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目次
書籍情報
影響力の魔法
発刊 2023年8月22日
ISBN 978-4-478-11538-1
総ページ数 287p
金沢景敏
TBSに入社。2012年にプルデンシャル生命保険に転職。富裕層を含む広大なネットワークの構築に成功し、「影響力」を発揮するに至ります。2020年に退職して、AthReeboを起業。営業マンとして磨いたノウハウを開発し、営業マンに貢献しています。
ダイヤモンド社
- はじめに
- 「影響力」には、魔法のようなパワーがある
- 人間を動かしているのは、99.9999%「理性」である
- 行動を支配しているのは、「理性」ではなく「潜在意識」である
- ロジカルなプレゼンなのに、まったく相手に響かない理由
- 一度生み出した「影響力」を無限に増幅させる
- 浅はかな”心理術”で「潜在意識」を騙すことは不可能
- 第1章 影響力は「合気道」のようなもの
- 無気力であることも「影響力」の源になる
ゼロから「影響力」を身につける”たった一つの方法”- 「影響力の磁場」と無縁に生きることはできない
- 無力であることも「武器」である
- 自分の「現在地」を知ることが、「影響力」を生む第一歩
- 「偽物の影響力」は自分を傷つける
「義務感」「恐怖心」などで人を動かすのは間違い- 自分の「目標達成」のために、やってしまった「痛恨の失敗」
- 「人間」として拒絶されて、自分を見つめ直すようになる
- 「恐怖心」で人を動かすのは「偽物」の証拠
- 「偽物の影響力」は自分を傷つけるだけ
- 「本物の影響力」は無限に増幅する
相手が自ら喜んで「こちらの望む行動」をしてくれる- 入社1年目の若者に学んだ「影響力」のパワー
- 「影響力」の正体とは?
- 「本物の影響力」は、人生の可能性を「無限大」にする
- 「For me思考」を克服する
相手を「利用」しようとすれば、すべては失敗する- 「For me思考」が、「不信感」「反発」「反感」を生む
- 相手に伝わるのは、こちらが「潜在意識」で思っていること
- 自問自答を繰り返して、「自分の根っこ」を見つめ直す
- 影響力は「合気道」のようなもの
「相手の力」を活かして、「楽」に仕事を動かす- 「For me思考」を克服すると、なぜ「楽」に結果を出せるのか?
- 「目先の利益」を手放すことで得られる、かけがえのない「財産」
- ほとんど何もしなくても、相手が自ら動いてくれる
- 相手を無理やり動かそうとしても、こちらが「消耗」するだけ
- 無気力であることも「影響力」の源になる
- 第2章 「ストーリー」が潜在意識を動かす
- コツコツと築いた「影響力」こそが財産
「手っ取り早くインフルエンサー」になる方法はない- コツコツと「足し算」をするから、「掛け算」で大化けする瞬間が訪れる
- 「棚」に「餅」をたくさん置かなければ、「棚からぼた餅」は落ちてこない
- まず「身近な人」から初めて、コツコツと「信頼関係」を蓄える
- 「自分のキャラクター」を打ち出す
「これが好き」と自己開示すると「親近感」が生まれる- 「自分という存在」を、相手の心の中に入れてもらう
- 「キャラ」が立つと、会話の「ネタ」にしてもらえる
- 名前や肩書きではなく、「キャラ」で認知してもらう
- 「自分はこれが好き」と表現すれば、世界はどんどん広がる
- 「ストーリー」が潜在意識を動かす
”カッコわるいストーリー”こそが「宝物」である- 「数字」や「情報」だけでは、人の心は絶対に動かない
- 心のなかの「傷口」を、思い切って「開示」する
- 自分が「頑張る理由」を、深く深く掘り下げる
- 自分の”カッコわるいストーリー”こそが、かけがえのない「宝物」である
- 「ギャップ」がパワーを生み出す
「驚き」「疑問」が相手の気持ちを惹きつける- 「ギャップ」があるから、人は「興味」「関心」をもってくれる
- 「ギャップ」の背後には、強く心を揺さぶるストーリーがある
- 希少価値も「影響力」の源になる
- 「ギャップ×ストーリー」で、相手の心の深いところに刺す
- コツコツと築いた「影響力」こそが財産
- 第3章 「説得力のある人」がひそかにやっていること
- 「小さな約束」を大切にする
「小さな嘘」が人間関係に”致命傷”をもたらす- 「小さな約束」を軽んじると、大切なものを失う
- 「ささいなこと」の積み重ねが、強い「影響力」を生み出す
- 相手に「いい顔」をするのは、「不誠実」な態度である
- 絶対折れない「自信」のつくり方
「ポジティブ・シンキング」では説得力は生まれない- 「自信のあるフリ」をしても、相手に見透かされるだけ
- どんなときであっても、堂々としている人の秘密
- 「自分との約束」徹底的に守り抜く
- 努力したという「事実」だけが、絶対折れない「自信」をつくり出す
- 相手が「話したいこと」を引き出す
相手の心を惹きつける会話に「話術」はいらない- 会話力を磨きたければ、”思い上がり”を捨てる
- 「面」で話して、「点」を探す
- 相手の「感情」に徹底的に寄り添う
- 相手の「信念」へのリスペクトを示す
- 「褒める」より大切なこと
「褒めて人を動かす」という考え方が間違っている理由- 「褒めて人を動かす」ことはできるのか?
- 相手の歓心を買おうとすれば、周囲の「軽悔」を受ける
- 「褒める」ことよりも、事実を「観察」することが大切
- 「逆風」を「追い風」にする方法
相手が怒ったら「絶対のチャンス」である- 相手の「怒り」をテコに、「関係性」を深める方法
- 徹底的な「謝罪」は、「影響力」を生み出す武器である
- 身体の向きを変えれば、「向かい風」は「追い風」に変わる
- 「虎の威」はどんどん借りる
ただし、「自分の実力」を見失ったとき、すべては失われる- 借りられる「虎の威」は、なんでも借りるべきである
- 社長や会社の「影響力」を活用して、価値を生み出すのが「仕事」である
- 「虎の威」を借りて、身を滅ぼす人が忘れていること
- 「感謝」の気持ちを見失ったとき、すべては崩壊してしまう
- 「小さな約束」を大切にする
- 第4章 「影響力のある人」とのコネクションを築く
- 誰もが一目置く「実績」をつくる
「実績」こそが「影響力」の最大の源泉である- 「実績」によって、確かな「影響力」が手に入る
- 「影響力」を手にしたときに、「危機」は忍び寄る
- 自分より「強い人」「すごい人」に圧倒されたほうがいい
- ダイヤモンドは、ダイヤモンドでしか磨けない
- 心の中の「ハードル」を超える
「一流の人物」との関係値をつくるための鉄則- 「時間」と「手間」をかけることで、相手の「潜在意識」を揺り動かす
- 「影響力」を手に入れるためには、常に、こちらが「先払い」する
- 予約の取れない店の「常連」になる
名店のオーナーの「影響力」と「人脈」を借りる- 「予約の取れないお店」の常連になる”とっておきの方法”
- オーナーが店内にいる飲食店の「常連」になる
- 個性的なオーナーの「影響力」と「人脈」を借りる
- 年商1兆円の「大物経営者」は、なぜ、動いてくれたのか?
- 「返報性の原理」を正しく生かす
「他者貢献」しても報われない人が勘違いしていること- 「親切なのに嫌われる人」が、無意識でやっていること
- 「ギバー」になるために、「自己犠牲」は必要ない
- どんどん「他者の能力」に頼る
100人の能力を借りれば、「影響力」は100倍になる- ある人に「貢献」するために、誰かの「能力」を借りる
- 100人の「能力を借りられれば、「影響力」は100倍になる
- 人々の「望み」や「課題」を知り、それを上手に結び付ける
- すべての人と「対等」に付き合う
一流の人物に「配慮」はしても「遠慮」はしない- 「影響力」のある人物と付き合うときの”落とし穴”
- ”エサ”につられれば、「自信」や「誇り」を失ってしまう
- 「影響力」の有無にかかわらず、すべての人と「対等」に付き合う
- 年商数百億円の社長さんにも、率直に「自分の意思」を伝える
- 誰もが一目置く「実績」をつくる
- 第5章 「影響力」を最大化する方法
- 人脈の「キーマン」はいらない
誰かに「生殺与奪」を握られない絶対戦略- 「キーマン」に頼ることには、”危うさ”が伴う
- 「紹介される人」より「紹介する人」のほうが強い
- 交流会においても、キーマンの「影響力」が鍵を握る
- キーマンに「生殺与奪」を握られてはならない
- 「人脈」を囲い込んではならない
誰かのために「人脈」を使えば使うだけ、「人脈」は増える- 「影響力」を共有することで、お互いに「人脈」を広げる
- 常に「合わせたい人リスト」をつくっておく
- 「わらしべ長者」のように「影響力」は増幅していく
- 「影響力」には”流れ”がある
「影響力」の最上流へとどんどん遡っていく- 「影響力」は、「上から下へ」と流れている
- 「常に上流へと遡る」ことで、「影響力」は最大化する
- 自分にとって「快適な環境」を飛び出すことが大切
- 自分の「ブランディング」をする
自分をハブとする「コミュニティ」を育てる- 「コミュニティ」の存在が、僕に強い「影響力」を与えてくれた
- 「ご縁」をつなぐ相手を間違えてはいけない
- 「テイカー」が紛れ込むと、コミュニティが崩壊する
- 一対一で向き合って、相手の「価値観」を洞察する
- 「ギバーであろう」と努力する姿勢が大切
- 「影響力」の”落とし穴”を知る
自分の「影響力」に無自覚なのは”害悪”である- 「自分はまだまだ」と思い知ることが大切である
- 「影響力」をめぐる、わかりにくいけれど深刻な問題とは?
- 自分の「影響力」がもたらす弊害に「臆病であれ
- 「影響力を発揮したい」願望を捨てる
「価値」を純粋に追求する人こそが最強である- 「影響力」の本質とは何か?
- 80歳の高齢者の何が、人々を動かしたのか?
- 「影響力を発揮しよう」という”邪心”を捨てる
- 人脈の「キーマン」はいらない
- あとがき
はじめに
相手を「理屈で説き伏せよう」とするあまり、かえって敬遠されたり、反発されたりする結果を招いてしまうのが現実です。
人を動かすには、潜在意識に働きかけることが必要です。その働きかけが影響力となっています。人間は感情で動くものなのです。
相手の「潜在意識」はこちらの本心を敏感に嗅ぎ分けます。口ばかりだとすぐに感づかれてしまうのです。
正攻法に徹することが「影響力」を身につける大原則となっています。
「頑張る人」は「頑張る人」を応援してくれる
本質的に重要なのは、本当に「一生懸命に頑張る」ことです。
営業マンとして「これ以上は無理」というレベルで頑張りましたから、相手の「本気」「一生懸命」は動物的な感覚として感じ取ることができます。
メールの返信のタイミングや文面、電話での抑揚から多くの情報を得ることができるのです。そこに宿る「本気」「一生懸命」にリアリティが感じられたときに、はじめて「会おう」という意思決定ができます。
営業マンだった頃の、お客さまも同じ感覚だったのではないでしょうか。
「自分との約束」を徹底的に守り抜く
TBSにいた頃、ずっと補欠だった同級生に”後ろめたさ”を感じていました。レギュラーである私とは違い「本物の努力」を続けていたのです。
後ろめたさを乗り越えるためにTBSを辞めてプルデンシャルの”保険屋”になりました。結果を出すために、やるべきことを徹底的にやり抜くことにしたのです。
他の営業マンより圧倒的に多くのお客様と会うために、週末以外は会社で寝袋にくるまって寝ました。日中はお客様との面談にすべて費やし、帰社後、提案書をまとめるなど事務処理を夜中までかけて行います。お客さまに約束したことは、どんなに小さなことでも必ず守ると心に決めたのです。
約束を守ったという「事実」が手に入れば、「自信」は手に入ります。
「テイカー」と付き合うのをやめる
「テイカー」は、自分の利益のためだけに、人から奪う人です。
「ギバー」は、人に利益を与えると、自分にも与えられることを知っている人です。
「テイカー」に与えても奪われるだけです。付き合ってはなりません。私自身、「テイカー」のお客様に何度も「ギブ」をして、心身ともに消費したことがあります。
世の中で長期的に成功されている方はみなさん「ギバー」です。
「人から奪う」ことで利益を得ようとする「テイカー」は、一時的に成功することはあっても、長期的に持続することはほとんどありません。奪い尽くしたら、次に奪える人を探す”焼畑農業”運用で、ジリ貧なって資金を集めるという方法をとっています。
”成功”する「テイカー」は、一見魅力的な人が多いのです。詐欺師に綺麗な人が多いのといっしょです。それにコロッと騙されてしまいます。
「ギバー」とだけ付き合うようにできれば、人生は一変するはずです。
わらしべ長者のように「影響力」が増幅
「みかん」から「反物」。「反物」から「馬」。「馬」から「屋敷」をもらい長者になったというのが、わらしべ長者のあらすじです。
当初、何物でもなかった私ですが、目の前の人との信頼関係を築き、その方々の「影響力」をお借りしたり共有させていただくことで、超大物の経営者や野球選手ともお付き合いできるようになりました。
大切なのは、お使いをしている方々ひとりひとりが、何を望んでいるかを深く洞察するとともに、その望みをかなえるために誠心誠意努めることにほかなりません。
あとがき
現役のアスリートも、引退後の人生を「セカンドキャリア」と考えていますが、アスリートとして培ったものをベースに、引退後にキャリアアップするという考え方を広げたいのです。
レジェンドアスリートの「影響力を活用して、企業の業績向上に貢献することにより、未来のアスリートを応援するという社会貢献プロジェクトを起ち上げています。社員やお客様とのコミュニケーションを活性化させて、結束力を高める効果が期待できるのです。おかげさまで、すでに数多くの企業さまが参画を表明してくれています。
感想
サイト管理人
左翼よりの報道機関に属し、既に高齢のお客様「テイカー」が多くを占めているようなガン保険や生命保険などの商品を、若い「ギバー」精神のある知識のない人に売り込むような仕事をしていた人が、人徳を説いているというツッコミどころがある本になっています。
「その人にあった商品を提供し、ギバーと関わる」というのは、周りに自立した人しかおらず、小さな子どもいないような人には生命保険を勧誘しないということを実践していれば、嘘をついていないということになっています。そんなことは絶対にありません。
営業精神を学ぶという概念で、この書籍を読むのが良いのではないでしょうか。
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