※ 毎朝、5分以内で読める書籍の紹介記事を公開します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
目次
はじめに
32歳の時に独立し、WEB上で建設・不動産のあらゆる相談を受け付けるホームページを開設して15年経ちます。
家という道具は、自分に合ったものを使ってはじめて、幸せを運んでくれるのです。
書籍情報
家を買いたくなったら 令和版
第1刷 2019年9月10日
発行者 WAVE出版
ブックデザイン 水戸部功
写真 松田麻樹
編集協力 八木沢由香
DTP 小平智也
印刷・製本 荻原印刷
ISBN978-4-86621-234-0
総ページ数 239p
長谷川高
株式会社長谷川不動産経済社代表。
WAVE出版
家は「がんばらないで」買う
少し前までは、無理をしてまで家を持つべきだという風習がありました。
オススメするのはその逆で、「無理をしないで家を買う」ことです。
お金があるからといって毎日高級フレンチを食べているわけではありません。そんなことを続けていたら、成人病や糖尿病になってしまうでしょう。庶民もお金持ちも変わらないのです。
「食」だけでなく「住」にも同じことが当てはまります。家も豪華で大きなものだから幸せとは限りません。豪華な家に住んでいる人は、毎年払う高額な固定資産税に悩まされたり、相続税対策などに苦慮しなければならないのです。
不動産情報を集める
インターネットを利用することで、いい物件にありつけることも多いです。しかし、中古物件に限ってはネットに掲載していないことも多く、店頭にいかなければ情報を得ることができません。
不動産業者にとって良い物件は誰かがすぐに買ってくれる物件で、しかも安価な物件です。自分だけで極秘に売りたい、買い手から手数料をもらいたいと思っています。
インターネットでの情報提供に積極的な不動産業者がほとんどです。マンション契約件数のうち、ネットのアクセスが大部分を占める時代になりました。ネットを活用しない手はないでしょう。
新築マンション以外は、不動産屋を訪ねてはネット調べてみてください。優良物件を紹介してくれる確率はおそらく半分以下だと思います。中古物件で優良なものは、残念ながら探すのに手間がかかるものなのです。
住宅にかかる費用
住宅費用
●物件価格
●登記費用
●売買契約書などの印紙代
●地鎮祭などの費用
●購入後の固定資産税(毎年)
●中古物件の場合は仲買手数料
●リフォームやメンテナンス費
上記の費用を踏まえて、頭金と購入後にかかるお金をシミュレーションする必要があります。フリーランスの場合は信用が得られにくくお金を借りにくいので、想像よりも頭金が多く必要になるケースがあるようです。
月の返済負担額を減らすためにローン期間を長く設定しておいたほうが便利です。そして、数年ごとに繰り上げ返済をすると、返済総額は随分違ったものになります。
ハザードマップ
購入を検討している土地を見に行った時、その土地が低地にあたる場合や斜面地だった場合は、警戒が必要です。
必ず地域の役所を訪ねて、「防災課」など自然災害の履歴や災害発生の予測を開示している場所で情報を閲覧しましょう。液状化マップの確認も忘れないようにしてください。
近くに水路や河川がある場合には、地理的に低地だという証拠でもあります。擁壁があった場合には、その擁壁が古いか新しいかは重要です。近年の集中豪雨で亡くなった原因の1つに土砂災害があります。災害が起こりやすい地域に住むのは避けるべきでしょう。
土地が急こう配、河川の地区、谷あい、などの土地に住むのは避けた方が良いと思います。
あとがき
この本を読んだ後で、やっぱり家を買わないと決断しても良いのです。
私は住宅評論家ではなく、不動産業界における現役のプレイヤーです。現場の人が書いたものを役立てていただけたらとの思いで執筆しています。
感想
サイト管理人
不動産で紹介された物件が、ネットで個人が売りにあげていることもザラにあるので、直接取引して仲買手数料を取られなくて済むこともあります。中古でいい物件を安く買いたい場合でも、ネットを活用した方が良いことを付け加えておきます。
資産として家を見た場合に、どうしても価値が下がっていくものですから、あまり魅力的な財産にはなりません。
定額で高い料金を取られる家賃なのに、価値がつかないという厄介な道具でもあります。我慢して安すぎる物件に住むことや、見栄を張って高い物件に住むなど、無理して買うことはないとのことです。
家を購入する機会があったら、参考にさせていただきます。
下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。
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