気づかいの壁

※ 毎朝、5分ほどで読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 せっかく「気がつく人」なのですから、その素質を存分に生かしたいと思いませんか。

 自分の心の壁と相手の心の壁を乗り越えるのに必要なのは、たった1秒の”判断軸”だけです。

 謙虚な人、
 内向的な人、
 繊細な人、
 人を思いやれる人…

 そんな気づかいの素質の持ち主が、気が利く人になっていく、そのための本です。

 「あなたなら安心して任せられる」

 と、信頼を得て大きなチャンスがおとずれるようになります。

 自分でも思ってもみなかった高みへと辿り着けるのです。

書籍情報

タイトル

気づかいの壁

「気がつくだけの人」を「気が利く人」に変える、たった1つの考え方

第1刷 2023年2月14日

発行 ダイヤモンド社

ブックデザイン 山之口正和、齋藤友貴(OKIKATA)

イラスト meppelstatt

校正 円水社 

印刷 勇進印刷

製本 ブックアート

製作進行 ダイヤモンド・グラフィック社

編集担当 種岡健

ISBN 978-4-478-11609-8

総ページ数 263p

著者

川原礼子

株式会社シ―ストーリーズ代表取締役。

 米国の寿司店で8年女将を経験し、2005年に株式会社リクルートに入社しました。クレーム対応、教育リーダーを経験し、独立。
 顧客コミュニケーション指導、コンサルタント、講師として活動中。

出版

ダイヤモンド社

「乱暴な言葉」を言い換える

UnsplashFraser Cottrellが撮影した写真

 「一本、お客さんにメール投げといて
 「この苦情、そっちで処理していてよ
 「大事な商談だから爪痕を残してこいよ

 このような言い方は、言っている側は勢いにノッているのかもしれません。しかし、言われる方はモヤモヤします。

 特に男性に多いと思いますが、乱暴なほうがカッコイイと思っていれば、それは勘違いです。

 モヤモヤする共通点は「人をモノ扱いしている」ことにあります。日常的に使っていると、傲慢な態度がついでしまうこともあるのです。

 すべての言葉を丁寧にする必要はありません。「お客様」「商品」「取引先」などに関することは、ちゃんと日頃から尊重するようにしましょう。

 大切なことを裏表なく丁寧に扱っている人は、とても好印象です。

言い切る

Image by edwaremad2020 from Pixabay

 「これ明日までに必要なんだけど」

 言われたほうは、「今日にやったほうが良い」「明日ゆっくりやればいいか」「今すぐやったほうが良い」と、解釈の違いが発生します。

 言った、言わないを生み出すのは、お互いにとってストレスになるのです。

 相手に確実なことを伝えたい場合は、「言い切る」ようにします。「限定」を超えて「断定」しましょう。

 部下や後輩が迷いなく行動できるように、業務の最優先課題を伝えることです。

 どうしても言い切ることが苦手な人もいるでしょう。その場合は、言い切ったあとに「フォロー」を加えればいいのです。

 「わからなければ、また聞いてください」などを添えると良いでしょう。

「全部」伝えない

UnsplashGeometric Photographyが撮影した写真

 営業職であれば、事前に調べた顧客情報が契約の決め手になります。

 時間をかけて調べたことであっても、アピールしすぎるのは無粋なのです。最初は嬉しくても、それが続くと「あざとさ」が見えてきます。

 情報をもっていても、それらはあくまでストックです。相手が関連することを話してきたとき、さりげなく出して共有するくらいで丁度いいのです。

 困ったら使う程度にしましょう。

 雑談のネタや沈黙して困ったときに使うくらいのものだと認識することが大切です。用意したネタの8割くらいは披露しません。

 人と気持ちよく会話することが目的です。アピールするものではありません。

小さな約束ほど「守り抜く」

Image by Cheryl Holt from Pixabay

 「今度持ってくる」「機会があったら」「落ち着いたら」

 どのくらい「今度」を実行しているでしょうか。

 緊急性のない業務や雑談中に交わした小さな約束ごとは、優先順位の後ろに追いやっています。

 言われた方は案外、忘れていません。「小さな裏切り行為」になることもあります。「口だけ」というイメージがついてしまうのはもったいないです。

 職場で誰にでもできることは、「小さな約束だからこそ守り抜く」姿勢です。

 相手にも安心感が生まれるでしょう。

おわりに

 どんな文化や風土も「最初にやり始めた人」がいます。

 組織内に気づかいの輪を広がって、社風が作られていくのです。

 勝手に望む社風が出来上がっていくことはありません。

 さりげなく気づかいを続けていくことで、いずれ相手からも同じように返ってきます。そうして、変わった組織を数多く見てきました。

 気づかいを続けることで、仕事の業績や結果につながります。チャンスや運は、そんな人に訪れるのです。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 小さな約束を守ることは、急ぎではないけれどやりたいことを実行することに繋がります。

 気が利くと言われ、社内で気分よく過ごしたい。そんな思いはあっても、なかなか難しいものです。

 この本に書かれている気づかいを、全て守ることは当然厳しいですが、6割もほぼほぼ無理だと思います。「7つの習慣」などの自己啓発書に書かれていることを守ろうとして、実践してみると出来ないことに気がつくことがありました。本書籍のやり方を実行しようとしてできなくても、気にしすぎないことが必要でしょう。

 本当はこうしたほうがよいというHowToを知っていれば、ちょっとずつ自分の意識が変わると思います。

 この本を機に、気づかいの壁を越えるキッカケを掴んでみませんか。

 下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。

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