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目次
書籍情報
99%が知らない
SNSの新しい稼ぎ方
発刊 2024年4月23日
ISBN 978-4-86680-270-1
総ページ数 308p
新井亨
株式会社RAVIPAグループ代表取締役社長。
サブスクD2C総研株式会社代表取締役社長。
株式会社Telemarketing One 代表取締役社長。
P2Cビジネスプロデューサー。
北京へ留学し、在学中に貿易会社事業などで起業。不動産、美容、貿易など複数ビジネスを成功させた連続起業家です。帰国後、上場企業などの相談役を経て、オリジナルブランドを立ち上げました。集客・運用・CRMについて上場会社とのセミナーを全国で行っています。
フォレスト出版株式会社
- はじめに
- 第1章 YouTuberでも稼げているのはほんのひと握り
- ネットの中にお金は落ちているのに、なぜか拾えない人たち
- YouTuberが稼げなくなっている大きな原因
- インフルエンサーの9割は、マーケティングの勉強をしていない
- これを知っていれば、フォロワー数が少なくても、マネタイズできる
- 突然のアルゴリズム変動、規制強化に振り回される時代
- アルゴリズム変動、規制強化に振り回されないために心得ておきたい2つの大事なこと
- プラットフォーム依存を避けるためにやっておくべきこと
- 広告収入で稼げている2つのジャンル
- 人気YouTuberが「広告収益は10分の1」という衝撃
- 広告収入に依存しない、新たな稼ぎ方がある
- ネット配信ビジネスは、ライバルが毎月数万人単位で増加中
- フォロワー数が少ないのに、爆発的に収益化している人の秘密
- 有名タレントのYouTube参入は、これからもますます増える
- 一般のYouTuberやインフルエンサーが著名人や芸能人に勝てる秘策
- いくらやっても売り上げが上がらない「一人ブラック会社」の負のスパイラル
- 「なんだ、案件か……」のガッカリ感でファンが離れていく
- 「タイパ(時短)志向」っで、ショート動画SNSに視聴者が流出
- ショート動画を上手に活用している人の思惑
- 稼げるインフルエンサーは、何をしているのか?
- インフルエンサーには、「第3の主要キャッシュポイント」があった
- YouTuberが持っている隠れた商品力
- なぜ一般的なプロモーションよりYouTuberのほうが売れるのか?
- 商品やサービスで稼げば、動画編集の外注費も捻出できる
- YouTuberは「1億円の貯金箱」を持っている
- バックエンド商品の開発と販売
- 愛される「ダイマ」VS嫌われる「ステマ」
- ファンが「応援して楽しむ」というコンテンツを目指す
- 自分がCMタレントになるから、広告費はゼロ
- 「普段の動画にCMを打てる」という最強メリット
- ファンは「ライトファン」と「コアファン」に必ず分ける
- 新規購入者には、既存購入者の5倍のコストがかかる
- 「コアファン」と「フリーライド」を分けないリスクにご用心
- 「ファンの期待に応える商品やサービス」でアップセル・クロスセルも自由自在 パレートの法則
- コアファンはお金に糸目をつけずに買う
- ファンをよく見て、ファン層に合った商品を逆算する
- 商品開発における一般メーカーとYouTuberの圧倒的な違い
- ライブ配信に来てくれる「コアファン」に欲しいものを聞こう
- コアファンのニーズを集める方法
- サブスク購入のハードルは、着実に下がってきている
- なぜYouTuberが開発した商品は、ファンから購入してもらえるのか?
- 商品・サービスに存在する2つの価値
- 「お悩み相談」に答えるだけで、ニーズがわかる
- 一度アイデアが採用されたファンは、さらに「コアなファン」になる
- 「視聴者ニーズ×売れるジャンル」の商品・サービスを探そう
- 売れる「商品開発」3つのポイント
- 「悩み」の強い人をターゲットにする ポイント1
- 商品への「納得感」を訴求する ポイント2
- 新規性(新しい切り口)と商品をあなたから買う理由を明確にする ポイント3
- 一方的につくるより、ファンと一緒につくるから売れる
- ファンの当事者意識を醸成させる
- 商品開発は、サブスクを見据えて考える
- サブスク型ビジネスとは、「モノを売る」のではなく「ライフスタイルを提案する」
- コロナ禍が教えてくれたLTVの大切さ
- 自分の商品やサービスを使えば、一生「動画ネタ」に困らない
- 「サブスクP2C」なら、始めてでも一人でも成功できる 「サブスクP2C」の始め方
- 私はたった1つのシャンプーで、年商10億円稼いでいます
- 「サブスク×D2C(P2C)販売」という、すごいビジネスモデル
- 「D2C」のデメリットをカバーする「P2C」
- P2C商品の代表事例
- 中間業者が入らないので、必ず儲かる
- D2CもP2Cも、「社員一人」で「億」を生み出せる
- 「D2C」「P2C」ならではのハードル
- モール型ビジネスをやっている限り、顧客データは一生入ってこない
- 顧客データを自分のものにする秘策
- あなたしか提供できない商品だから、価格競争に巻き込まれない
- 信用できる人が持っている2つの要素
- 最強のメリットは、あなたが値段を決められること
- 価格設定の注意点
- あなた自身が最強のブランド価値を持つ
- 自己ブランディングで注意すべきこと
- 「動画見放題」も、こうすればサブスク商品になる
- 同業者にノウハウを教えたら、いずれマネされる?
- P2Cはサラリーマンでも大きく稼ぐ可能性を持っている
- 実は、あの芸能人もP2Cで稼いでいる
- P2Cビジネスの成功者たちの共通点
- 『ながら洗車チャンネル』で年商5億円
- 『ながら洗車チャンネル』が成功した背景
- 異才のYouTuber「げんじ」がアパレル事業で年商30億円
- ファッションブランド立ち上げの舞台裏
- 年商1億円の健康チャンネル『身長先生』
- 士業でもYouTubeで1億円以上稼げる
- 士業の新規顧客獲得に、動画が有利な理由
- マニアックな分野のコンサルでも稼げる
- どんな成功者も不安からはじまった
- ごく普通のサラリーマンでも稼げる
- 価格をしっかり明治するだけで、売上は数倍になる
- 売れないホームページの改善ポイント
- ファンはより濃いコミュニケーションを求めている
- 再生回数狙いの動画は売れにくい
- ストックした動画がタッチポイントを増やす
- このプロセスがリスクを最小限にし、売上を最大化する
- 「推しのこだわりが詰まった逸品」が高値で売れる
- コアファンは、推しに課金する機会を常に探している
- お金儲けの匂い、売ることへの抵抗心との向き合い方
- ファンは「推し活」「推しメン」にとにかくお金を使いたい
- 「推し活」が広まった3つの背景
- 「推し活」と「課金」の関係
- 複数のタッチポイントで、コミュニケーション頻度をアップ
- 「動画で取り上げられたいファン」は、行列をつくって待っている
- 公式販売前の「人数限定・商品お試しイベント」で盛り上げる
- 公式販売前イベント開催での注意点
- 「ファンとの交流会」の最大のメリットとは?
- 月額制オンラインサロンで「一緒に学ぶ仲間」になる
- オンラインサロンをつくるときのポイント
- 「ファンマーケティング」を理解すれば、企業で活かせる
- 商品プロデュースは全部外注できる
- 最初の商品の売れ行きが、その後を左右する
- 渾身の商品を出すためのチームづくり
- 各専門家に外注したほうがいい理由
- 動画づくりと配信に専念して純利益数千万円
- 売れる商品開発のステップ
- 「めんどくさいので、丸投げでやってほしい」でもOK
- 商品があっても、コールセンターがないと売れない
- 美容系商品・サプリメントは、最低ロットなど、素人にはハードル高め
- プロと組むと得られる、意外なメリット
- なぜあのチャンネルのサプリは、爆発的に売れるのか?
- スポーツチャンネルで売り上げが上がっている商品
- スポーツ系YouTubeチャンネルで陥りやすい罠
- YouTubeショート動画をつくるときのポイント
- ブランドイメージを左右する「お客様対応」こそ、プロに任せよ
- サブスクP2C事業でYouTuberが陥る罠
- 相場感がないので、OEMメーカーのいいなりになってしまう
- まだまだある初心者が陥りやすい罠
- 罠にひっかからないための対策法
- 売りっぱなしだと、クレームの数が蓄積していく
- 理想的な在庫確保数
- たった1つの書き込みで売上が1000万円ダウン
- 自分の発信内容にも要注意
- チームでビジネスをしないと、疲弊してジリ貧になってしまう
- HIKAKINもぷろたんも、「人気すぎて在庫切れ」のクレーム
- 「永久に食べ放題」の「できない約束」をして大炎上
- ビジネスを続けていくコツ
- やみくもに新規フォロワーを増やしてはいけない
- 資金ショートを防ぐには「財務戦略」が必須
- サブスクは融資のハードルが低い
- おわりに
紹介文
SNSを使った収益化の方法として、従来の広告収入やアフィリエイトに留まらず、オンラインでの個人ブランド構築、クリエイティブなコンテンツの開発、そしてフォロワーとの直接的なエンゲージメントを通じた売上の創出を提案しています。このアプローチは、多くの人々が気付かないSNSの潜在能力を引き出すものです。
本書の核心にあるのは、「パーソナルブランディング」の重要性です。新井氏によると、個人の特性を生かし、それをブランド化することで、特定のニッチ市場において影響力を持つことができるとしています。具体的な事例を交えながら、どのようにしてフォロワーを増やし、その信頼を収益に変えるかが詳細に説明されています。
ただし、新井氏の提案する方法が全ての人にとって有効であるわけではないことも、書籍では正直に議論されています。成功するためには、持続的な努力、創造性、そして時には運も必要です。また、プラットフォームの変化に迅速に対応する柔軟性も求められます。
『99%が知らないSNSの新しい稼ぎ方』は、SNSを利用したビジネス戦略に新たな視角を提供する一冊です。これからSNSでのビジネスを考えている人、または既存の戦略を見直したいビジネスオーナーやマーケターにとって、多くの示唆に富んだ内容が詰まっています。読み進めるうちに、SNSの持つ無限の可能性が見えてくるでしょう。
試し読み
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
YouTuberが持っている隠れた商品力
私は、インフルエンサーの皆さんにサブスクリプションビジネスについて教えてきました。商品やサービスの売り方を理解しているだけで、数千万円の売り上げを軽々と達成することが可能です。
特にYouTuberは「商品力」において群を抜いて優れていると感じます。彼らが多くのファンを獲得していることが、その強みとなっています。また、視聴者にとって圧倒的に身近な存在であることも大きな利点です。
YouTubeでは、ファンの性別や年齢層、再生回数などのデータが確認できます。これにより、どのような商品やサービスが求められているかを予測しやすくなります。その結果、視聴者にマッチしたサービスや商品を提供できるのです。
また、YouTubeは検索したりサムネイルをクリックするといった能動的な行動が求められるメディアです。そのため、番組と視聴者の関係性はテレビと比べてより深いものになります。
サブスクの購入のハードルが下がっている
収益化を目指すなら、継続的に売上を生み出すサブスクリプションモデルがおすすめです。AmazonやNetflixなど、月額制サービスを提供する企業が多く存在し、消費者がサブスクリプションを継続するハードルは低くなっています。これにより、共感を得た事業者やインフルエンサーの商品やサービスを購入しやすくなりました。
提供するサブスクリプションが顧客を満足させることができれば、彼らは継続して支払い続けるでしょう。ただし、解約が容易な点も考慮する必要があります。しかし、ファンに支えられるYouTuberの場合、定期的に安定した売上を上げることが可能です。
ファンマーケティングを理解しよう
無形商品でマネタイズ
無形商品(スキルやノウハウなど)を用いたマネタイズ方法を考えてみましょう。無形商品は物理的な製品がないため、高い利益率が期待できます。
提案するサービスには、コンサルティング、トレーニング動画、レッスン動画、コーチング、占い、ノウハウを提供する動画、カウンセリングなどがあります。
価格設定は、低価格帯、メイン商品、高価格帯の3つの層を設けることが重要です。例えば、「松」プランでは1対1の対談、「竹」プランでは講習、「梅」プランでは限定動画視聴が提供されます。
社会的意義を付与する
例えば「より多くの人々の健康を促進する」などの社会的意義をプロジェクトに組み込むことで、利益追求だけでない価値を明確にしましょう。
LP(ランディングページ)をわかりやすく作成する
- 問題提起
- 親近感の獲得
- 解決案の証明
- 限定の提示
これらのステップを踏むことで、LPは効果的に顧客の心理に訴え、購入確率を高めます。この順番で文章を整理すると、より説得力のある内容になります。
チームでビジネスしろ
仕事が集中し、一人で複数の仕事に取り組むうちに、受けた仕事をこなすことができなくなってしまう悪循環に陥ります。
この問題の大きな原因は、「ビジネスを一人でスタートさせること」にあります。特にYouTuberがこの悪循環に陥ると、会社員と比較して桁違いのダメージを受けることがあります。会社員であれば、仕事が滞っても周囲の人間やチームがカバーしてくれますが、個人で活動している場合、そのような支援は期待できません。
P2Cビジネスは規模が大きく、「とりあえず始めよう」と軽い気持ちでスタートすると、予想以上に引き合いが多いことがあります。成功を目指すためには、販売数量の増加を見込み、初めからチームを組むことが重要です。
最低限、「どこに何を外注できるか」を知っておくことが肝心です。特に顧客対応と商品販売は、専用のチームを組むべきです。何よりも重視すべきは、「顧客の信用」を守ることです。
迅速に顧客の不満に対応し、Q&Aを設置しておくことで、問い合わせ数を減らすことができるでしょう。