふるさと納税…~
- リスク&将来にも備える「控除」の鉄則
- 確定申告は「控除の記入モレ」に注意!
- Q.控除になるもの全部おしえて!
- 交通費・市販薬・レーシック…も医療費控除に
- Q.セルフメディケーション税制と医療費控除、どっちがお得?
- 国民年金、基金or付加年金で、節税と安心を
- Q.年金を払えないときは?お得な払い方って?
- フリーランスの退職金、小規模企業共済
- Q.税理士はみんな入ってる、小規模企業共済のメリットって?
- 自分で選ぶ、フリーランスの年金iDeCo
- Q.iDeCoの金融商品、どれを選べばいいのやら…
- ふるさと納税で楽しみながら節税する
- Q.ふるさと納税が向いてる人、向かない人
- まだまだ!こんな控除もありますよ
- 税金と申告の質問&勘違い 税金が戻る?還付って何?
- リスク&将来にも備える「控除」の鉄則
- 3章 確定申告、e-Taxと青色申告は外せない! ~税理士さんイチオシの65万円控除ほか特典~
- IT時代の節税はe-Taxで青色申告!
- ひと目でわかる! 申告&納付カレンダー
- 青色申告の手続きをしよう
- Q.青色申告、すぐにできる? 一度選んだら白色には戻れない?
- 自分に合った会計ソフトを選ぼう
- Q.青色申告ソフト、ぶっちゃけどれがオススメ?
- 青色申告の特典で節税!注意点も…
- Q.青色申告はリスクにも備えられるって、どういうこと?
- 家族に給料を払って節税する
- Q.家族の給料、いくらがオトク?
- 国税庁のサイトからe-Taxがオススメな理由
- Q.パソコン持ってません。スマホだけで青色申告できる?
- e-Taxに必要なものの準備は…
- Q.一人でできるか不安…手伝ってくれるところはある?
- まだある!青色申告のメリット
- 税金と申告の質問&勘違い 赤字なら確定申告しなくていい?
- IT時代の節税はe-Taxで青色申告!
- 4章 気になる「インボイス制度」ほか、情報収集のツボ ~信頼できるタイムリーな情報は、こうしてゲット~
- オトク情報入手は、ネットをフル活用!
- 専門家のSNS・動画・ウェビナーを活用しよう!
- Q.インボイス制度など、税制ニュースにどう対応すべき?
- サルでもわかる! インボイス制度 一問一答
- ざっくり図解! インボイス制度で何が変わるの?
- ざっくり判定! インボイス、登録すべき?orしなくていい?
- Q.インボイス制度の「経過措置」とか「2割特例」って何?
- 自治体&税務署ほか、公けの機関をフル活用!
- Q.お役所で使えるサービスは?税務署で気をつけることは?
- 起業&事業運営のプロに相談してみる
- Q.補助金・助成金って何?簡単にもらえるの?
- 節税関連の役所・団体のサイトを検索してみよう!
- 税金と申告の質問&勘違い インボイス登録したら税抜会計?
- オトク情報入手は、ネットをフル活用!
- 巻末付録 お役立ち節税事例集
- 開業初年うさこさんの場合
- 副業ブロガー・ノリテツ君の場合
- 妻子連れオオカミさんの場合
- ぼちぼちフリーランスおサルさんの場合
- ラーメン店起業メンタツさんの場合
- おわりに
- アンケート内容と集計方法について
はじめに
多めの税金を国に納めているフリーランスが多いです。
お得なのにやっていない、ということがたくさんある人が周りにも見受けられます。
経費をしっかり計上して、控除を準備し、e-Taxで青色申告をすることが、節税には欠かせません。税理士さんもサブスクもなし、ミニマムな手間で節税できたら小規模フリーランスにとっては助かるはずです。
いつもより売上が多いときの節税法
短期的に売上が伸びて利益が膨らむ場合は、事業で使うお金を見なすチャンスにしてみてはいかがでしょうか。
備品なら1組10万円未満なら経費になります。「広告費」として計上できるようなことであれば、金額の制限は特にありません。注意として、CADやECサイトなどプログラムで動くソフトウェアを広告費として計上するのは難しいです。
経費になるのは、実際に事業の利益に貢献できる費用です。節税のためにと無駄遣いをして利益を減っていは本末店頭なので、買うときに考える癖をつけると良いでしょう。
小規模企業共済
小規模企業共済制度は、個人事業主などのための、積み立てによる退職金制度です。
掛け金を全額控除できます。
掛け金は1000円~70000円まで500円単位で自由に設定が可能です。加入後も増額・減額ができます。
65歳になったときに一括で受け取るときは退職所得扱いになり、分割受け取りの場合は、公的年金等の雑所得扱いになります。どちらも税制メリットがあるものです。
e-Taxで青色申告する特典
特典
●青色申告特別控除65万円
●家族を従業員にして支払った給料が全額経費になる
●30万円未満の工程資産を一括で経費にできる
●3年間にわたり赤字繰り越しができる
●貸し倒れ引当金を経費にできる
自分に合った会計ソフトを選ぼう
会計ソフトは、インストール型とクラウド型があります。インストール型は余計なロードを挟まずネット接続なしで、ガシガシ書き込めるので、税理士に人気があります。経費などの費用を、つど入力するようならクラウド環境で入力していってもそんなに苦ではありません。データの移行や損失も心配する必要がないのがクラウド型のメリットです。
また、「簡単仕訳帳」で、シンプルに入力していくのもオススメです。手軽で、最小限の入力で済みます。なにより2000円以下で始められるので、小規模フリーランスの青色申告の第一歩として選択しやすいです。
感想
サイト管理人
私の場合は、やよいの青色申告で初めからガシガシ書いてe-Tax申告しましたが、1人でやっていて、そこまで色々なお金が発生することがありません。青色申告でもそんなに手間じゃないのです。
設けてないなら、チマチマ会計ソフトで入力しないで、白色申告でいいじゃないかと思う人もいますが、結局、集計しなければならないので、青色申告と手間が同じです。結局のところ、税理士さんを雇えるくらいの余裕がなければ、この申告の手間は意外と省けません。
だったら、3年赤字の持越しもできるし、青色申告でいいのです。65万円の控除ということは利益分から65万円引いた税金額でいいのだから、むしろそこまで儲かっていない人のが、お得感があると思います。
税金を払いたいと、わざわざ思うのであれば好きにすれば良いと思います。そうではないなら、読みやすい書籍から申告方法を学んでみてはいかがでしょうか。