※読んだ本の一部を紹介します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
はじめに
利益は、売上から原価、販売管理費、人件費などを引いたものです。
「付加価値」をつけても商品が売れるとしたら、その付加価値分はそのまま利益になります。
付加価値をつくる上で「感動こそ価値の源泉」という言葉がカギです。お客様からの感謝が増えて、最終的にあなたの人生を豊かなものにして下さい。
目次
書籍情報
タイトル
付加価値のつくりかた
著者
田尻望
株式会社カクシン 代表取締役CEO
キーエンスにてコンサルティングエンジニアとして、技術支援、重要顧客を担当し、その経験が高収益化コンサルティングの基礎となっています。独立してからも、経営戦略コンサルティング行い、中長期発展するために仕組みを提供しているようです。
出版
かんき出版
付加価値の3種類
付加価値
①置換価値
今より便利に、今と同じ感情を味わえる価値
②リスク軽減価値
つらい感情を感じるリスクを減らせる価値
③感動価値
今より高い位置の感情を味わえる価値
今使っている製品やサービスを、他の製品やサービスに置き換えて便利します。今と同じ満足感を満たしたいというニーズに応える価値が、置換価値です。
将来、機械が故障してしまったときに備える保障など、リスクを減らす価値のことをリスク軽減価値といいます。
感動価値は、「その人がまだ感じたことのない感動」がベースになっています。こと価値は高付加価値となりやすく、付加価値の中で一番重要だと思うのです。
付加価値をつくりだす基本構造
会社全体が付加価値をつくる
企画をつくる人、営業する人、商品を開発する人、宣伝を行う人、みんなで付加価値をお客様に提供しています。
大事なのは、会社全体が繋がって連動していなければならないことです。
分担で決められている部分しか見えていないと、何をベースにして売りにしているのかが伝わっていない状態となり、付加価値が機能しない分断状態になります。
自分は何のために、何をすればいいのか、何ができるのかを考えましょう。
「わかっている」と思った瞬間に二流になる
「ニーズの探求に終わりはない。わかっていると思った瞬間に二流になる」
時折、そんなことは「わかっている」と言いたげな表情を浮かべる人がいます。そのことの危険性をわかってもらわなければなりません。
使う側は、自己弁護のつもりかもしれませんが、使われた側ではアドバイス拒絶、情報提供拒絶の言葉になります。
ニーズをつかむために必要な情報提供が止まってしまうのです。
お客様の声をヒアリングし続けて、「これで、すべてわかった」ということはないことを、しっかりと認識しておいてください。
付加価値はバックオフィスにも
例えば
営業が30分かけている資料整理などの雑務があるとします。
1日30分×年間240日=年間120時間
1カ月の労働時間を170時間とすると、
120時間÷170時間=0.7
営業が1人あたり1カ月300万円稼いでくるとすると、
300万円×0.7=210万円
年間210万円の雑務の仕事があるということです。
バックオフィスでの仕事も、できるだけ雑務の仕事を減らすことができれば、かなりの成果につながる可能性があります。
仕事全体の流れをみて、どうやったらスムーズに動かせるかを考えることが重要です。オフィスでの仕事も、作業を減らし仕事を増やしていくことで利益に貢献することができます。
感想
サイト管理人
おそらく、3章にあたる部分が重要なのかもしれません。気になる方は手に取ってみて下さい。
この紹介ページでは、特定の企業の内容に触れない部分で、なおかつ、分かりやすかった部分を紹介しました。
お客様の未体験を提供できれば、商品になっていきますし、リピーターになってくれるかもしれません。
そこで、未知の体験がなければ付加価値がつかないのか、考えてみました。タンスの角に小指をぶつけなくなるシールを開発したとして、エンドユーザーは小指をぶつけないことが未体験なわけではないのです。未体験を提供しなくても需要に対して付加価値を付けることはあると思います。
成功例はあるようで、消費者として面白い商品が発売されるのを期待したいです。
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