※ 毎朝、5分以内で読める書籍の紹介記事を公開します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
目次
書籍情報
物語思考
「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術
発刊 2023年9月5日
ISBN 978-4-344-03740-3
総ページ数 252p
けんすう(古川健介)
起業家、エンジェル投資家、アル株式会社代表取締役。
浪人生時代に「ミルクカフェ」という大学受験サービスを立ち上げたあと、レンタル掲示板の「したらば」を運営。新卒でリクルートに入社後、起業してハウツーサイトの「nanapi」をリリース、2014年にKDDIグループにM&Aされる。
現在は「クリエイティブ活動を加速させる」ために、きせかえできるNFT「sloth」、成長するNFT「marimo」などを手掛けている。
幻冬舎
- 《本書の使い方》
- 世の中のことはだいたいハウツーどおり
- 多くのビジネス書は使い勝手が悪い
- ぼくも動けない人間だった
- マニュアルどおりやれば誰でもうまくいく
- 幸せと成功は違う
- 幸せとは、今(プロセス)が充実している状態
- 成功者ではなく、幸せな人を多くする本
- オープニング「物語思考」とはなにか?
- 物語という「過程」を楽しむ日本人
- この本の流れについて
- ステップ1 頭の枷を外しながら、なりたい状態を考える
- 頭の枷を外して自分の「なりたい状態」を見つけよう
- 「なりたい状態」こそ行動に影響を与える
- 「なりたい状態」を言語化しよう
- 「10年後になりたい状態」を100個書く
- 「こうはなりたくない」から考えるのもアリ
- 「ブレーキ」を外す
- トラウマやコンプレックスとの向き合い方
- 「抽象度」をコントロールして理想に近づける
- 「解像度」を上げていくと現実に近づく
- 要素ごとに数値化してみてもいいかも
- コンフォートゾーンの基準を上げる
- リスト化を完璧にしようとしない
- 無駄をなくそうとするのが無駄
- 未来を予測してもほとんど外れる
- 大きな夢を追う人は、夢がフィットした人
- 年齢によってやり方を変える
- ステップ1のまとめ
- ワークシート①~④
- ステップ2 「キャラ」の作り方
- なぜ最初に「キャラ」を設定するといいのか?
- ぼくもキャラが変わってしまった
- 「僕はいいけどYAZAWAはなんて言うかな」
- 他人は、あなたの行動を見て「性格」を判断する
- キャラとは何か?
- キャラの求めることからキャラの原型を作る
- キャラの性質を抜き出しまくろう
- 「なりたい状態」をもとにキャラを作るべき理由
- ステップ2のまとめ
- ワークシート⑤⑥
- ステップ3 「キャラ」に行動させよう
- キャラは「行動」から”も”生まれる
- 行動がキャラに影響を与える理由
- キャラがしそうな行動を書いて実践してみよう
- ほんとの自分とは何か?
- ステップ3のまとめ
- ワークシート⑦
- ステップ4 キャラが最高に活きる環境を作ろう
- 自分は「自分」をどう認識しているか
- 時代や国が変われば、自分も変わる
- 環境のなかで「役割」が付与されただけ
- 「人は立場によって性格や行動が変わる」
- 勇気がないわけじゃなくて環境が違う
- 環境とは周りの人のこと
- 「物語の登場人物」を変えるだけで自分の性格も変わる
- 自分が望む環境に入り込む方法
- なりたいキャラがいそうな場所を探す間違った方法
- なりたいキャラの人がいそうな環境を探す方法
- サードドアの概念を知る
- 理想のキャラがいるコミュニティに入る方法
- すごい人とつながるサードドアの方法
- つながりたい人の「お客さん」になる
- 断られるのが怖い人のための思考法
- コミュニティに入りやすくするテクニック
- 新しい環境で意識したい「クイックウィン」
- 応援してくれる人を増やす
- SNSでのファンの増やし方
- どういう情報を発信する?
- フォロワー数が1万を超えたら
- SNSのプロフィールをどうするか
- X(Twitter)の細かいテクニック
- ステップ4のまとめ
- ステップ5 物語を転がそう
- やりたいことがなくても目標を設定できる?
- 人生における「名場面」の設定方法
- 「行動計画」を立てよう
- 「どうやるか」をどう決めるか?
- 行動を小分けにしよう
- 物語を転がすためのコツ5選
- 1:不安なことはすべて紙に書き出してみる
- 2:尊敬する人にメールで相談をするふりをしてみる
- 3:アイデアを温めない
- 4:「判断」と「決断」を区別する
- 5:リスク管理表を作る
- 「失敗」が物語をおもしろくする
- ステップ5のまとめ
- ワークシート⑧~⑪
- エンディング 物語にゴールはない
- なぜ今までのやり方がうまくいかなかったのか?
- 未来はどうなるのか? は予想できない
- キャラを作る利点は「客観的になれる」
- なぜキャラクター思考じゃなくて「物語思考」なのか?
- エンディングのまとめ
- おわりに
はじめに
私はハウツーが好きです。マニュアルどうりにやれば、誰でもうまくいく可能性があります。
何かを成功させるためのコツは、「最初は自分の頭で考えない」ことです。多くの場合、すでにノウハウは存在するので、まずはそのとおりにやってみるといいでしょう。
最短距離で人の知識に乗っかったほうがいいはずです。
10年後になりたい状態を100個書く
過去からの積み重ねよりも「未来になっていたい状態」のほうが、現在の行動に影響を与えます。将来こうなっていたいと決めていると、現在のやるべき行動がきまるのです。東大に行きたい人は、今から勉強をします。金持ちになりたいという人は、それに向けて行動をするはずです。
自分の未来を想像するために、10年後になりたい状態を、制限なしに100個くらいかいてみましょう。「エルメスのバッグ」を持つ」でもいいですし、「膝が悪いので病院に行く」みたいなタスクレベルでも、とりあえずは大丈夫です。誰かに見せるものでもないので、ワクワクするものを書きまくると良いでしょう。
10年後にいくら年収があるといいか?
10年後にいくらくらい資産があるといいか?
始めたい趣味は?
いつか欲しいものは?
いつか会いたい人は?
どんなところに住みたいか?
こんな感じに書けると思います。100個書けなくても大丈夫です。
キャラ
なりたい状態のイメージからキャラクターを作り、求められているもの、動き、選択、ライバルといった障害といった設定をつくります。
いきなり憧れの人を書いてしまうと、自分のなりたい状態と一致しません。なりたい状態からキャラを設定して性格などを形づくることができれば、理想の自分に近ずくことができるということです。
どういう情報を発信するか
SNSなどで人気をとるには、みんなが知りたくて、みんなが知らないものを情報発信していくといいと思います。
- 最近の情報
- ニュース、即効性があるもの、難易度は低いが、競合も多く、速度勝負になりがち
- 「違う言語でしかネット上にない情報
- 英語、中国語からの情報のものなど、語学スキルがいるのでニーズが高い
- 現場感のある情報
- 足を使ったもの。レポなど
- 複雑性が高いものを解説
- みんながしりたいけれど、複雑で理解ができていないものをシンプルにわかりやすくする
テーマは統一して、やり続けて制度を上げていくと自分の血肉となっていくでしょう。
名場面をつくる
①定性的なものにする
②ワクワクする形で書く
③自分が記憶しやすく、スラスラ言えるくらいのものにする
数字出ない目標を立てて、ワクワクするような目標にしましょう。「どんなシーンだったか」忘れるようなものでは、すぐに使わなくなってしまいます。覚えやすいものにして、名場面を作っていくと良いと思います。
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